Core i5-13400FとRTX 3060 Tiのベンチマーク

Core i5-13400FとRTX 3060 Tiを組み合わせて、人気ゲームをどこまで動かせるのか検証しました。

フルHD解像度でゲームをプレイするなら、ベストなパーツ構成のひとつです。

人気のシューターゲームを高フレームレートでヌルヌル動かせるのはもちろん、グラフィックの重いゲームも最高画質で快適にプレイしたい方は、ぜひご覧ください。

検証用PCのスペックや概要

今回、検証のために用意した環境は以下の通り。

CPUとGPUの細かい情報を知りたい方は、こちらをご覧ください。

CPU-Z

GPU-Z

電源は850Wを使用していますが、NVIDIAの公式サイトによるとRTX 3060 Ti搭載PCの推奨電源は600Wとなっています。

ほかのGPUの検証結果

RTX 3070やRTX 3060、RTX 3050でも同じように検証しています。

Core i5-13400FとRTX 3060の組み合わせはCINEBENCH R23をはじめ、CPUの性能差にフォーカスして検証しているため、あわせてご覧いただくとより分かりやすいです。

グラボが変わると価格帯も大きく変わってくるため、予算と用途に合わせて最適な1台を選んでください。

RTX 3070

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RTX 3060

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RTX 3050

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定番ベンチマークのスコア

グラボ以外のパーツ構成はすべて統一して、定番ベンチマークのスコアや人気ゲームの平均fpsを計測しました。

いずれも当サイトで検証したものなので、あくまで参考程度にお考えください。

3D Markのスコア

まずは超定番の3D Markから、主要ベンチマーク3種類を試しました。

Time Spy

Time SpyはAPIにDirectX 12を使用。

RTX 3060 Tiには前世代のハイエンドモデルにあたる、RTX 2080 Tiと同等レベルの性能があります。

Fire Strike

Fire StrikeはAPIにDirect X11を使用。

フルHD解像度のモニターを使用するなら、ほとんどのゲームを最高画質で快適にプレイできるスコアです。

Speed Way

Speed Wayは最新APIのDirectX 12 Ultimateに対応。

下位モデルと比べると、スコアに大きな差があります。

定番ベンチマークのスコア

FF15とFF14（暁月のフィナーレ）のベンチマークソフトを、それぞれフルHDの最高設定で走らせました。

FF15

グラフィックの重いゲームも最高画質で快適に動かせます。

FF14 暁月のフィナーレ

軽めのゲームであれば、WQHDなどの高解像度でもストレスなくプレイ可能です。

人気ゲームのフレームレート

ここからは実際に人気ゲームをフルHD解像度（1,920×1,080）でプレイして、フレームレートの平均値を算出しました。

今回検証したのは以下の通り。

それぞれ順にご紹介します。

フォートナイト

フォートナイトはリプレイ機能を使用し、近接での撃ち合い中のシーンを含む、同一場面の平均フレームレートを計測した結果です。

アンチエイリアスは「TSR 最高」に設定し、解像度は「ネイティブ」で検証しています。

チャプター4でグラフィック設定が大幅にアップデートされたこともあり、DirectX 12の最高画質は激重。

RTX 3060 Tiなら動かせないことはないものの、お世辞にも快適とは言えません。

DirectX 11に変えるとグラフィックが多少軽くなり、平均値は100に届きます。

カジュアルにプレイする分には十分な性能ですが、ある程度やりこむなら画質調整は必須と考えたほうが良いでしょう。

競技設定は「3D解像度」と「描画距離」を最大に設定して検証。

144Hzや165Hzなどのモニターでフォートナイトをプレイするなら、DirectX11の競技設定がおすすめです。

レンダリングモードを「パフォーマンス」に変えると、平均値は400オーバー。

場面によって変動するものの、フレームレートの上限を240に設定すれば、おおむね240に張り付いてくれます。

降下中などは瞬間的に200を下回ることもあり、240固定にこだわるならCPUをCore i7やRyzen7以上に変えたほうが良いでしょう。

Apex Legends

Apex Legendsは射撃訓練場でバンガロールのウルトにグレネードを重ねて、前後の平均値を計測しました。

実際のマッチでは＋20～30程度は平均値が伸びるため、あくまで比較用の数値としてご覧ください。

