CoD:BOCW(Call of Duty: Black Ops Cold War)がついに正式にリリースされました。
PS5やPS4など、コンソール機でプレイされている方も多い人気タイトルですが、PC版を待ち望んでいた方も多いことでしょう。
わざわざお金のかかるゲーミングPCでCoD:BOCWをプレイするなら、やはりコンソール機では実現できない高フレームレートを出したいですよね。
このページでは、CoD:BOCWでフレームレートを伸ばすためのグラボや、おすすめのゲーミングPCについて詳しくまとめています。
ゲーミングPC選びで迷っている方は、ぜひじっくりご覧ください。
2/27追記:RTX 3060のデータを追加しました。
CoD:BOCWの平均フレームレート
CoD:BOCWを各グラボでプレイして、最高画質(DXR ONとOFF)と最低画質、それぞれの平均フレームレートを検証しました。
使用したグラボは以下の通り。
- 玄人志向 GG-RTX3080-E10GB/TP
- Palit RTX 3070 GamingPro OC 8GB
- MSI RTX 3060 Ti VENTUS 2X OC
- MSI RTX 2080 GAMING TRIO
- Palit RTX 3060 Dual OC 12GB
- Palit GTX 1660 SUPER StormX 6GB
- Palit GTX 1650 StormX OC 4GB
チームデスマッチを同一マップ、ボットモードで10分間プレイしたときのフレームレートがこちら。
GTX16シリーズはDXR(レイトレーシング)未検証です。
フレームレートを表にまとめると以下の通り。
最低画質(DXR OFF) | 最高画質(DXR OFF) | 最高画質(DXR ON) | |
---|---|---|---|
RTX 3080 | 224 | 196 | 103 |
RTX 3070 | 216 | 167 | 96 |
RTX 3060 Ti | 204 | 156 | 88 |
RTX 2080 | 198 | 152 | 84 |
RTX 2080 | 186 | 108 | 72 |
GTX 1660 SUPER | 166 | 84 | – |
GTX 1650 | 104 | 55 | – |
検証で使用したパソコンの主なスペックは以下の通り。
CPUやメモリはオーバークロックせず、すべて定格で動かしています。
CPU | Intel Core i9-9900K |
---|---|
マザーボード | MSI MEG Z390 ACE |
メモリ | 64GB(DDR4-2666、16GB×4) CORSAIR VENGEANCE LPX |
電源 | CORSAIR HX1200i(80PLUS PLATINUM) |
CPUがCore i5やRyzen 5だったり、メモリが8GB(8GB×1)だったりすると、フレームレートが落ち込む場合があります。
グラボ以外のパーツ構成もフレームレートに影響を与えるので、あくまで参考程度にご覧ください。
マップやモード、戦闘状況によってフレームレートは変動します。
レイトレーシングはOFFを推奨
CoD:BOCWはDXR(レイトレーシング)に対応しているのが特徴ですが、マルチプレイ(PvP)をメインにプレイするならOFFを強く推奨します。
DXRのONとOFFを切り替えたサンプルがこちら。
マップによって効果の度合いは変わるものの、DXRをONにしたところで劇的な変化は得られません。
遠くの敵を見つけやすくなったり、エイムがしやすくなるわけでもなく、見た目がほんのり変わってフレームレートが大幅にダウンするだけ。
残念ながら、マルチプレイではデメリットがメリットを上回ってしまいます。
モードに合わせた設定がおすすめ
CoD:BOCWにはマルチプレイ以外のモードも搭載されています。
ハリウッド映画のようなストーリーを楽しみながら進めていくキャンペーンや、無数のゾンビを倒しながらミッションをクリアしていくゾンビモードなど。
ゾンビモードは4人で戦うマルチプレイですが、敵はあくまでもゾンビ(PvE)なので、そこまで高いフレームレートは必要としません。
とくにキャンペーンはシングルプレイなので、じっくり楽しみたいなら画質を優先したグラフィック設定がおすすめ。
ムービーシーンの作りこみも素晴らしいので、RTX20シリーズ以上のグラボを搭載しているなら、DXRをONにして最新ゲームの映像美を堪能しましょう。
おまけモードのDead Ops Arcade
今回のCoDには「Dead Ops Arcade」というアーケードモードも用意されています。
スーパーファミコンの時代に戻ったかのような、弾数無制限のシューティングゲーム。
通常のゾンビモードと比べてグラフィックはとても軽いので、最高画質&DXR ONでもサクサク動かせます。
FPSとは操作方法が異なるので、慣れるまでちょっと大変です。
コスパ優秀なおすすめゲーミングPC
ここからはCoD:BOCWをプレイするうえで、おすすめのゲーミングPCについてご紹介します。
