「ガレリアは初期不良が多い!」「すぐに壊れる!」
といった口コミや投稿を見かけて心配になる方は少なくありません。
ゲーミングPCは安くても10万円前後の出費になりますから、せっかく買ったのに初期不良で使えなくなるのは絶対に避けたいですよね。
このページでは、ガレリアに対するネガティブなコメントが多い理由について詳しく解説しています。
ドスパラでゲーミングPCの購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
壊れやすいという評判は本当か
まずはじめに筆者の実感として、ドスパラのゲーミングPCが壊れやすいと思ったことはありません。
今まで何十台とガレリアの実機をお借りして性能をチェックしていますが、不具合もなくスペック通りの性能を発揮。
私の勧めもあって知人もガレリア(GCR1660TGF-QC-G)を買いましたが、初期不良もなく、注文から納品までもスムーズでした。
ではなぜドスパラに対する悪評が散見されるのか、その理由を探っていきます。
悪い評判が目立つ理由
ドスパラの悪い評判がネット上で目立つ理由は、大きく2つあると考えています。
ひとつは販売台数が多いこと、もうひとつは過去にネットを騒がせたトラブルです。
それぞれ順にご説明します。
販売台数の多さ
ガレリアの年間出荷台数などは公開されていませんが、おそらく相当な数です。
パソコンの初期不良や何らかのトラブルは一定の割合で発生するものなので、販売台数が多いほど絶対数の増加は避けられません。
また、ゲーミングPCに限らず、人は嫌な思いをしたときこそネットに書き込んだり、拡散しようとするため、悪評ほど目につきやすくなるものです。
目立っていないだけで、ガレリアの性能に満足している投稿や口コミがたくさんあるのも事実です。
過去のトラブル
ネットでドスパラの評判を調べると、2018年に起きたグラフィックカード(RTX2080 Ti)の初期不良トラブルの記事が多数見つかります。
サポート部門のミスだったと正式に認めて、公式サイトに謝罪文を公開した案件ですが、いまだに「ドスパラ=信用できない」と考える人がいるのも事実。
当事者の憤慨する気持ちは理解できますが、あくまで従業員による一度のミスです。
もしあなたが「許せない!」と思うなら、ドスパラで買うのは止めたほうが良いでしょう。
トラブルの経緯などは公式サイトをご確認ください。
メーカー問わず運次第
「A社は悪い評判をあまり見かけないから故障が少ない」
と考えるのは早計です。
先ほども書いたようにパソコンのトラブルはどのようなメーカーでも一定の割合で発生しており、正直に書いてしまうと運によるところも大きいです。
極論ですが、もし100台中95台もトラブルが起きるようなメーカーだったなら、とっくに会社がつぶれているでしょう。
絶対に壊れないメーカーもなければ、極端に故障が多いメーカーもないと考えるのが自然です。
壊れやすいパソコンの特徴
そもそもなぜパソコンは壊れるのでしょうか。
搭載されているパーツが原因になる場合もあれば、配送時のトラブル(落下や衝撃)やユーザーの使用環境なども影響するため、一概にメーカーが悪いとは断言できません。
あくまで一般論として、壊れやすいPCの特徴を整理すると以下の通り。
- ケースの冷却効率が悪い
- ホコリが溜まりやすい
- 電源のスペックが低い
- ストレージの性能が低い など
ゲーミングPCはハイスペックなCPUやグラフィックカードを搭載しているため、一般的なパソコンと比べてケース内部が高温になりがちです。
熱を効率的に逃がさないとパーツの寿命を縮めてしまうため、ケースの冷却効率の高さは非常に重要。
性能の高いグラフィックカードほど巨大なファンを搭載しているのも、GPUの熱を下げるため。
その点、ドスパラのガレリアは冷却性能に優れたケースを使用。
静音性はそこまで高くないものの、効率的に排熱できるように設計されています。
ケース内部も余裕を持たせて作られているため、熱が原因で購入後すぐに故障することは考えづらいです。
ホコリの問題も新品で買う場合は無視できますが、ゲーミングPCを少しでも長く使いたいなら、こまめな掃除は必須と考えましょう。
電源の80PLUS認証
ドスパラでゲーミングPCを買うときに注目したいのは電源のスペック。
