レビュー

Logicool G733レビュー!軽量ワイヤレスゲーミングヘッドセット

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Logicool G733レビュー

Logicool G 公認サポーターとしてのレビュー第10弾、9月17日に発売したG733を提供いただきました。

Logicoolの強みであるLIGHTSPEEDに対応したワイヤレスゲーミングヘッドセットで、278gの軽量ボディと4色のカラーバリエーションが大きな魅力。

遅延やノイズを感じさせない性能の高さと、カジュアルさを兼ね揃えたモデルです。

どんなヘッドセットなのか、特徴や性能をじっくりご紹介します。

G733 LIGHTSPEEDの概要

Logicool G733

Logicool G733の主な特徴を整理すると以下の通り。

遅延やノイズのないワイヤレス

最大29時間持つ長持ちバッテリー

音の位置や距離感をつかみやすい

278gの軽量でフィット感も抜群

ソフトウェアでカスタマイズ可能

マイクは若干クリアさに欠ける

公式動画もあわせてご覧ください。

スペックやデザインなど、順にご紹介します。

主なスペック

Logicool G733

Logicool G733の主なスペックをまとめました。

G733の基本スペック
形式密閉型
重量278g
ドライバーPRO-G 40mm
出力音圧レベル87.5dB
再生周波数帯域20~20,000Hz
インピーダンス39Ω
マイク指向性カーディオイド(単一指向性)
販売価格16,850円前後

ヘッドホンの音質を大きく左右するドライバーは、ゲーミングヘッドセットとしては少し小さめの40mm。

ドライバー

上位モデルのPRO X ワイヤレスのドライバーは50mmなので、G733は音質より軽量化やコストダウンを優先したのかもしれません。

G733のカラバリモデル

カラーバリエーションは以下の4種類。

G733のカラバリ
  1. ブラック
  2. ホワイト
  3. ライラック(紫)
  4. ブルー

Amazonや量販店での販売はブラックのみで、その他3色はロジクールオンラインストアのみで販売中。

記事執筆時点でのAmazonの販売価格は16,850円ですが、ロジクールオンラインストアの販売価格は19,250円。

ブラック以外のカラーは値段が少し高くなります。

より詳しいスペックは公式サイトでご覧ください。

PRO X ワイヤレスとの比較

Logicool G PRO X ワイヤレスゲーミングヘッドセット

上位モデルのゲーミングヘッドセット、PRO X ワイヤレスとG733のスペックや特徴を比較してみました。

G733とPRO X ワイヤレスの比較
G733PRO X ワイヤレス
重量278g370g
LIGHTSPEED
通信可能範囲最長20m最長15m
ドライバーPRO-G 40mmハイブリッドメッシュPRO-G 50mm
出力音圧レベル87.5dB91.7dB
再生周波数帯域20~20,000Hz20~20,000Hz
インピーダンス39Ω32Ω
バッテリー最長29時間(ライトOFF)
最長20時間(ライトON)
最長20時間
マイク指向性カーディオイド(単一指向性)カーディオイド(単一指向性)
Blue BO!CE
ライティング×
カラバリ4色×
交換用イヤーパッド×
キャリングケース×
販売価格16,850円前後22,700円前後

ドライバーサイズは小さくなるものの、軽さやバッテリー性能ではG733が勝ります。

PRO X ワイヤレスはその名の通りまさにプロ仕様といった仕上がりで、弱点といえるのは価格の高さくらい。

G733も決して安くはありませんが、カジュアルな見た目ながらゲーミングヘッドセットとして求められる性能をしっかり備えているのが特徴です。

PRO X ワイヤレスのレビュー記事もあわせてご覧いただくと、両者のちがいがよりわかりやすいです。

Logicool G PRO X ワイヤレスゲーミングヘッドセットレビュー
Logicool G PRO X ワイヤレスゲーミングヘッドセットレビューLogicool G 公認サポーターとしてのレビュー第9弾、8月27日発売予定のPRO X ワイヤレスゲーミングヘッドセットを提供いただ...

