東プレのキーボード、REALFORCE SA R2を買いました。
テンキーレスで静音タイプ、APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能も搭載したモデルです。
仕事はもちろんゲームでも使いやすいキーボードを探していたところ、REALFORCEにたどり着きました。
実際に1ヶ月ほど使った感想を含め、詳しくレビューします。
東プレのREALFORCE SA R2
今回購入した製品の正式名称はREALFORCE TKL SA / R2TLSA-JP3-BK。
カラーはブラックとアイボリーの2種類で、アイボリーは長年使うと汚れが目立ちそうなので無難にブラックを選びました。
外箱も高級感があります。
主な仕様は以下の通り。
サイズ | 142×369×30mm |
---|---|
重量 | 1.1g |
ケーブル長 | 170cm |
キー構造 | ステップスカルプチャー |
キー数 | 91キー |
キーストローク | 4mm |
キー荷重 | 30g |
スイッチ寿命 | 5,000万回以上 |
Nキーロールオーバー | フルNキーロールオーバー |
キー刻印 | 昇華印刷 |
とくに魅力に感じたポイントは、キー荷重30gという軽さと、FPSゲームを遊ぶうえで重要なフルNキーロールオーバー。
ほぼ1日中キーボードを叩いているので、キー荷重の軽さはとくに重要視していました。
量販店でいろいろ触ってみて、一番軽く感じたのも購入の決め手です。
バックライト非搭載でキー刻印も非常に見づらいという、男気溢れる仕様。
ブラインドタッチが苦手な方にはおすすめしづらいです。
昇華印刷で刻印がほぼ消えないのはいいですね。
USBケーブルの長さは1.7mと余裕があります。
余った部分をテープで止められるようになっていて便利。
ケーブルは3方向に向きを変えられます。
キーボードやマウスなどの配置に合わせて、ケーブルが邪魔にならないようにしましょう。
付属品と同梱物
付属品は以下の通り。
- 保証書
- キートップ(CtrlとCapsLock)
- キートッププラー
- 一体型キースペーサー(2mm、3mm)
キートップは予備用ということでしょうか。
キートッププラーを使うと、簡単に引き抜けます。
キースペーサーを挟むと、キーストロークの戻りがより早くなります。
デフォルトの状態でとくに不満を感じていないので、スペーサーの装着は未検証です。
本音をいうと、スペーサー装着のためにキートップを全部取り外すのが面倒くさいんです・・・
静音性はそこそこ
今回、静音タイプを選んだのは自宅での使用がメインだったから。
寝室の隣が作業部屋なので、夜中や早朝にカチャカチャと音を立てるのは避けたい。
期待していた静音性については、それなりといったところ。
30秒ほどの動画を撮影したので、実際にキータイプ音を聞いてみてください。
シャコシャコ系の音で、今まで使っていたロジクールのG-PKB-001と比べれば、かなり静か。
キータイプ音を限りなく無音に近づけたいなら、打鍵感が最悪なメンブレン式のキーボードを選ぶしかなさそうです。
ステップスカルプチャー構造
1万円前後のメカニカルキーボードによくある、ステップカルチャー構造が採用されています。
一見ばらばらに並んでいるように見えますが、指の動きにフィットしてタイプしやすいです。
普段、ノートパソコンなどのぺたんこキーボードに慣れていると、最初は少し戸惑うかもしれません。
チルトスタンドにも対応
高さを調整するためのチルトスタンドも搭載されています。
ただ、個体差があるのかスタンドを立てると1mm程度のガタつきが発生。
スタンドを立ててタイピングしたい派の私としては、少々ストレスです。
今はマウスパッドを右下に挟んで対応しています。
ラインナップが豊富
REALFORCEはラインナップがとても豊富。
APC機能やテンキーの有無をはじめ、英字配列(US配列)、Mac対応モデル、RGBライティング搭載モデルなどさまざま。
共通しているのは、どれも値段がずば抜けて高いということ。
にも関わらず高い人気を保ち続けているのは、値段以上のクオリティを実感できるからでしょう。
最新のラインナップは東プレ公式サイトをご覧ください。
パームレストも購入
REALFORCEをより快適に使えるように、FILCOの木製パームレストも買いました。
手首の負担が大幅に軽減されて、肌触りも滑らかなのでとても気に入っています。
REALFORCEソフトウェア
ここからはREALFORCEの実力を最大限に引き出すために必要な、REALFORCEソフトウェアのインストール方法や設定についてご紹介します。
ソフトウェアをインストールしなくても普通に使えますが、ゲームでも使うつもりの方はインストールを強くおすすめします。
インストール方法
まずはREALFORCEの公式サイトから該当モデルのソフトウェアをダウンロードします。
