基礎知識

ゲーミングPCメーカーの特徴と失敗しない選び方

本ページは広告・アフィリエイトリンクが含まれます
ゲーミングPCメーカーの選び方

ゲーミングPCを買おうと思ったとき、どのメーカーを選べばいいのか迷ってしまう人は少なくありません。

テレビCMで見かけるような有名メーカーもあれば、知名度は低いもののコスパの高いPCを販売しているメーカーもあったり。

このページでは、ゲーミングPCを販売する各メーカーの特徴と失敗しない選び方について詳しく解説しています。

ゲーミングPCの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

ゲーミングPCは選択肢が豊富

GALLERIA XA7R-R37

PCメーカーといえば、どこが頭に浮かびますか?

ゲーミングPCは各メーカーから販売されていて、選択肢がとても豊富。

具体的な説明に入る前に、まずは基本的なポイントからおさらいします。

メーカーで性能差は出ない

大前提として、メーカーによってゲーミングPCの性能に大きな差は出ません。

ここでいうパソコンの「性能」とは、PCゲームを快適に動かせるかどうかという意味です。

「A社のゲーミングPCは微妙だから買うな」

「パソコンはB社で買っておけば間違いないよ」

などの声を目にする機会もあると思いますが、鵜呑みにするのは危険。

ゲーミングPCの性能を左右するのは、あくまで搭載されているスペックです。

悪評が目立ちがちなメーカー

数あるPCメーカーの中でも、ドスパラは悪評が目立ちがち。

Youtubeでも「ドスパラって大丈夫なんですか?」というコメントが定期的に届きます。

ドスパラが気になっている方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

ガレリアは壊れやすくて初期不良が多い
GALLERIAのネガティブな評判はどこまでが本当なのか「ガレリアは初期不良が多い!」「すぐに壊れる!」 といった口コミや投稿を見かけて心配になる方は少なくありません。 ゲーミング...

スペックが性能を左右する

GeForce RTX3080

ゲーミングPCの性能は、CPUとGPU、メモリの構成が同じであれば(基本的に)大きな差は出ません。

性能に直結するパーツ
  1. GPU
  2. CPU
  3. メモリ

なかでも重要なのはGPU(グラフィックカード)で、性能が高いほど高画質かつ高解像度な映像を滑らかに動かせます。

参考までに、当サイトで計測した主なグラフィックカードのベンチマークスコア(Fire Strike)は以下の通り。

Fire Strike スコア比較
RTX 3080
33,875
RTX 3070
26,828
RTX 3060 Ti
24,173
RTX 2080
23,084
RTX 3060
20,174
RTX 2070
19,031
RTX 2060
14,603
GTX 1660
11,588
GTX 1650
8,440

ベンチマークのスコアが高いほどグラフィックカードの性能が高い、という意味です。

エントリークラスのGTX 1650でも、PS4やSwitchと同等以上の性能は発揮できます。

「そもそもゲーミングPCって何なの・・・?」

という方は、以下の記事で基礎的なことを解説しているので、あわせてご覧いただくとわかりやすいです。

初心者におすすめのゲーミングパソコン
初心者におすすめのゲーミングパソコンFPSゲームなどのオンラインゲームにハマって、ゲーミングPCに興味を持ち始める方はとても多いです。 とはいえゲーミングPCは各社か...