価格を抑えるためと思われますが、80PLUS認証で下から2番目のBRONZEグレードを搭載しているモデルが多いです。
各グレードの電気変換効率を表にまとめると以下の通り。
負荷率 | 20% | 50% | 100% |
---|---|---|---|
STANDARD | 80% | 80% | 80% |
BRONZE | 82% | 85% | 82% |
SILVER | 85% | 88% | 85% |
GOLD | 87% | 90% | 87% |
PLATINUM | 90% | 92% | 89% |
TITANIUM | 92% | 94% | 90% |
電源はパソコンの心臓にあたるパーツで、万が一電源にトラブルが起きるとマザーボードやCPUなど、ほかのパーツにまで被害が及ぶことも。
一般的にグレードの高い電源ほど発熱を防げて故障率も低いといわれていますが、TITANIUMなら絶対に壊れないというわけでもありません。
予算に余裕があるなら、筆者としては80PLUS GOLD以上の電源へのカスタマイズをおすすめします。
80PLUSについて詳しく知りたい方は、以下のサイトがとても参考になります。
ストレージの寿命
使用頻度や環境が大きく影響するものの、ハードディスク(HDD)の寿命は3~4年、SSDは5年以上持つといわれています。
とくにHDDは振動や衝撃に弱く、ある日突然HDDが動かなくなった、という悲劇を経験した人も多いです。
HDDと比べるとSSDの寿命が長いのは事実ですが、これもまた絶対に壊れないわけではありません。
少しでも長く使いたいならメインストレージはSSDにして、大切なデータはこまめにバックアップすることが大切。
ガレリアはほとんどのモデルがストレージのカスタマイズに対応しているので、すべてSSDで統一するのもひとつのやり方です。
予算や用途に合わせて最適なストレージを選びましょう。
薄型ノートPCの弱点
筆者の推測ですが、ゲーミングPCの故障率はデスクトップよりノートのほうが多いと思います。
なぜならゲーミングノートは構造上どうしても熱がこもりやすく、ゲーム中は高熱の状態が長時間継続。
とくに薄型ゲーミングノートは排熱ファンの性能にも限界があるため、冷却面ではデスクトップと大きな差があります。
とはいえ薄型ゲーミングノートのコンパクトさは唯一無二のメリットですし、大切に扱えば長く使えるのも事実。
耐久性の高さとコンパクトさ、何を優先してパソコンを選ぶかは人それぞれです。
ゲーミングノートはファンの回転音が大きいため、ゲーム中はヘッドセットやイヤホンの使用を推奨します。
ドスパラの保証や各種サポート
ゲーミングPCの故障や初期不良がどうしても気になる方は、ドスパラの保証サービスをきちんと理解しておきましょう。
万が一トラブルが起こっても、保証範囲内であれば無料で新品交換や修理が可能です。
まず通常の保証期間は購入から1年、有料オプションで最大3年間まで保証期間を延長できます。
2年延長保証 | 99,800円以下 保証料 5,545円(+税) 99,801円以上 PC価格の6% |
---|---|
3年延長保証 | 99,800円以下 保証料 9,241円(+税) 99,801円以上 PC価格の10% |
保証期間を延長すれば、万が一パソコンに修理が必要になったときの往復送料も無料。
大切なパソコンを1日でも長く、安心して使いたい方は保証期間の延長がおすすめです。
初期不良は1週間まで
初期不良による交換・修理は購入から1週間まで。
期間内は往復分の送料無料で修理してもらえます。
ゲーミングPCが届いたら、注文通りのパーツ構成になっているか、きちんとWindowsが起動するかをすぐに確認しましょう。
ちなみにドスパラのアプリからモバイル会員に登録すれば、初期不良の保証期間が1ヵ月まで延長。
初期不良が心配な方はアプリをダウンロードしておきましょう。
通常保証は基本的に修理扱いですが、初期不良は新品交換となる場合があります。
24時間365日のサポート
2020年2月1日からドスパラの電話サポートが24時間年中無休になりました。
これまで24時間365日対応のサポートはライバルであるマウスコンピューターの大きな強みでしたが、ドスパラも負けられないと舵を切ったのでしょう。
