レノボが販売するゲーミングPC、Legion T750iをお借りしました。
機材貸出元:レノボ・ジャパン合同会社
見た目もカッコ良く、拡張性の高いデスクトップPCを探している方は、ぜひご覧ください。
Legion T750iの概要と特徴
Legion T750iがどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。
カスタマイズ可能なライティング
高級感のあるガラスパネルケース
WiFi 6とBluetoothを標準搭載
貸出機の不具合で正確な検証ができず
スペックやインターフェイスなど、順にご紹介します。
スペック
今回お借りしたモデルの基本スペックは以下の通り。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i9-10900K |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD 2TB HDD |
販売価格 | 301,431円(消費税・配送料込)※離島除く |
CPUとGPUの細かい情報を知りたい方は、こちらをご覧ください。
メモリとストレージの容量にも余裕があります。
パソコンの仕様および価格は時期によって変動します。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
ケース外観
中身の見える強化ガラスパネルを採用。
アクリルパネルとはちがい、高級感があります。
仕様上の寸法は211×483×450mmと非常に大きいです。
本体重量も約15kgとヘビー級。
段ボールから取り出すときなど、腰を痛めやすい方はくれぐれも注意してください。
インターフェイス
USBポートなどのインターフェイスはケースの天面に用意されています。
- USB 2.0 ×2
- USB 3.0 ×2
- ヘッドホン
- マイク
- 電源
背面の主なインターフェイスは以下の通り。
- USB 3.1 ×1
- USB 2.0 ×4
- USB3.1 Type-C ×1
- USB 3.0 ×2
- HDMI ×3
- DisplayPort ×1
標準仕様でWiFi 6とBluetoothに対応しているのも魅力です。
ライティング
電源を入れると、ケースファンやCPUクーラーなどが光ります。
ケース前面もロゴマークとファンが発光。
ライティングの設定は専用アプリから変えられます。
ケース内部
2.5インチ×2、3.5インチ×2のストレージを増設できるシャドウベイも用意されています。
大型のケースということもあり、拡張性は申し分なしです。
CPUクーラー
グラフィックカード
メモリ
電源
Legion T750iのベンチマーク
まずはパソコンの総合的な性能をチェックするPC Mark10を試した結果がこちら。
搭載されているスペックとしては控えめなスコアです。
計測結果はいずれも当サイトで検証したものなので、あくまで参考程度にお考えください。
CINEBENCH
Core i9-10900KならCINEBENCH R20のマルチコアで6,000以上のスコアを出せるはずですが、何度試してもスコアが伸びず。
モードチェンジなどの設定も確認しましたが、変わりませんでした。
負荷をかけたときのCPU温度が異様に高いということもなく、おそらくCPUそのものに不具合が発生していると思われます。
Fire Strike
Fire StrikeもRTX 3060 Ti程度のスコアしか出ていません。
Core i9とRTX 3080なら29,000以上のスコアが出るはずです。
Crystal Disk Mark
ストレージはいずれも標準的な速度です。
オンラインゲーム
定番ベンチマークソフトを、それぞれフルHD解像度の設定で走らせました。
重量級ゲームのFF15は高品質だと「とても快適」、軽量品質で「非常に快適」という結果に。
FF14はグラフィックが軽めなので、快適にプレイできます。
FF15
高品質 | 11285(とても快適) |
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標準品質 | 13735(非常に快適) |
軽量品質 | 14988(非常に快適) |
FF14 暁月のフィナーレ
最高品質 | 22315(非常に快適) |
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フレームレート検証
ベンチマークソフトを走らせるだけではなく、実際に人気ゲームを動かしてみました。
しかしながら、本来の性能を発揮できていないため参考になりません。
Fortnite(低画質) | 255fps |
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Apex Legends(低画質) | 173fps |
Call of Duty Vanguard(最高画質) | 124fps |
VALORANT(最高画質) | 331fps |
Rainbow Six Siege(最高画質) | 259fps |
Far Cry 6(最高画質) | 71fps |
Watch Dogs Legion(最高画質) | 52fps |
Monsterhunterrise(最高画質) | 170fps |
数値上はそれなりにフレームレートが出ていますが、Apex LegendsやVALORANTではゲーム中の画面がガクガクと揺れる不具合が発生。
pingが高いことによる遅延などではなく、あきらかにCPUまたはGPUに何かしらの不具合が起きています。
残念ながら、ゲーミングPCとしては致命的です。
本来のハイエンドスペックに期待
レビューのまとめとして、Legion T750iの特徴をおさらいします。
カスタマイズ可能なライティング
高級感のあるガラスパネルケース
WiFi 6とBluetoothを標準搭載
貸出機の不具合で正確な検証ができず
おそらくCPUが原因と思われますが、ベンチマークのスコアや人気ゲームのフレームレートなど、正確な検証ができませんでした。
見た目のカッコよさや拡張性の高さは間違いありません。
今回の不具合は貸出機だけの問題でしょうから、実際の製品は問題ないと思われます。