予算20万円くらいでゲーミングPCを探している方に向けて、おすすめモデルをピックアップしました。
人気ゲームでどれくらいフレームレートを出せるのか、ゲーム以外の用途ではどれくらい活躍するのかなど、必要な情報もまとめています。
近いうちにゲーミングPCの購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
予算20万円のスペック目安
予算20万円で買えるのは、いわゆるアッパーミドルといわれるモデル。
ハイスペックには一歩届かないといったところでしょうか。
搭載されるスペックはメーカーによって差があるものの、フルHD解像度のモニターならほとんどのゲームをサクサク動かせます。
将来的に競技シーンを目指している方をはじめ、人気ゲームを本気でやりこみたい方もストレスなく使えることでしょう。
とはいえハイスペックモデルと比べて劣る点があるのも事実。
注意点含め、どの程度のことができるのかご説明します。
グラボはRTX 3060 Ti
予算20万円で探すなら、グラボはRTX 3060 Tiがおすすめ。
RTX 3060と名前は似ていますが、前世代のハイエンドモデルにあたるRTX 2080 Tiに匹敵する性能があります。
RTX 3070 | |
---|---|
RTX 3060 Ti | |
RTX 2080 Ti | |
RTX 3060 | |
RTX 3050 |
フォートナイトはレンダリングモード「パフォーマンス」ならフレームレートは平均240を余裕で超えますし、Apex Legendsも低画質なら平均144以上で安定します。
ただし、ゲームによってはCPUとの組み合わせでフレームレートが大きく変動するので要注意。
11世代のCore i5をはじめ、Ryzen 5 5600Xと組み合わせて検証した結果をまとめているので、あわせてご覧いただくとより分かりやすいです。
WQHDやレイトレも快適
RTX 3060 Tiならレイトレーシング(DXR)対応ゲームも最高画質でおおむね快適にプレイできます。
ゲームによってはフレームレートの平均値が60を下回りますが、プレイに支障が出るほどではありません。
軽めのゲームなら4Kでもストレスなく動かせますし、WQHDまでなら多くのゲームを最高画質で楽しめます。
1080pかつ60fpsで配信
グラボがRTX 3060 Tiなら、TwitchやYoutubeでのライブ配信もスムーズにこなせます。
筆者の経験上、軽めのゲームなら最高画質で1080かつ60fpsで配信も可能。
グラフィックの重いゲームは多少調整が必要になりますが、配信に力を入れたい方にも安心しておすすめできます。
CPUとの組み合わせで配信時の安定性や快適度が変わります。
アバター表示も可能
FaceRigなどのアバター表示ソフトを使用しながらの配信も、グラボがRTX 3060 Tiならスムーズにいくことが多いです。
使用するソフトや配信するゲームによって差はありますが、PC1台でVTuberとしてデビューしたいなら、グラボはRTX 3060 Ti以上がひとつの目安。
アバターを表示しながらのゲーム実況はPCの負荷が大きいため、CPUもCore i7やRyzen 7以上を推奨します。
動画編集もサクサク快適
RTX 3060 Tiを搭載したゲーミングPCなら、動画編集も快適にこなせます。
フルHDで録画したゲームのクリップを編集する程度なら、ストレスを感じる場面はありません。
4K動画の編集やAfter Effectsなどのソフトもフル活用するとなると、メモリは32GB(16×2)積んでおきたいところ。
どの程度動画編集に力を入れるかによって搭載すべきスペックを判断してください。
ゲームがメインで動画編集は月に数回する程度なら、メモリは16GB(8×2)でまったく問題ありません。
おすすめゲーミングPC
予算が20万円くらいあると、ゲーミングPCの選択肢が一気に広がります。
デスクトップとゲーミングノート、それぞれおすすめモデルをピックアップしました。
ノートにはRTX 3060 Tiがないため、RTX 3060またはRTX 3070から選んでいます。
また、掲載している仕様および価格、キャンペーン情報などはすべて記事執筆時点のものです。
定期的にチェックはしていますが、最新情報は必ず各メーカーの公式サイトでご確認ください。
20万円以下で買える(記事執筆時点の価格)ゲーミングPCの実機レビューは、こちらのページからもご覧になれます。
Lenovo Legion T550
記事更新時点で圧倒的なコスパを誇るのがLenovo。
他社ではRTX 3060 Tiクラスに落ち着くところ、RTX 3070が買えてしまいます。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5800 |
GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD 2TB HDD |
販売価格 | 169,400円(消費税・送料込) |
Ryzen 7 5800は一般流通しないOEM専売モデルで、市販されているRyzen 7 5800Xと比べると若干パワーが抑えられています。
「X」なしとはいえ、Ryzen 7とRTX 3070の組み合わせで約17万円は意味不明なレベルの安さです。
ストレージも合計2.5TB搭載されており、動画編集などの用途でも活躍することでしょう。
分割払い | 48回まで手数料無料 |
---|---|
サポート | 日中のみ(休業日あり) |
納期目安 | 即納 ※時期やモデルで変動 |
Lenovoの弱点は出荷目安の変動が激しいこと。
記事執筆時点では即納扱いになっていましたが、時期によっては2か月以上待たされることもあるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
