Call of Duty: Vanguardが2021年11月5日に正式リリースされました。
筆者はスタンダード版を予約し、早速マルチプレイを中心に遊んでいます。
このページには推奨スペックをはじめ、当サイトで計測したグラボ別の平均フレームレートを簡単にまとめています。
ゲーミングPCで最新のCoDをプレイしたい方は、ぜひご覧ください。
11/9 追記:
Core i7-12700KとCore i5-12600K、Ryzen 5 5600Xの検証結果を加えました。
CoD: Vanguard 推奨スペック
Battle.net公式サイトに掲載されている推奨スペックは以下の通り。
OS | Windows 10 64bit |
---|---|
CPU | Intel Core i3-4340 AMD FX-6300 以上 |
GPU | GeForce GTX 960 Radeon RX 470 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | 177GB 以上 |
必要動作環境とは、最低限のプレイができるために必要なスペックと理解してください。
これ以下のスペックだと、まともに動かせないと考えたほうが良いでしょう。
続いて推奨動作環境がこちら。
OS | Windows 10 64bit 以上 |
---|---|
CPU | Intel Core i5-2500k AMD Ryzen 5 1600X 以上 |
GPU | GeForce GTX 1060 AMD Radeon RX 580 以上 |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 177GB 以上 |
最新ゲームとしては比較的軽いように感じます。
ひとつ注意したいのがストレージ容量。
すべてのゲームモードをプレイするには、ストレージを大量に消費します。
ストレージの空きに余裕がない方は、事前に対策を考えておきましょう。
CoD: VanguardのGPUベンチマーク
実際にCoD: VanguardをフルHD解像度(1,920×1,080)でプレイして、どれくらいフレームレートを出せるか検証しました。
プレイしたのはカスタムゲームのチームデスマッチで、マップはHOTEL ROYALで固定。
筆者以外のプレイヤーはすべてボットで、強さはハードに設定しました。
別のマップやオンラインでのマルチプレイ、キャンペーンモードやゾンビモードではフレームレートが変動する可能性があります。
まだすべてのモードを試せていないため、あくまで参考程度にご覧ください。
最高画質のフレームレート
最高画質は品質プリセットで「ウルトラ」を選択。
DLSSやNVIDIA REFLEXなどの項目は一切いじらず、すべてデフォルトの状態でプレイしています。
前作(BOCW)と前々作(MW)はDXR(レイトレーシング)に対応していましたが、今作は非対応でした。
パーツ構成ごとの平均フレームレートは以下の通り。
RTX 3080 Core i7-11700K | |
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RTX 3070 Core i7-12700K | |
RTX 3070 Core i7-11700K | |
RTX 3060 Ti Core i7-11700K | |
RTX 3060 Ti Core i5-12600K | |
RTX 3060 Ti Ryzen 5 5600X | |
RTX 3060 Ti Core i5-11400F | |
RTX 3060 Core i5-12600K | |
RTX 3060 Ryzen 5 5600X | |
RTX 3060 Core i5-11400F | |
GTX 1660 SUPER Core i5-11400F | |
GTX 1650 Core i5-11400F |
意外とグラフィックが重く、GTX 1660 SUPER以下のグラボだと平均60を下回ってしまいます。
RTX 3080クラスのグラボなら、最高画質で144以上出せるので非常に快適。
高画質でプレイしたいなら、Core i5とRTX 3060がひとつの目安になりそうです。
メモリは16GBで十分
検証用PCのメモリはDDR4-3200の32GB(16GB×2)を使用し、2,933MHz(Gear1)に設定しました。
検証中のメモリ使用量をチェックしたところ、おおむね14GB前後で安定していました。
ほかのゲームと同じく、容量は16GBあれば問題なさそうです。
ただし配信ソフトなども使用する場合、メモリ使用量が16GBを超える可能性が高いので、32GB積んでおいたほうが良いでしょう。
Intelの12世代CPUとRyzen 5 5600Xは、メモリクロック3,200MHzで検証しました。
低画質のフレームレート
続いて品質プリセットを「最低」に設定して検証した結果がこちら。
RTX 3080 Core i7-11700K | |
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RTX 3070 Core i7-12700K | |
