予算10万円くらいでゲーミングPCを探している方に向けて、おすすめモデルをピックアップしました。
人気ゲームでどれくらいフレームレートを出せるのか、ゲーム以外の用途ではどれくらい活躍するのかなど、必要な情報もまとめています。
近いうちにゲーミングPCの購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
予算10万円のスペック目安
予算10万円で買えるのは、いわゆるエントリースペックといわれる入門用モデル。
2021年からグラボの価格が高騰していることもあり、必然的にGTX 1650搭載モデルを選ぶことになるでしょう。
CPUやメモリとの組み合わせで多少変わるものの、画質を落とせば人気ゲームをおおむね快適にプレイ可能です。
家庭用ゲーム機と比べると高フレームレートのヌルヌル感を実感できると思いますが、過度な期待は禁物。
注意点含め、どの程度のことができるのかご説明します。
グラフィック設定が必須
10万円前後で買えるゲーミングPCには、ゲームを動かすうえで最小限のスペックしか搭載されていません。
VALORANTやLeague of Legendsのようなグラフィックの軽いゲームであれば、最高画質でも快適に動かせますが、ほとんどのゲームは画質調整が必須。
画質にこだわらなければ、フォートナイトやApex Legendsなども快適に動かせます。
GTX 1650でどれくらいゲームを動かせるのか、検証結果を動画にまとめているので、あわせてご覧いただくとわかりやすいです。
高解像度やレイトレはNG
GTX 1650はレイトレーシング(DXR)やDLSS(Deep Learning Super Sampling)に対応していません。
WQHDや4Kなどの高解像度モニターも完全にパワー不足になるため、あきらめたほうが良いでしょう。
ライブ配信はギリギリ可能
「せっかくゲーミングPCを買うならライブ配信にも挑戦したい!」
と考える方も多いですが、10万円前後で買えるゲーミングPCではパワー不足になる可能性が高いです。
ゲームの画質を最低まで落として、720pかつ30fpsの設定であればギリギリ配信できることも。
1080pかつ60fpsで配信したいなら、最低でもRTX 3060を搭載したミドルスペック以上のゲーミングPCを推奨します。
キャプチャーボードを利用して家庭用ゲーム機やスマホゲームの配信をする程度なら、十分な性能があります。
動画編集はそれなりに可能
10万円前後のゲーミングPCでも動画編集はそれなりにこなせます。
エンコード(書き出し)が遅かったり、プレビューがスムーズに動かないなど、ストレスを感じる場面があることは覚悟しておきましょう。
フルHDで録画したゲームのクリップを編集する程度ならまだしも、4K動画の編集やAfter Effectsなどのソフトもフル活用するには完全にパワー不足です。
ストレージ容量も最小限
動画編集にも力を入れるなら、ストレージは最低でも1TB以上欲しいところ。
10万円前後のゲーミングPCはストレージが500GB以下というモデルも多いので要注意。
注文時にカスタマイズできるメーカーも多いので、予算に余裕があればストレージには余裕を持たせておくのがおすすめ。
何のデータをどれくらい保存するかによって、最適なストレージ容量を判断しましょう。
おすすめゲーミングPC
予算10万円前後で買えるゲーミングPCのおすすめモデルをピックアップしました。
グラボが高騰していることもあり、該当するモデルが非常に少ないです。
内蔵GPUのみでゲーミングPCとして販売されているモデルも散見されますが、当サイトとしてはおすすめしたくないので除外しています。
また、掲載している仕様および価格、キャンペーン情報などはすべて記事執筆時点のものです。
定期的にチェックはしていますが、最新情報は必ず各メーカーの公式サイトでご確認ください。
FRGAH570/WS1650/NTK
まずはフロンティアのセールに登場していたこちらのモデル。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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CPU | Core i5-10400F |
GPU | GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 99,100円(消費税・送料込) |
CPUが第10世代のCore i5ということもあり、ギリギリ10万円に収まりました。
筆者が調べた限り、GTX 1650搭載モデルとしては記事執筆時点で最安です。
分割払い | 可能 |
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サポート | 日中のみ(休業日あり) |
納期目安 | 最短で1週間程度 ※時期やモデルで変動 |
フロンティアのセールは毎週ラインナップが変わるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
G-Tune PM-B-AF
10万円をオーバーしてしまうものの、コスパに優れたこちらもピックアップ。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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CPU | Core i5-11400F |
GPU | GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 113,100円(消費税・送料込) |
当サイトとG-Tuneのコラボモデルで、11世代のCore i5とGTX 1650を搭載したモデルとしては最安と思われます。
分割払い | 36回まで手数料無料 |
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サポート | 24時間365日(LINEもOK) |
納期目安 | おおむね2週間程度 ※時期やモデルで変動 |
マウスコンピューターはアフターサポートがとても充実しているため、はじめてゲーミングPCを買う方も安心です。
コラボモデルについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
HP Victus 16 (AMD)
ここからはゲーミングノートをご紹介します。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
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CPU | Ryzen 5 5600H |
GPU | GeForce GTX 1650 Laptop |
メモリ | 8GB(8×1) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 99,900円(消費税・送料込) |
日本HPが販売するVictus 16は、16.1インチのやや大きめのディスプレイを採用。
リフレッシュレートは144Hzですが、メモリが8GB×1ということもあり、あまり期待しすぎないほうが良いでしょう。
分割払い | 36回まで手数料無料 |
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サポート | 日中のみ(休業日あり) |
納期目安 | 即納モデルなら1週間程度 ※時期やモデルで変動 |
HPのゲーミングPCは在庫状況が不安定で、出荷目安も時期によって大きく変動するため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
Lenovo Legion 560
最後にご紹介するのはLenovoのゲーミングノート。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
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CPU | Ryzen 5 5600H |
GPU | GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB(8×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 102,032円(消費税・送料込) |
15.6型でリフレッシュレートは120Hz。
HPのVictus 16より少し高いですが、メモリが8GB×2なのが魅力。
分割払い | 48回まで手数料無料 |
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サポート | 日中のみ(休業日あり) |
納期目安 | 最短で6週間以上 ※時期やモデルで変動 |
記事執筆時点では出荷目安が2ヵ月以上となっているため、気長に待てる方におすすめです。
もう少し貯金を頑張ることを推奨
2020年以前は10万円で買えるゲーミングPCがたくさんありましたが、今は選択肢がほとんどありません。
GALLERIAやLEVEL∞、Dellなどを買いたい方は、せめて予算12~13万円は用意したいところ。
デスクトップは周辺機器も別売りのため、なおさら予算には余裕を持たせておくことをおすすめします。
ゲーミングPCの購入を急いでいないなら、もう少しお金を貯めてから検討しましょう。