NVIDIAの最新GPU、GeForce RTX 3060 Tiが各社から販売開始されました。
このページでは、RTX 3060 Tiを搭載ゲーミングPCの最安値と各メーカーを選ぶときの注意点について詳しくまとめています。
最新ゲーミングPCの購入を検討中の方は、ぜひご覧ください。
RTX 3060 Ti搭載ゲーミングPC
国内の有名BTOパソコンメーカーから外資系大手PCメーカーまで、RTX 3060 Tiを搭載したゲーミングPCの販売状況をチェックしました。
なお掲載している情報は2020年12月3日時点のものです。
各社の動きを確認できましたら、随時このページの情報を更新していきます。
最新モデル販売中のメーカー
2020年12月1日に情報が解禁され、翌2日の23:00に販売開始となったRTX 3060 Ti。
突然の発表で筆者も少々焦りましたが、即座にRTX 3060 Ti搭載ゲーミングPCを販売開始したのはドスパラとパソコン工房、フロンティア、TSUKUMOの4社。
- ドスパラ
- フロンティア
- パソコン工房
- TSUKUMO
G-TuneやLenovo、HPなどは最新モデルのリリースがゆっくりめなので、そのうちラインナップに加わっていると思われます。
「ゲーミングPCはLenovo以外で買いたくない!」
といった方は、気長に待ちましょう。
スペックと価格の比較
販売を確認できた4社の中で、最安モデルのスペックを比較しました。
パソコン工房 | フロンティア | ドスパラ | TSUKUMO | |
---|---|---|---|---|
モデル | LEVEL-M046 iX4-SAX | FRGXB460 | GALLERIA RM5R-R36T | G-GEAR GA7A-F203/T |
CPU | Core i5-10400 | Core i5-10400F | Ryzen 5 3500X | Ryzen7 3700X |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti | |||
メモリ | 16GB(8GB×2) | 8GB(8GB×1) | 16GB(8GB×2) | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD | 512GB NVMe SSD | 512GB NVMe SSD | 500GB SSD |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE | 850W 80PLUS GOLD | 650W 80PLUS BRONZE | 550W 80PLUS BRONZE |
販売価格 | 125,980円~ | 122,800円~ | 129,980円~ | 152,800円~ |
公式サイト | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
値段だけで比較するとフロンティアが最安ですが、メモリが8GBのシングルチャネルになっているのは気になるところ。
スペックと価格のバランスを考えると、現時点でもっともコスパが高いのはパソコン工房といえそうです。
TSUKUMOにはCore i5、Ryzen 5クラスのモデルが記事執筆時点では用意されておらず、最安モデルのなかで比較すると少し高めです。
筆者の勝手な推測ですが、いずれCore i5搭載モデルを出してくるのではと思われます。
ちなみにNVIDIAの公式サイトによると、RTX 3060 Tiの推奨電源は600Wとされています。
TSUKUMOは550Wの電源になっていますが、問題ないという判断なのでしょうか。
パソコンの仕様や価格、在庫状況は日々変動します。最新情報は各公式サイトにてご確認ください。
価格以外に注目すべきポイント
RTX 3060 Ti搭載モデルに限らず、ゲーミングPCを買うときは価格とスペック以外にも注目すべき点があります。
買ってから後悔することがないように、目を通しておいてください。
出荷までおおよそ1週間程度
メーカーを問わず、最新パーツ搭載モデルは出荷まで時間がかかりがちですが、RTX 3060 Ti搭載モデルは比較的納期が速いようです。
現時点で確認できている情報を整理すると以下の通り。
ドスパラ | 7日で出荷 |
---|---|
フロンティア | 6日程度で出荷予定 |
パソコン工房 | 2週間以内で出荷予定 |
TSUKUMO | 注文確認後4営業日 |
パソコン工房は少々不安な表記ですが、ほかのメーカーはおおむね1週間ほどで出荷できる模様。
RTX 3080やRTX 3090搭載モデルは、出荷まで2週間以上かかるメーカーも多かったので、だいぶ速くなりました。
分割手数料無料がねらい目
RTX 3060 Ti搭載モデルは安いものでも支払総額が10万円を超えるため、分割払いを検討中の方も多いことでしょう。
ほとんどのPCメーカーがJACCSやオリコなどのショッピングローンに対応していますが、分割手数料が無料なのは記事執筆時点で以下の数社のみ。
48回まで | ドスパラ パソコン工房 |
---|---|
36回まで | – |
フロンティアとTSUKUMOは分割払いには対応しているものの、手数料が別途かかります。
分割手数料無料は期間限定のキャンペーンなので、最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。
また、ショッピングローンには審査があります。
希望すれば誰でも利用できる、というものではありません。
サポート対応には差がある
コスパではずば抜けているフロンティアですが、弱点もあります。
アフターサポートの対応を比較すると、G-Tuneやドスパラは24時間365日対応ですが、フロンティアは10:00~19:00のみ。
筆者の知る限り、アフターサポートの充実ぶりはG-Tune(マウスコンピューター)が段違いです。
G-Tune | 24時間365日 電話やチャット、LINEによるサポート |
---|---|
ドスパラ | 24時間365日 電話によるサポート |
フロンティア | 10:00~19:00 ※年末年始など指定休あり |
パソコン工房 | 24時間365日 電話によるサポート |
TSUKUMO | 月~金:11:00~19:00 土日祝:10:30~18:30 |
ゲーミングPCは夜間に利用する方も多く、万が一何かトラブルが起きたとき、すぐに相談できる相手がいるのはとても心強いです。
「多少のトラブルなら自力でどうにかできる!」
という方ならアフターサポートを重視して選ぶ必要はないでしょう。
各メーカーの特徴については以下のページでも詳しく解説しているので、興味がある方はあわせてご覧ください。
ミドルスペックの主流となるか
販売解禁の前日に公開された情報だと、RTX 3060 TiはRTX 2080 SUPERを超える実力があるとのこと。
15万円前後でかつてのハイエンドクラスに匹敵するスペックが手に入ると考えると、非常にお買い得。
RTX 3080やRTX 3090搭載モデルは販売解禁後しばらくは争奪戦が続いていましたが、RTX 3060 Tiは注目度が低めということもあり、各メーカー在庫も潤沢にあるようです。
筆者が調べた限り、グラフィックカード単体もAmazonで普通に販売されていて、狙っていた方にはうれしい状況といえそうですね。
ミドルクラスの最新モデルを狙っていた方は、ぜひ各メーカーのモデルを比較検討しながら、希望に合うものを選んでください。