特徴別のおすすめPCメーカー

ここからはおすすめPCメーカーについて具体的に解説します。

今回は以下4つの切り口で、それぞれピックアップしました。

  • 1円でも安い値段で買いたい
  • アフターサポートを重視
  • SNS映えする見た目重視
  • 早く欲しい方は納期に注目

順に見ていきましょう。

1円でも安い値段で買いたい

フロンティアZNシリーズ

「とにかく安く買いたい!」という方におすすめしたいのは、以下の4社。

安く買いたい
  1. フロンティア
  2. パソコン工房
  3. TSUKUMO
  4. ドスパラ

次点でG-Tune(マウスコンピューター)とLegion(Lenovo)も挙げておきます。

10万円前後で買えるエントリーモデルはとくに、同スペックで比較すると価格差はほとんどありません。

値段最優先で探すなら、一押しはフロンティアのセール品。

期間と台数は限られているものの、ときどき意味不明な安さで販売されていることがあります。

フロンティアのセール要注意ポイント
フロンティアのセールでゲーミングPCを買うときの注意点「ハイスペックなゲーミングPCを少しでも安く買いたい!」 と考えたことはありますか? 一部の石油王を除き、きっと全世界のPC...

安い理由を考えることが大事

ケース内部

「そんなに安くて大丈夫なの・・・?」と心配になる方もいます。

事実として、値段が安いということは何かを削っているということ。

低価格を売りにしているメーカーの場合、電源のスペックが最小限で、ストレージも最低限の容量しか搭載していないことが多々あります。

標準仕様の価格は安くとも、あれもこれもとカスタマイズしていくと、結局海外メーカーと変わらない値段になってしまうことも。

性能を左右するのはCPUとGPU、メモリの3点ですが、長く安定して使うためには、電源やCPUクーラー、ストレージなどのパーツにも注目しましょう。

値段が高いのも理由がある

反対に、値段の高いメーカーとして以下の3社が挙げられます。

値段が高い
  1. ALIENWARE(Dell)
  2. OMEN(日本HP)
  3. MSI

多少はブランド料が加算されていると思いますが、個性的なデザインのケースで、電源やストレージも余裕のあるモデルが多いです。

単に値段が高いだけでなく、相応のパーツを搭載しているから高くなっている、と考えるのが妥当です。

DellやHPは、それぞれ低価格帯のブランド(GシリーズやPavilion Gaming)も展開しています。

アフターサポートを重視

G-Tune E5-144

一部の富裕層やマニアを除いて、ゲーミングPCは長く使うのが一般的です。

だからこそ大切なのがアフターサポートの充実度。

アフターサポート重視で選ぶなら、以下の3社が際立っています。

アフターサポート
  1. G-Tune(マウスコンピューター)
  2. パソコン工房
  3. ドスパラ

マウスコンピューターとパソコン工房は同じグループ会社(MCJグループ)で、サポートセンターは24時間365日対応。

さらにマウスコンピューターは電話以外にLINEやチャットでも問い合わせ可能。

「深夜は家族が寝ているので、電話しづらい・・・」という方も安心して利用できます。

ドスパラも2020年1月から電話サポートを24時間に拡大。

ゲーミングPCは夜間に利用する人も多く、深夜に何かトラブルが起きてもすぐに頼れるのは安心です。

海外メーカーはサポートが弱点

具体的な社名は挙げませんが、総じて海外メーカーはサポートが弱いです。

電話をかけても担当者につながるまで何分も待たされたり、ようやくつながってもたらい回しにされたり、担当者の日本語がカタコトだったり・・・

筆者もかつて海外メーカーのゲーミングPCを愛用していましたが、サポートに問い合わせたところ、数日待たされてから英語でメールが返ってきたこともありました。

何かトラブルが起きたとき、ひとりで対処できるなら問題ありませんが、パソコンに苦手意識がある方にはおすすめできません。

Dellは有料オプションで24時間365日対応のPremium Supportをつけられます。

SNS映えする見た目重視

ASUSのゲーミングノート

「ゲーミングPCはカッコよさがとくに大事!」

という方におすすめしたいのは以下の3社。

SNS映え
  1. ALIENWARE(Dell)
  2. OMEN(日本HP)
  3. ROG(ASUS)