ゲーミングPCを販売しているメーカーは数多くありますが、とくにコスパが高いのは以下の4社。
- ドスパラ
- フロンティア
- G-Tune
- Lenovo
それぞれの特徴をざっくり整理すると以下の通り。
価格だけで選ぶならフロンティアとLenovoが頭一つ抜けています。
しかしながらLenovoはモデルによって納期が2~3か月待ちだったり、アフターサポートにもあまり期待できないのが弱点。
ドスパラは人気モデルの多くが翌日出荷に対応していて、すぐに届くのが大きな魅力。
G-Tuneはアフターサポートが24時間365日対応で、メールやチャットでも問い合わせできるのが強み。
ゲーミングPCメーカーの選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
Legion T550i
まずはコスパ優先で選びたい方におすすめなのが、レノボのLegion T550i。
主なスペックは以下の通り。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-10700 |
GPU | GeForce GTX1660 SUPER |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 256GB NVMe SSD 2TB HDD |
販売価格 | 120,463円 |
Lenovoはほかのメーカーとちがって、消費税と配送料込みの価格を掲載しているのが良心的。
なるべく出費を抑えつつ、それでいて高フレームレートを狙える1台です。
性能面が気になる方は、実機レビューをあわせてご覧ください。
GALLERIA XA7C-R37
こちらはRTX 3070を搭載したGALLERIA XA7C-R37。
数あるドスパラのゲーミングPCのなかで、おすすめランキングNo.1に君臨している超人気モデルです。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-10700 |
GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 179,980円~ |
発売当初は税抜159,980円でしたが、グラボの高騰の影響を受けて税抜179,980円に値上がり中。
最高画質でサクサク動かせるのはもちろん、ゲーム実況のライブ配信や動画編集など、幅広い用途で活躍する万能マシンです。
時期によって変動するものの、翌日出荷という超スピード納品に対応しているのも魅力。
G-Tune XN-Z
プロゲーマーやストリーマーとして有名になることを目指すなら、ハイエンドクラスのG-Tune XN-Zがおすすめ。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i9-10900K |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | 32GB(16GB×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD 2TB HDD |
販売価格 | 269,800円~ |
一気に価格が上がりますが、最高画質で高フレームレートを出せるのはもちろん、ゲーム実況のライブ配信も余裕でこなせます。
水冷CPUクーラーで爆熱のCore i9もしっかり冷やせますし、24時間365日対応のアフターサポートで、万が一トラブルが起きても安心。
これだけのスペックがあると、もう機材を言い訳にできなくなります。
ゲーミングPCの性能に妥協したくないなら、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
GALLERIA GCL2060RGF-T
最後にもうひとつ、ゲーミングノートのおすすめもご紹介します。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-10875H |
GPU | GeForce RTX 2060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 124,980円~ |
拡張性の高さやメンテナンスのしやすさなどの点で、筆者としてはデスクトップをおすすめしますが、ノートPCじゃないとダメという方もいますよね。
GALLERIA GCL2060RGF-Tはモニターのリフレッシュレートが144Hzで、RTX 2060を搭載したゲーミングノートとしては記事執筆時点で業界最安クラス。
コスパの良いゲーミングノートを探しているなら、非常におすすめです。
PCでCoD:BOCWをプレイしよう
PS5ならCoD:BOCWが120fpsでプレイできるようになるそうですが、ゲーミングPCならコンソール機では絶対に到達できない高画質&高フレームレートを実現可能。
200を超えるフレームレートを体験してしまうと、もうコンソール機には戻れなくなりますよ。
予算に合ったゲーミングPCを見つけて、CoD:BOCWを快適にプレイできる環境を整えましょう。