主な付属品

主な付属品

主な付属品は以下の通り。

  • ヘッドセット本体
  • 着脱式マイク
  • 充電ケーブル
  • USBレシーバー
  • 取扱説明書、保証書類

写真を撮り忘れましたが、こちらがワイヤレス接続用のUSBレシーバー。

USBレシーバー

Bluetoothでの接続には非対応で、レシーバーをパソコンに接続しないとヘッドセットは使えません。

紛失に注意しましょう。

着脱式マイク

着脱式のマイクは角度や位置を自由に調整可能。

マイク不要派の方も多いですから、取り外せるのは便利です。

充電用のケーブル

充電用のケーブルはパソコン側がUSB Type-Aで、ヘッドセット側はType-C。

Androidスマホなど、USB Type-Cの充電ケーブルを使っている方なら、そのまま代用可能。

モバイルバッテリーからも充電できることを確認しました。

イヤーパッド

イヤーパッドはふわふわの素材で、耳にやさしくフィットします。

交換用のイヤーパッドは付属していません。

外観・デザイン

Logicool G733

ここからはG733のデザインを見ていきます。

いずれもライトONの状態で撮影しています。

Logicool G733
Logicool G733

今回提供いただいたブラックは、カジュアルさとクールさを両立したようなデザインに感じます。

ホワイトやライラック、ブルーも非常に素敵なので、とても悩みました。

ヘッドバンド

伸縮性のあるサスペンションストラップは取り外し可能で、2段階のサイズ調整が可能。

柔らかい素材で着け心地はよいものの、耐久性は少し心配。

バンドを取り外した状態

ストラップをほかの色に変えられるようですが、今のところ日本国内での販売予定は未定となっています。

最短
最短
最長
最長

イヤーカップを下げることで、サイズの微調整もできます。

各種スイッチ

本体左側には充電用のUSB Type-Cポートをはじめ、電源やボリューム、マイクのON/OFFを切り替えるボタンがあります。

パソコンの設定をいじらずとも、デバイス上で音量を調整できるのはとても便利。

ちなみに電源とマイクのON/OFFは長押しで切り替えが可能で、短めに押すとカスタム機能が使えます。

装着したイメージはこちら。

装着イメージ
装着イメージ
装着イメージ

G733は重量が278gと軽く、ストラップが頭にぴったりフィットすることもあり、装着感はとても良好。

側圧も控えめなので、長時間つけても耳が痛くなりにくいです。

装着イメージ(マイクあり)

装着イメージ(マイクあり)