RTX 3060 Tiでカジュアルマッチを試してみると、低画質ならフレームレートはおおむね240前後で安定。

撃ち合い中などは200を下回ることもありますが、ストレスなくプレイ可能です。

VALORANT

VALORANTはプラクティスのスパイク解除モードで検証。

スパイクラッシュなどを実際にプレイすると、場面によって平均値が50～100程度落ちると考えてください。

グラフィックが軽く、CPU依存度の高いゲームということもあり、ほかのゲームほど大きな差は生まれません。

今回の検証ではわずかながらRTX 3070より高いスコアが出ていました。

Rainbow Six Siege

レインボーシックスシージはベンチマークモードで検証した結果です。

このゲームも実際のマッチではフレームレートが50～100程度落ちると考えてください。

CoD:MW2

CoD:MW2もゲーム内のベンチマークモードで計測。

このゲームはベンチマークの結果と実際のマッチであまり差が出ません。

RTX 3060 Tiなら最高画質のままでも快適にプレイ可能です。

ガチでやりこむなら推奨設定などに変えたほうがより快適です。

レイトレーシング性能

レイトレーシング対応ゲームの平均フレームレートも検証しました。

今回検証したのは以下の通り。

いずれも最高画質のDXR ONでベンチマークモードを走らせた結果です。

WATCH DOGS LEGION

WATCH DOGS LEGIONのように極めて重たいゲームでも、RTX 3060 Tiならおおむね快適に動かせます。

FARCRY6

FARCRY6はレイトレ対応ゲームとしては比較的軽く、下位モデルのRTX 3060でも十分動かせます。

Forza Horizon 5

Forza Horizon 5も平均90前後出せて余裕です。

ウルトラワイドモニターを複数台つなげてプレイする場合、解像度が横に広がることでフレームレートが落ちる場合もあります。

環境に合わせて設定を調整してください。

おすすめのBTOパソコン

Core i5-13400とRTX 3060 Tiを搭載したBTOパソコンをピックアップしました。

フロンティアやG-Tune、STORMなどではまだ該当モデルの取り扱いがなく、そのうち登場すると思われます。

ゲーミングPCを選ぶときは基本的なスペックと価格だけでなく、アフターサポートや納期、支払方法なども総合的に比較して選ぶことをおすすめします。

ドスパラ

まずはドスパラが販売するGALLERIA RM5C-R36Tの第13世代Core搭載モデル。

最新チップセットのB760を採用し、電源は650W（80PLUS BRONZE）。

GALLERIAは時期によって価格の変動が激しく、期間限定のキャンペーンなどを活用すると、さらにお得に買えるのが魅力。

事前予告なく価格が大きく変わるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

TSUKUMO

続いてはツクモが販売するG-GEARの最新モデル。

マザーボードはASRock B660 PRO RSを採用。

ストレージはWD BLUE SN570（Gen3）1TBで電源は750W（GOLD）、光学ドライブも標準搭載しているなど、なかなか充実したパーツ構成です。

ケースのデザインが気にならないなら、悪くない選択肢といえそうです。

パソコン工房

こちらはパソコン工房のLEVEL∞（インフィニティ）から。

microATX規格のミニタワーで、チップセットはB660を採用。

光学ドライブを標準搭載し、電源も700Wと余裕があります。

人気のRGB Buildとちがっておしゃれとはいえないデザインのケースですが、コスパ重視で選びたい方におすすめです。

パソコンショップセブン

最後はパソコンショップセブンのZEFT Gaming PC。

無線LANや光学ドライブを標準搭載し、ケースやマザーボードも選ぶことができる、カスタマイズの幅広さが最大の魅力。

いろいろカスタムすると費用は高くなりますが、こだわりの1台が欲しい方におすすめです。

フルHD解像度なら最適なグラボ

WQHDや4Kなどの高解像度モニターへのこだわりがないなら、RTX 3060 Tiはベストなグラボです。

バトロワ系のシューターゲームは画質を調整することで高いフレームレートを出せますし、グラフィックの重いレイトレーシング対応ゲームも最高画質で快適に動かせます。

Core i5-13400Fとの組み合わせならライブ配信や動画編集なども余裕でこなせるため、幅広い用途で活躍してくれることでしょう。

ゲーミングPCの性能は搭載パーツによって大きく変わるため、特徴をよく理解して、予算と用途に合った1台を選んでください。

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