世界的に人気なゲーミングマウス、Logicool G PRO ワイヤレス(G-PPD-002WL)を購入しました。
有名プロゲーマーも愛用する高機能ワイヤレスマウスで、お値段は1万円越え。
「ただのマウスにそんなにお金をかけるなんて信じられない!」
という人もいそうですが、断言します、このマウスにはそれだけの価値があります。
どんなマウスなのか、何がそんなにすごいのか、詳しくレビューします。
近いうちにゲーミングマウスの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
新型(PRO X SUPERLIGHT)のレビューはこちらです。
eスポーツ向けゲーミングマウス
まずはじめに、PRO ワイヤレスの主なスペックを表にまとめました。
サイズ | 125.0 x 63.5 x 40.0mm |
---|---|
重量 | 80g |
センサー | HERO 16K |
レポートレート | 1,000Hz(1ms) |
解像度 | 100~16,000DPI |
耐久性 | 5,000万回のクリック |
何台ものゲーミングマウスを使い込んできた猛者ならまだしも、スペック表を見るだけではイマイチよくわからないですよね。
重要な点について、順にご説明します。
また、開発背景については公式が公開しているこちらの動画がわかりやすいです。
ちなみに、今まで私が使っていたマウスはこちら。
Amazonで1,700円くらいで買った、格安ゲーミングマウス。
大きな問題なく使えていましたが、ケーブルを邪魔に感じることが増えてきたのと、べたつきがひどくなってきたので買い替えを決意しました。
アルコールで拭いてもすぐにべたべたしてくるの、ほんとイヤなんです・・・
80gの超軽量ボディ
PRO ワイヤレスの特徴のひとつは、ワイヤレスなのに80gという軽量ボディ。
一般的なワイヤレスマウスって、ずっしりと重いものが多いです。
有線マウスだと、小さくて軽いモデルはたくさんありますが、高機能が求められるゲーミングマウスで、この重量を実現しているのがすごい。
「重いマウスのほうが好きなんだ!」
という方には向いていません。
LogicoolにはG502WLやG903hのように、重量を調整できるゲーミングマウスもあるので検討してみてください。
左右対称のデザイン
PRO ワイヤレスのボディは左右対称に作られています。
右手専用のエルゴノミクス形状のマウスも多いですが、左手でもスムーズに操作できるでしょう。
ごつごつしていない、曲面の多いシルエットも個人的に気に入っています。
サラッとした質感も良い感じ。
大きすぎず小さすぎないボディ
仕様上のサイズは125.0 x 63.5 x 40.0mmで、大きすぎず、それでいて小さすぎない程よい大きさです。
iPhone8と並べてみると、こんな感じ。
私はそこまで手が大きいほうではないですが、とても持ちやすいです。
実際にマウスをつかんだ状態を撮影してみました。
親指と薬指でマウスを支えて、小指はフリー。
かぶせ持ちに近い持ち方とは思いますが、手のひらをべったりマウスにつけてはいません。
ちなみに、マウスパッドはSteelSeriesのminiサイズを愛用しています。
1,000円未満で買えて、マウスも操作しやすくなるのでおすすめです。
ロジクール史上最高精度のセンサー
PRO ワイヤレスに搭載されているセンサーはHERO 16Kというセンサーで、これはロジクール史上最高の精度。
どれだけマウスを早く動かしても、ポインターが飛んでしまうようなことはないんだとか。
実際にPUBGやフォートナイトなどをプレイしていますが、操作中にマウスが反応しなくなるようなことは一度もありません。
リフトオフディスタンスも短い
リフトオフディスタンスとは、マウスを何mm浮かすとセンサーが反応しなくなるかを表す距離のことで、短いほど繊細な操作に適しています。
厚さの異なるプラ板を使用して、マウスのリフトオフディスタンスをチェック。
PRO ワイヤレスのリフトオフディスタンスは約0.5mmと素晴らしいスコアでした。
当サイトで計測した主なマウスと結果を比較すると以下の通り。
当サイトで計測した限り、ライバルであるRazer Viper Ultimateより短かったです。
リフトオフディスタンスについて明確な基準はありませんが、筆者個人としては1.0mm以下なら優秀と考えています。
無線なのにレポートレート1ms
ゲーミングマウスは有線のものが多いです。
なぜなら従来のワイヤレスマウスは、遅延の発生が当たり前だったから。
とくにFPSゲームは一瞬の操作ミスが負けにつながりますから、自分の意図した動きをダイレクトに伝えられないなんて最悪ですよね。