装着イメージ

マイクのON/OFFはワンタッチで切り替えられますが、ボイスチャットなどを使わない方はマイクを外しておいたほうがよいでしょう。

G HUBで設定のカスタマイズ

G HUB

G733は専用ソフトウェアのG HUBに対応。

サラウンドサウンドをはじめ、各種機能をカスタマイズするにはG HUBが必須なので、必ずパソコンにインストールしましょう。

G HUBはLogicoolの公式サイトからダウンロードできます。

音質のカスタマイズ

サラウンドサウンドの設定

G HUBを立ち上げると、サラウンドサウンドのON/OFFを選択できます。

公式サイトの説明によると、G733に搭載されている最新のDTS Headphone:X 2.0テクノロジーは7.1チャネルをしのぐそう。

FPSやTPSなどのバトロワ系ゲームで遊ぶなら、銃声や足音の方向、距離感がつかみやすくなるのでサラウンドサウンドはONがおすすめ。

サラウンドの設定

サラウンドモードは、ゲーム用途がメインなら「ゲーミング」でよいでしょう。

エンターテインメントやスポーツを選ぶと、音のバランスが少し変わったように感じます。

DTSスーパーステレオモード

DTSスーパーステレオモードはステレオ音源用のプリセット。

フロントからワイドに変えると、少し離れた場所から音がなっているように聞こえる仕組み。

ゲーム用途がメインならオフのままで問題ありません。

イコライザーの設定

イコライザーの設定

サラウンドサウンドのON/OFFだけではなく、イコライザーのカスタマイズも可能。

FPSやMOBAなど、ゲームのジャンルや用途ごとにプリセットが用意されています。

プリセット

音質にこだわりたい方は、オリジナルのイコライザーを作ることも可能。

オリジナルのイコライザー

ゼロから作るのは少々大変なので、既存のプリセットをベースに味付けしてくのがおすすめです。

さらに世界中のLogicoolユーザーが作成したイコライザーをダウンロードして使うことも可能。

人気のプリセット

FPSやTPSゲームはタイトルによって足音や環境音が大きく異なりますから、ゲームに合わせて最適な設定を見つけましょう。

マイクのカスタマイズ

マイクのカスタマイズ

G733はマイクのカスタマイズにも対応。

BLUE VO!CEのマイクテクノロジーに対応していて、リアルタイムで音声をアレンジできます。

マイクの音質がどのように変化するのか、2分半の動画にまとめたので実際に聞いてみてください。

同じくBLUE VO!CEに対応した上位モデルのPRO X ワイヤレスと比較すると、大きな差はないものの、G733のマイクは若干クリアさに欠けます。

マイクに強いこだわりがある方には物足りないかもしれませんが、ボイスチャットやゲーム実況、Web会議などで十分使えるレベルの音質です。

ライティング設定

ライティングの制御

G733にはライティング機能が搭載されており、G HUBから色や発光パターンを制御できます。

ライトOFF
ライトOFF
ライトON

ライティングは上下でゾーンが分かれており、グラデーションカラーに設定することもできます。

単色
単色
グラデーション
グラデーション

色は約1,680万色から選べるため、好みに合わせて設定可能。

装着時は見えないので、光らせることに興味がない方はOFFにしておくのがおすすめ。

ライトをOFFにしておいたほうが、バッテリーの持ちも良くなります。

顔出しでライブ配信をしている方は、ライトをONにしたほうが映えるでしょう。

対応機器との同期

対応機器と同期

Logicool Gの対応機器があれば、ライティングの色や発光パターンを同期できます。

PROワイヤレスマウスやG913-TKL、POWERPLAYをそれぞれ水色で統一してみました。

ライティングを同期させた例

デバイスに統一感が出てテンションもあがります。

G733はカラバリが豊富なので、お手持ちのデバイスと色を合わせたり、いろいろな楽しみ方ができます。

カスタムボタン設定

外部アプリとの連携

本体左側にあるマイクのON/OFFボタン(G1)と電源ボタン(G2)には、カスタム機能の設定が可能。

G1(マイク)
G1ボタン
G2(電源)
G2ボタン

デフォルト状態ではG1がミュート、G2にはバッテリー残量の音声通知が設定されています。

音声通知はとても便利で、G HUBを開かずとも電源ボタンを短めに押すだけで、あと何時間ヘッドセットのバッテリーが持つか教えてくれます。

外部アプリとの連携

カスタム設定ではオーディオの操作に限らず、マクロの設定やOBS、Discordの機能を割り振ることも可能。

設定できるボタンは2つだけですが、うまく設定すればとても便利です。

バッテリー残量の通知音声は英語やフランス語、韓国語などに変えることもできます。

電源の自動OFF設定

電源設定

G HUBから電源の自動OFFも設定可能。

パソコンから離れる際はヘッドセット本体の電源ボタンをOFFにするのが望ましいですが、急いでいたり、忘れてしまうこともあります。