PG-Pシリーズ(PG-PQ12T)
こちらはストームで販売中のPG-Pシリーズ。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Core i5-12400 |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
販売価格 | 172,900円(消費税・送料別) |
12世代のCore i5とRTX 3060 Tiでこの価格は業界最安レベル。
しかもケースはPHANTEKS(ファンテックス)のMETALLICGEAR NEO AIRで、定番のブラックはもちろんホワイトも選択可能。
見た目のカッコよさとコスパ、どちらも両立したい方におすすめです。
分割払い | 回数に応じて手数料が発生 ※12回まで手数料無料になることも |
---|---|
サポート | 平日の日中のみ |
納期目安 | おおむね2週間程度 ※時期やモデルで変動 |
ストームの弱点は分割手数料やアフターサポートの弱さ。
その点が気にならなければ非常に魅力的な1台です。
実機をお借りしてレビューしているので、気になる方はあわせてご覧ください。
LEVEL-M06M-124-SAX
パソコン工房で販売中のLEVEL-M06M-124-SAXは、さらに安く購入可能。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Core i5-12400 |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
販売価格 | 172,000円(消費税・送料込) |
ストームと比べるとケースのデザインがやや地味ではあるものの、スペック的には十分。
光学ドライブが標準搭載されているのも魅力のひとつといえそうです。
分割払い | 48回まで手数料無料 |
---|---|
サポート | 24時間365日 |
納期目安 | おおむね2週間程度 ※時期やモデルで変動 |
さすがは大手メーカーというべきか、分割手数料が無料でアフターサポートも充実。
時期によってはポイント還元のキャンペーンも併用できるため、さらにお得に購入可能です。
GALLERIA RM5C-R36T
続いてはドスパラで販売中のGALLERIA RM5C-R36T。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Core i5-12400 |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
販売価格 | 183,280円(消費税・送料込) |
ストームやパソコン工房と比べるとやや高くなるものの、標準仕様で光るケースと、最短翌日出荷という業界トップレベルの超スピード納品が大きな魅力。
また、GALLERIAは価格の変動が激しく、タイミングが良ければもう少し安く買える可能性もあります。
分割払い | 48回まで手数料無料 |
---|---|
サポート | 24時間365日 |
納期目安 | 最短だと翌日出荷 ※時期やモデルで変動 |
GALLERIAは国内でもトップレベルに人気の高いブランド。
最安値にこだわりがなければ、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
HP OMEN 25L(Intel)
こちらも人気が高いHPのOMEN。
OS | Windows 11 Pro |
---|---|
CPU | Core i7-12700F |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 191,500円(消費税・送料込) |
やや値段が高くなるのはCPUがCore i7で、RGBメモリなどを標準搭載しているから。
フォートナイトのようにCPUの影響を受けやすいゲームをメインに考えているなら、なるべくCPUが強いPCを選んだほうが快適です。
分割払い | 36回まで手数料無料 |
---|---|
サポート | 日中のみ(休業日あり) |
納期目安 | 即納モデルなら1週間程度 ※時期やモデルで変動 |
HPの週末セールや期間限定クーポンを活用すると、さらに安く買えることもあるため、気になる方は要チェックです。
Alienware Aurora Ryzen Edition R10
若干の予算オーバーに目をつぶれるなら、Alienwareにも手が届きます。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5800 |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 202,485円(消費税・送料込) |
CPUは「X」なしのRyzen 7 5800を搭載。
追加オプションでRyzen 7 5800Xにカスタマイズもできるようです。
分割払い | 36回まで手数料無料 |
---|---|
サポート | 日中のみ(休業日あり) |
納期目安 | 即納モデルなら数日程度 ※時期やモデルで変動 |
ケースのデザインにこだわりたい方や、人とはちがうゲーミングPCを買いたい方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
予算20万なら選択肢が豊富
デスクトップはモニターやマウスなどの周辺機器が別売りなので、グラボをRTX 3060に落とすのもアリです。
ライブ配信に力を入れたいなら、Webカメラやマイク、オーディオインターフェースなどの機材が必要になる方もいるでしょう。
いずれにせよ予算が20万円あれば選択肢がとても豊富なので、ゲーミングPCで何をしたいのかを整理して、納得のいく1台を選んでください。