その点、PRO ワイヤレスはLIGHTSPEEDワイヤレステクノロジーにより、レポートレート1msを実現。
ラグの発生なく、スムーズにゲームをプレイできます。
レシーバーはマウスに収納可能
ワイヤレスマウスはレシーバーをパソコンに接続しないと使えません。
PRO ワイヤレスのレシーバーは、ご覧の通りとても小さいです。
マウスを持ち歩く人の場合、紛失のリスクが伴いますが、そこは1万円越えの高級マウス。
マウス内部にレシーバーを収納可能です。
レシーバーを失くしたら使えませんから、紛失にはくれぐれも気を付けましょう。
レシーバーはマウスの近くに設置
ゲーミングノートの場合、レシーバーとマウスの距離はそこまで離れませんが、問題はデスクトップ。
パソコンの設置環境によっては、レシーバーとマウスが1m以上離れてしまうこともあるでしょう。
操作のラグを限りなくゼロにするためには、レシーバーをなるべくマウスの近くに置くことが大切。
その点、PRO ワイヤレスにはレシーバー延長アダプターと、1.8mのケーブルが付属しています。
これをマウスパッドの近くに置いておけば、ラグの発生を限りなく抑えられます。
5年以上使える高い耐久性
1万円を超えるマウスですから、頻繁に買い替えることは避けたいですよね。
PRO ワイヤレスは耐久性も高く、左右のボタンは5,000万回を超えるクリックテストを通過しているそう。
毎日10時間プレイしても、5年間は使えるんだとか。
とはいえ、ボタン以外が壊れてしまう可能性も考えられます。
いくら耐久性が高いと書かれていても、乱暴に扱うことは避けましょう。
追記:1年以上毎日使用していますが、未だに何のトラブルもなく使えています。
バッテリーも長寿命
「ワイヤレスマウスは電池交換が面倒くさい」
と考えている人は多そうですね、私もそのひとりでした。
PRO ワイヤレスは電池不要の充電式で、仕様上のバッテリー駆動時間は以下の通り。
- デフォルトのライティング:48時間
- ライティングなし:60時間
毎日朝から晩までゲームをプレイしているガチ勢でない限り、1回充電すれば1週間は余裕で使えますね。
バッテリーの消費を極力減らしたい方は、休憩中などこまめに電源をOFFにしましょう。
電源ボタンは底面に配置されています。
有線状態でもスムーズに使える
バッテリーが心配なときは、有線に切り替えることも可能です。
付属のケーブルをマウスの先端にブスっと差し込めば、有線マウスに早変わり。
バッテリーを充電しながらマウスを操作できます。
ワイヤレスの状態と比べると操作性は若干落ちますが、ネットサーフィンや事務作業程度なら有線状態でもまったく問題なく使えます。
充電機能付きマウスパッドPOWERPLAYに対応
PRO ワイヤレスはLogicoolが独自開発したPOWERPLAYに対応。
別売りのPOWERPLAYマウスパッドを使えば、バッテリー残量を気にせずゲームをプレイ可能です。
マウスパッドにマウスを置いておくだけで充電されるため、こまめにケーブルをつなげる必要もありません。
価格は約18,000円とマウスパッドとしてはかなり高額ですが、投資に見合った価値を実感できます。
POWERPLAYマウスパッドについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
プレイスタイルに合わせてカスタマイズ
ここまでPRO ワイヤレスの基本スペックについてご説明しました。
ここからはカスタマイズ性について詳しく見ていきます。
Logicool G HUBをダウンロード
細かい設定をカスタマイズするために、まずはロジクールの公式サイトから「Logicool G HUB」をダウンロードします。
リンク先は日本語非対応ですが、「DOWNLOAD NOW」という単語を理解できる方なら問題ないはずです。
パソコンにインストールすると、以下のような画面が表示されます。
私はキーボードとヘッドセットもLogicool G製品なので、ほかのデバイスも一括で管理しています。
ライティングは自由に設定
いまどきゲーミングマウスを名乗るなら、光らないと話になりません。
Logicool G HUBを使えば、1,680万色のカラーカスタマイズが可能です。
光るのはロゴマークのみですが、十分存在感を放ってくれます。
好みのカラーにライティングを設定できるのは楽しいです。
ゲーム単位で色を変えられる
ちなみに、Logicool G HUBはゲーム単位で設定を変えられます。
どんなゲームがインストールされているのか、自動で読み取ってました。
たとえばPUBGをプレイするときは青色に光らせて、Apex Legendsで遊ぶときは赤色、なんてこともできます。
すけべなゲームで遊ぶときはピンクとか紫にすれば盛り上がるんじゃないでしょうか。
キーボードと同期可能