夜中にパソコンでゲームをしているとき、急にパソコンが動かなくなったとしても、すぐに問い合わせられます。
年末年始やゴールデンウィークなど、長期休暇になると昼夜逆転しがちな方も安心。
大手PCメーカーの電話サポートは日中しか対応してくれないことが多いため、いつでも頼れるのは心強いです。
Dellは有料のPremium Supportに加入すると24時間365日のサポートを受けられます。
セーフティーサービス
パソコンを壊してしまったときの修理代金がすべて無料になるサービスもあります。
月額で費用を負担する代わりに、最長3年間修理費用が無料になったり、電話によるリモートサポートなどが受けられるようになります。
納得プラン | 月額 680円(+税) |
---|---|
満足プラン | 月額 980円(+税) |
とことん満足プラン | 月額 1,580円(+税) |
ノートパソコンにコーヒーをこぼしてしまったり、パソコンを机から落として壊してしまった経験のある方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
セーフティーサービスについて詳しく知りたい方は、公式サイトをご確認ください。
パーツ交換に注意
「メモリを増設してパソコンをパワーアップさせたい!」
と考える人もいますが、購入後のパーツ交換は保証対象外になる可能性が高いため、くれぐれも気を付けてください。
ドスパラの通常保証規約には以下の一文が明記されています。
保証の対象にならない場合
- お客様の故意または過失、改造並びにお取扱い方法及びご使用方法が不適切と弊社が判断した場合
メモリを取り外す際にマザーボードを傷つけてしまったり、静電気が発生してショートしたら最悪ですよね。
パーツ交換によるトラブルは自己責任なので、注文時のカスタマイズがおすすめです。
ドスパラの初期不良は多くない
ゲーミングPCは高い買い物だからこそ、不安になるのは当然です。
筆者の知る限りドスパラの初期不良が多いとは思いませんが、絶対にないとも言い切れません。
運悪く何らかの不具合が発生したときは、すぐにサポートに問い合わせてください。
夜中や早朝でも気にせず、初期不良交換は通常だと購入から1週間なので、早めに対応することが大切です。
ゲーミングPCの故障が心配な方ほど、注文前に保証サービスをきちんと理解しておきましょう。
私は3度ドスパラで購入しましたが
・初デスクトップPCを初期構成のまま購入するもまさかの電源容量不足(2012年)
・ゲーミングノートのくせにキーボードの同時入力数がまさかの2個まで(2014年)
・2台目ノートを購入する際は事前に問い合わせで確認して問題ないと回答をもらったが同じ問題が発生⇒サポセンは修理します!というが故障ではないので修理はできない⇒案の定工場からは修理不可の回答(2017年)
さすがに4度目は買ってないですね
自分は購入後1週間程で画面が起動後赤くなり入力を受け付けなくなり
修理出してもらって一年後に一定時間(一定の負荷が)かかった後にフリーズするようになり電源を切ってからの強制起動をせざるを得ない状態になりました
少なくともドスパラのグラボは名前の知らない(有名でない)企業が作ったグラボ並には信頼性の欠けるグラボだと思います(他グラボでも経験済み)
2080Tiの件は企業体質だと思われても仕方が無い対応だからでしょう
当事者云々は関係ない
批判だけでもあれなので
当方3080搭載ガレリアを1年半マイニングで酷使しましたがなんの不具合も出ませんでした
i7搭載のゲーミングノートを買って、1年と2か月でぶっ壊れて15万以上がパーになりました。
二度とドスパラのパソコンは購入しないと決めましたね。
これまでNEC、Lenovo、ASUSなど数社のノートPCを使ってましたが、ここほど耐久性がゴミクソだった会社はありません。
1年1か月でドスパラノート壊れました。
普通に使用していましたが、グラボとマザボが壊れていたようです。
22万円しましたが、修理代22万円と言われました。
50万でZA9C-R49買って、半年保たずに起動すらしなくなりましたよ。
その前から使用している他社製のBTOパソコンは今でも元気に動いてますけどね。