RTX 3070 Core i7-11700K | |
RTX 3060 Ti Core i7-11700K | |
RTX 3060 Ti Core i5-12600K | |
RTX 3060 Ti Ryzen 5 5600X | |
RTX 3060 Ti Core i5-11400F | |
RTX 3060 Core i5-12600K | |
RTX 3060 Ryzen 5 5600X | |
RTX 3060 Core i5-11400F | |
GTX 1660 SUPER Core i5-11400F | |
GTX 1650 Core i5-11400F |
画質を落とせば、Core i5とGTX 1650の組み合わせでも快適にプレイできました。
Intelの11世代CPUはボトルネックになってしまうのか、RTX 3060 Ti以上のグラボではフレームレートが伸びきらず。
Ryzen 5 5600Xや12世代CPUのほうがフレームレートは伸びやすいです。
少しでも高いフレームレートにこだわるなら、グラボだけでなくCPU選びも重要です。
画質はかなり粗くなる
品質プリセットを「最低」にまで落とすと、当然のことながらグラフィックがかなり粗くなります。
掲載サイズだとわかりづらいので、一部を拡大した状態がこちら。
最低画質では濡れた地面がのっぺりとした描写になり、壁のひび割れもぼやけています。
フレームレートは上がるものの、映像が粗くなりすぎると、それはそれで快適とは言えません。
どこまで画質を落とすかは、お使いのゲーミングPCのスペックやプレイスタイルに合わせて判断してください。
おすすめのゲーミングPC
ゲーミングPCを販売している主要メーカーの特徴をざっくり整理すると以下の通り。
ドスパラ | 価格の変動は激しいものの、圧倒的な知名度を誇るGALLERIAが人気。 最短翌日出荷という業界最安レベルの超スピードの納品が大きな魅力。 |
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HP | デザインが美しく、コストパフォーマンスにも優れたOMENが人気。 当サイトで配布中の割引クーポンを活用するとさらにお得度がアップ。 |
パソコン工房 | プロゲーミングチームや有名ストリーマーとのコラボモデルが人気。 見た目のカッコよさにこだわるなら、RGB Buildモデルがおすすめ。 |
G-Tune | アフターサポートが24時間365日対応で、チャットやLINEでも相談可。 ゲーミングPCをはじめて買う方や、苦手意識がある方におすすめ。 |
フロンティア | 毎週更新されるセールは、業界最安レベルのお買い得品が多数登場。 台数限定のため人気モデルは売り切れには要注意。 |
STORM | PHANTEKSやMSIのケースを採用したコスパの高いモデルを多数販売。 時期によっては納期が遅く、サポート対応時間が限定的なのが弱点。 |
ゲーミングPCは安ければいい、というものではありません。
基本的なスペックだけでなく、搭載されているパーツやアフターサポートなど、総合的に比較しながら納得のいく1台を選ぶことが大切です。
YoutubeでもゲーミングPCの選び方を解説しているほか、人気のゲーミングPCを何十台とレビューしています。
ゲーミングPC選びで迷っている方は、ぜひご覧ください。
RTX 3060以上がおすすめ
CoD: Vanguardをコスパ良く快適にプレイしたいなら、グラボはRTX 3060がおすすめ。
最高画質でも100前後のフレームレートを出せて、画質を落とせば144以上で安定させることも可能です。
今回は検証できていませんが、RTX 20シリーズのグラボも同様に快適にプレイできると思われます。
推奨ゲーミングPCも販売中
ドスパラではCoD: Vanguardが快適にプレイできる、推奨ゲーミングPCを販売中。
主なスペックと記事執筆時点の価格(消費税込、送料別)は以下の通り。
モデル | GALLERIA ZA9C-R39 | GALLERIA XA7C-R36T | GALLERIA UL7C-R37 |
---|---|---|---|
CPU | Core i9-11900K | Core i7-11700 | Core i7-11800H |
GPU | RTX 3090 | RTX 3060 Ti | RTX 3070 |
メモリ | 16GB | ||
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD(Gen4) | 1TB NVMe M.2 SSD | |
販売価格 | 459,980円 | 209,980円 | 229,980円 |
もう少し価格を抑えたい方は、通常モデルのRTX 3060を搭載したGALLERIAがおすすめです。
より詳しい情報はドスパラの公式サイトでご確認ください。
ミドルスペック以上のPCを推奨
公式サイト上の推奨スペックは意外なほど低めでしたが、実際に動かしてみるとしっかり重い印象です。
画質とフレームレートを両立させたいなら、ミドルスペック以上のゲーミングPCが必須と考えたほうが良いでしょう。
予算に合わせて、納得のいく1台を選んでください。