15分や30分で電源がOFFになるようにしておけば、「使おうと思ったらバッテリーが切れてた!」という悲劇を避けられます。

こまめに充電するのは誰だって面倒ですから、バッテリーを無駄に消費しないように工夫しましょう。

バッテリー残量が減ってきたときは、ライティングが赤く点滅。

音声通知でもチェックできますが、ライティングの色でも充電のタイミングを察知できます。

各種ゲームでテストした結果

Logicool G733

ここからは実際に各種ゲームでG733を使用した感想をまとめていきます。

いずれもPCでプレイした感想です。音の聞こえ方は個人差があるので、あくまで参考程度にお考え下さい。

遅延とノイズは体感ほぼゼロ

フォートナイト

ワイヤレスヘッドセットは音の遅延(ラグ)が発生したり、無音状態でサーッというホワイトノイズが発生するものもありますが、G733は体感でほぼゼロ。

有線のゲーミングヘッドセットとまったく変わらない感覚でゲームをプレイできます。

静かな部屋でヘッドセットをつけていると、かすかにホワイトノイズは発生しているように思いますが、ほとんど気になりません。

足音や銃声などが上下左右どこからなっているかや距離感もつかみやすく、ドライバーサイズは40mmと小さめですが、音質という点ではPRO X ワイヤレスと差を感じないほど。

Apex Legendsやフォートナイト、VALORANT、PUBGでそれぞれテストしてみましたが、いずれも定位感ばっちり。

必要以上に低音を強調せず、定位を明確にしつつも各音域のバランスを保っている印象です。

ワイヤレスゲーミングヘッドセットとして、トップクラスの性能があると書いても問題ないでしょう。

音楽鑑賞には不向きか

ゲーミングヘッドセットなので仕方ありませんが、音楽鑑賞用途での使用にはあまり向いていないかなと感じました。

中~高音域の抜けが良くないというか、もっさりとこもったような音に聞こえます。

イコライザーを調整すれば多少は改善できそうですが、用途に合わせて道具を使い分けたほうがよさそうです。

実用性の高いマイク音質

G733のマイク

マイクにはコストダウンの痕跡が感じられるものの、クリアさに少々欠けるというだけで実用性は十分。

マイク性能がイマイチなゲーミングヘッドセットも多いですが、G733はボイスチャットやゲーム実況、ビデオ通話などで問題なく活躍します。

Blue VO!CEの設定をじっくり追い込めば、理想の音質に近づけるでしょう。

ひとつ気になったのはポップノイズ(息がかかるノイズ)。

マイクの位置を調整するだけでも改善できますが、マイクを多用する方はマイクスポンジの活用がおすすめ。

Amazonや楽天で数百円で販売されていますし、100円ショップでも探せば見つかりそうです。

Logicool Gのマイクカバーが発表されていますが、国内販売は未定となっています。

長時間つけても痛くない

Logicool G733

G733は278gと軽く、頭頂部に触れる部分が伸縮性のあるストラップということもあって、装着感がとてもやさしいです。

一日中つけていると、さすがに疲れを感じるものの、耳や頭頂部が痛くなることはありませんでした。

ワイヤレスの動作範囲も最長20mと広いため、大豪邸にお住まいでもない限り、ヘッドセットをつけたままで日常生活ができてしまいます。

マッチング待機中に飲み物を取りに行ったり、トイレで席を立ったり、ケーブルを気にせず自由に動き回れるのはすさまじく快適です。

バッテリーもおおむね仕様通りの長持ちっぷりで、すぐにバッテリーが切れるということはありません。

バッテリー残量を音声で知らせてくれる機能が恐ろしく便利なので、PRO X ワイヤレスにもソフトウェアアップデートで搭載してほしい。

おしゃれなゲーミングヘッドセット

Logicool G733

レビューのまとめとして、最後にもう一度Logicool G733の特徴をおさらいします。

遅延やノイズのないワイヤレス

最大29時間持つ長持ちバッテリー

278gの軽量でフィット感も抜群

4色のカラーバリエーション展開

ソフトウェアでカスタマイズ可能

マイクは若干クリアさに欠ける

カジュアルな見た目ながら、上位モデルと大きな差を感じさせない性能を秘めており、とても完成度の高いゲーミングヘッドセットだと感じました。

定期的に充電する手間からは逃れられないものの、ワイヤレスで使えることのメリットが大きく上回るので気になりません。

カラーバリエーションが豊富でライティングも自由に設定できるので、デバイスにこだわりがある方にこそおすすめです。

ワイヤレスゲーミングヘッドセットの購入を検討中の方は、Logicool G733を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    今はGHUBダウンロードできなくなっていますね
    どこにもリンクが見当たりません

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