いずれもゲーミングPCらしい個性の強いデザインで、SNS映えも期待できます。

なかでもALIENWAREは、YouTuberのヒカキンさんが愛用していることでも有名。

価格は高めですが、性能とデザイン、どちらも妥協したくない方におすすめです。

市販パーツでフルカスタム

パソコンショップセブンのPC

「ピカピカに光りまくるパーティー仕様のゲーミングPCを買いたい!」

「CPUクーラーやケースファンまで自分好みにカスタマイズしたい!」

という方には、市販のパーツでフルカスタムが可能な以下の3社がおすすめ。

フルカスタム
  1. サイコム
  2. パソコンショップセブン
  3. ark

NZXTやSilverstoneなど、自作PCではおなじみの人気ケースをベースに、CPUクーラーやストレージ、メモリなどを細かくカスタマイズできます。

ある程度知識がないとパーツ選びで迷ってしまうことや、自作するより費用が割高になるというデメリットはありますが、自分好みのゲーミングPCが保証付きで手に入るのは魅力。

こだわりぬいた1台が欲しい方は、ぜひ選択肢に加えてみてください。

自作とBTOパソコンの特徴を比較
自作とBTOパソコンの特徴を比較!両者のデメリットを解説「ゲーミングPCが欲しい!」 と思ったとき、ドスパラやパソコン工房のようなBTOメーカーで完成品を買うか、自作するかで迷う方はとて...

早く欲しい方は納期に注目

ドスパラのPC

ゲーミングPCは注文してから届くまで10日前後かかるメーカーが多いです。

「はやくパソコンでゲームがやりたい!」

という方は出荷スピードの速いメーカーがおすすめ。

納品の速さ
  1. ドスパラ
  2. G-Tune(マウスコンピューター)

数あるゲーミングPCメーカーの中で、ドスパラは意味不明なレベルで納品が速いです。

対応モデルはすべてではないものの、多くのモデルが翌日出荷に対応。

お住まいの地域によっては、注文後2~3日でパソコンが届きます。

マウスコンピューターは有料オプションで翌営業日出荷に対応。

通常納期だと1週間前後は見ておく必要があります。

海外メーカーはモデルによって納期にバラツキがあり、タイミングが悪いと1ヵ月近く待たされることもあるので要注意。

見積画面で納品日の目安を必ず確認しましょう。

最速は店舗での購入

「とにかくすぐにパソコンでゲームがしたい!」

と待ちきれない方は、店舗へ直接買いに行くのがベスト。

おすすめは店舗数が多い以下の3社。

店舗で買える
  1. パソコン工房
  2. TSUKUMO
  3. ドスパラ

パソコン工房は店舗数が多く、ツクモは不定期で開催するタイムセールがねらい目。

ビックカメラやヨドバシカメラなど、一部の大型量販店はゲーミングPC専用フロアを設けていて、DellやHP、MSIなどの海外メーカーが購入可能。

メーカーによっては量販店限定モデルも販売しているので、ぜひのぞいてみてください。

ゲーミングPCの取り扱いが少ない量販店、PCショップもあります。事前に公式サイトで確認しましょう。

量販店はカスタムが不可

買って帰れるのは量販店やPCショップの魅力ですが、細かいカスタマイズには非対応。

たくさん売れる商品ではないため、在庫が潤沢ではないというデメリットもあります。

希望に合ったモデルの在庫がなければ、やはりネットで注文するしかありません。

また、ゲーミングノートはまだしもデスクトップは段ボールが巨大なので、車や台車がないと持ち運ぶのが大変という点も忘れずに。

値段とスペック以外にも注目を

G-Tune EP-Z

ゲーミングPCを買うとき、値段とスペックばかりが注目されがちです。

誰だっていいものを安く買いたいですが、価格には相応の理由があります。

また、ゲーミングPCを買うときはアフターサポートや納期なども忘れずにチェックしましょう。

動画にもまとめているので、あわせてご覧いただくとよりわかりやすいです。

各メーカーの特徴や魅力を総合的に比較しながら、希望に合ったゲーミングPCを見つけてください。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です