Windows版とMac版、マニュアルや製品カタログのPDFなどもダウンロードできます。
以下のリンクよりご確認ください。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、インストール画面が立ち上がります。
言語を選択して「次へ」をクリックします。
使用許諾契約書に目を通したら、「同意します」をクリックしてインストール。
インストールはあっという間に終わります。
ソフトウェアを立ち上げた状態がこちらです。
APCの設定変更
ソフトウェアでできることはいろいろありますが、とくにおすすめしたいのはAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)の設定です。
東プレ独自のAPC機能は、キースイッチの反応速度を3段階で調整できる機能。
すべてのキーを一括で設定することもできますし、ひとつひとつ設定を変えることも可能です。
1.5mm、2.2mm、3mmのいずれかに設定できるのですが、東プレの調べによると、一般的なメカニカルキースイッチより最大25%高速入力できるんだとか。
私はFPSゲームで頻繁に使用するWASDとスペースを1.5mm、周辺のキーを2.2mm、ゲーム中ほとんど使わないキーを3mmにしました。
ただし、プロゲーマーならまだしも、私のポンコツ指では設定を変えたところで目立った変化は感じられませんでした・・・
それと、RGBライティングに対応したモデルなら、発光パターンなども変えられます。
APC機能搭載モデルは値段が数千円アップするので、必要に応じて判断しましょう。
プロゲーマーの設定をインストールできる
REALFORCEの公式サイトには、プロゲーマーチームGreen Leavesの選手のAPC設定をダウンロードできるページがあります。
自分で細かく設定するのが面倒くさい方は、プロゲーマーの設定をそのまま使ってみてはいかがでしょうか。
キーロック機能
ゲームをプレイ中に、誤ってWindowsキーを押してしまった経験はありませんか?
REALFORCEならソフトウェアでWindowsやESCなどのキーをロックできます。
ランクマッチなどシビアなプレイをしている方は、ミスを防ぐために必ず設定しておきましょう。
インジケーター色変更
これはおまけのようなものですが、インジケーターの色と明るさを変えられます。
出荷状態では赤色になっているので、好みに合わせて設定しましょう。
私は白色にしておきました。
REALFORCEを安く買う方法
今回、私はAmazonでREALFORCEを買いました。
価格は税込で23,808円。
馴染みのビックカメラにも足を運んだのですが、5,000円も差があったのでAmazonを選択。
ただでさえ高額なREALFORCE、少しでも安く買うためのコツについてご紹介します。
楽天市場
もしあなたが楽天ポイントを貯めているなら、楽天市場での購入をおすすめします。
楽天ビックやJoshinなどの有名量販店なら、発送が早くて梱包も丁寧なので安心。
ただし、ラインナップや在庫状況はショップによってバラバラ。
さらに日本語配列のモデルは品薄で、US配列のモデルが多い印象です。
価格や在庫の状況は日々変動しているので、楽天で買いたい方はこまめにチェックしましょう。
Amazon
価格が安くて在庫がもっとも安定しているのは、やはりAmazon。
プライム会員ならお急ぎ便が使えて便利ですし、レビューの件数も多くて役立ちます。
Amazonギフト券をお持ちなら、値引きも可能。
ただし、梱包が恐ろしく簡素だったり、配送がデリバリープロバイダーだとかなり不安というリスクはあります。
今回、欲しいモデルが楽天市場になかったのでAmazonで買いましたが、精密機器や高額商品の購入はあまりおすすめしません。
TSUKUMO
パソコンパーツでおなじみ、ヤマダ電機グループのTSUKUMOもREALFORCEの在庫が豊富です。
配達の日付指定はできないものの、迅速な配送で梱包も恐ろしく丁寧。
関東圏なら最短翌日には届きます。
モデルによっては価格もAmazonに負けていません。
楽天市場で欲しいモデルが見つからないときやAmazonに不安を感じる方は、TSUKUMOをチェックしてみてください。
仕事もゲームもREALFORCE
高級キーボードの代名詞的存在、REALFORCE。
今回はじめて購入しましたが、キー荷重の軽さは仕事でも便利ですし、数時間ぶっ続けでFPSゲームをプレイしても指がほとんど疲れません。
バックライト非搭載でキー刻印も見づらいモデルのため、万人にはおすすめできませんが、価格に見合ったキーボードだと感じました。
耐久性もトップクラスなので、少なくともこの先数年はバリバリ使っていきます。
高性能なキーボードを探している方は、REALFORCEを検討してみてはいかがですか。