ライティングの発光パターンやカラーは、キーボードと同期も可能です。
Logicool G HUBに対応したロジクール製品で統一させる必要はあるものの、同じ色、同じパターンで発光するのはカッコいいですよ。
DPI変更は底面のボタンで
DPI(マウスの感度)は底面にあるボタンで変更可能。
100~16,000DPIまで対応しているので、4KやWQHDなどの高解像度ディスプレイでも快適にゲームをプレイ可能です。
「マウスのDPIを変えると、何がどう変わるの?」
という方は以下の動画をご覧いただくとわかりやすいです。
DPIが高すぎると、ほんの少しマウスを動かすだけで照準が大きくずれますし、反対にDPIが低すぎるとマウスをたくさん動かさないといけません。
PUBGやApex LegendsなどのFPSゲームは、素早く敵に照準を合わせることが勝敗を左右するため、自分に合ったDPI感度を見つけることがものすごく大事。
いろいろ試しながら、ベストなDPIを見つけましょう。
DPI変更をボタンに割当可能
PRO ワイヤレスのDPI変更は、出荷状態だと底面ボタンに割り当てられています。
ただ、ゲーム中にDPIを変えたいときなど、わざわざマウスの底面をポチポチするのは面倒くさいですよね。
そんなときは、側面のボタンにDPI変更を割り当てるのがおすすめ。
Logicool G HUBから各ボタンの機能を変更できます。
私の場合、ゲーム以外に写真や動画の編集、Excelなどの事務作業もひとつのマウスで操作するため、右側面のボタンでDPIを変えられるとすごく便利。
写真を拡大して微妙な角度を調整するときなど、DPIが高すぎると操作しづらいんです。
ボタンも自由に取り外せる
ちなみに、PRO ワイヤレスの側面のボタンは自由に取り外せます。
出荷状態だと、右側面の2つのボタンは操作できない状態になっています。
ボタンはマグネット式になっていて、爪をひっかけるとすぐにポロリと外れます。
交換用のボタンが付属しているので、右側面に各機能を割り当てたい方は操作可能な状態にカスタマイズしましょう。
予備のボタンは付属していないので、なくさないように要注意。
オンボードメモリに設定を保存
マウスの機能をいろいろカスタマイズしても、パソコンが変わるたびに設定をゼロからやり直し・・・という状態は面倒くさいですよね。
その点、PRO ワイヤレスはオンボードメモリを搭載しているため、各種設定をマウスそのものに保存可能。
つまりパソコンを買い替えたり、複数のパソコンでマウスを使うときも、そのままの状態で使えるということ。
私もデスクトップとノートパソコンを使い分けているので、この機能はとても重宝しています。
なぜかAmazonで相場より安く買えた
発売直後は2万円前後で販売されていた、Logicool G PRO ワイヤレス。
これだけの高機能ですから、Amazonや楽天市場などでも売り切れが続出。
しばらく入荷待ちの状態が続いていましたが、4月中旬にAmazonをチェックすると「入荷予定」の表示を発見。
しかも相場よりずいぶん安い14,995円(税込)で販売されていたんです。
「これはチャンス!」と思い、即座に発注。
担当者が値付けを間違えていたのか、翌日には16,893円(税込)に値上がりしていました。
間違いなく新品ですし、たまたまタイミングが良かったのかもしれません。
欲しい商品があるときは、こまめに価格をチェックしておくのが大切ですね。
ちなみに、楽天市場だといまだに20,000円前後で販売しているショップが多いです。
記事執筆時点ではAmazonで買うのがもっともお得なようです。
マウスなどの価格は変動するものなので、最新情報はその都度ご確認ください。
高級感のあるパッケージ
とくに意味はないのですが、せっかくなのでパッケージも撮影しておきました。
パッケージに印刷されている大きさは、ほぼ実物と同じサイズ。
量販店などでサンプルが置いていないときは、パッケージからおおよそのサイズをつかんでください。
iPhoneやiPadの外箱のように、みっちり感のあるパッケージ。
さすがは1万円越えの高級ゲーミングマウスです。
ゲーミングマウスを買うならロジクール
今まで1,700円の格安ゲーミングマウスを使っていた私としては、こんなにも使いやすいマウスがあるのかと感動しています。
ケーブルがひっかかることもなく、軽いボディで操作も楽々。
大きさも私の手には程よいですし、クリック感も良好。
マウスをがっしり握りたい人だと、ちょっと小さく感じるかもしれませんけど。
耐久性については使い込んでみないと判断できませんが、今のところ大満足。
「多少値が張っても、ゲーミングマウスにはこだわりたい!」
という方は、Logicool G PRO ワイヤレスがおすすめです。
値段に見合った価値を、きっと実感できますよ。