PalitのRTX 4070 Ti GameRock Premiumを購入しました。
CPUはCore i7-13700Fを使用し、定番ベンチマークや人気ゲームでRTX 4070 Tiの性能を検証した結果について詳しくまとめています。
メインPC用のグラボとして購入したのですが、とても気に入っています。
グラフィックカードの買い替えやRTX 4070 Tiを搭載したゲーミングPCの購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
PalitのGeForce RTX 4070 Ti
今回購入したRTX 4070 TiはPalitのGameRock Premium。
ドスパラのネットショップで154,000円(送料込)でした。
下位モデルのGamingProとの価格差が5,000円ほどだったので、上位モデルをチョイス。
RTX 4090ほどの人気はないようで、売り切れる気配もなく普通に買えました。
まずはグラフィックカードのデザインやスペックなど、基本的な情報からお伝えします。
主なスペック
まずは主なスペックを表にまとめました。
ビデオメモリ | 12GB(GDDR6X) |
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CUDAコア | 7,680 |
コアクロック | 2,310MHz(ベースクロック) 2,790MHz(ブーストクロック) |
メモリバス幅 | 192bit |
メモリスピード | 21Gbps |
占有スロット | 3.2 |
補助電源 | 16ピン ×1 |
出力端子 | HDMI 2.1 ×1 DP1.4a ×3 |
サイズ | 328.9×137.0×64.4mm |
Palitに限らず、発売時の価格はおおむね14~15万円前後といったところ。
アメリカで800ドルの製品が日本で15万円になるのは、一体どういう計算なのか私にはわかりません。
GPU-Zの結果は以下の通り。
もっと詳しいスペックを知りたい方は、Palitの公式サイトをご確認ください。
デザインや付属品
10万円クラスのグラボは箱も大きく、梱包もしっかりしています。
バックプレートは金属製で高級感がたっぷり。
3.2スロット占有と分厚く、横幅も328.9mmあるため、ケースに入るかは事前に要確認です。
ケースの仕様上は問題なくとも、たとえばケース前面に簡易水冷のラジエーターを設置している場合、干渉してしまう恐れがあるため注意してください。
デュアルBIOSにも対応しており、バックプレート側にあるスイッチで簡単に切り替えが可能。
- Performance Mode
- Silent Mode
今回はすべて「Performance Mode」で計測しましたが、ヒートシンクが巨大ゆえに冷却性能に余裕があるのか、事務作業程度ならファンは一切回らず。
ゲーム起動中の静音性もすばらしく、オープンフレームケースで丸出しの状態で使っていても、ファンの回転音はほとんど気になりません。
Silent Modeを使用しなくとも静かで快適です。
キラキラなデザインには若干抵抗もありましたが、実際に手に取ってみると意外と悪くありません。
補助電源は16pin×1を使用。
筆者は12VHPWRに対応した電源をまだ購入していないため、付属のアダプターを使用して8pin×2を接続しました。
実際にグラボに接続するとアダプターが前面に飛び出るため、ケースの横幅に余裕がないと、アダプターに余計な負荷をかけてしまう恐れがあります。
多少折れ曲がる程度なら問題ないと思いますが、少し前にRTX 4090の発火問題が騒がれていたこともあり、なるべく負荷をかけないように工夫したほうがよさそうです。
こちらはグラボとマザーボードをつなげて、RGBライティングを制御するための専用ケーブル。
Palitの専用ソフトウェア「ThunderMaster」をインストールしなくとも、マザーボード側から一括で制御できます。
ケースファンや簡易水冷クーラーなど、ほかのRGB対応パーツと連結もできるため、ケース全体のライティングをひとつの制御ソフトで管理できるのはすごく便利です。
複数の制御ソフトが存在すると競合してトラブルを引き起こす可能性が高いため、今回はマザーボードの制御ソフトでライティングを管理しました。
組み立て式のグラボステーも入っていました。
ケースやマザーボードにグラボを支える機能がない場合、活用したほうが良いでしょう。
上位モデルと比較
PalitのGameRockシリーズで、RTX 4090~RTX 3080の主なスペックを比較すると以下の通り。
4090 | 4080 | 4070 Ti | 3090 Ti | 3080 | |
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CUDAコア | 16,384 | 9,728 | 7,680 | 10,752 | 8,960 |
クロック | 2,235~ 2,610MHz | 2,205~ 2,640MHz | 2,310~ 2,790MHz | 1,560~ 1,890MHz | 1,260~ 1,815MHz |
メモリタイプ | GDDR6X | ||||
ビデオメモリ容量 | 24GB | 16GB | 12GB | 24GB | 12GB |
メモリバス幅 | 384bit | 256bit | 192bit | 384bit | 384bit |
消費電力 | 450W | 340W | 285W | 460W | 390W |
推奨電源 | 1000W | 850W | 750W | 1000W | 850W |
RTX 4070 TiのCUDAコアやメモリバス幅を見ると、RTX 3080より少なくなっているのがわかります。
しかしながらクロック数は大幅にアップしており、さらに消費電力も下がっているのが大きな魅力。
今回筆者はRTX 3080からアップグレードしたくてRTX 4070 Tiを購入しましたが、とても満足しています。
弟分にあたるRTX 4070やRTX 4060 Tiも購入して、同じように性能面を詳しく検証しました。
あわせてご覧いただくと、それぞれのちがいがわかりやすいです。
RTX 4070 Tiのベンチマーク結果
ここからは定番ベンチマークソフトをはじめ、各種ゲームでRTX 4070 Tiの性能を細かくチェックしていきます。
検証環境は以下の通り。
CPU | Intel Core i7-13700F |
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CPUクーラー | DeepCool AK500 |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z690-PLUS D4 |
メモリ | DDR4-3200 16GB(8GB×2) |
電源 | DeepCool PQ850M(GOLD) |
ケース | DeepCool CH510 WH |
BTOで販売される製品を想定して、メモリはDDR4-3200 16GB(8GB×2)を使用し、Core i7-13700Fの最大消費電力を65Wに制限。
パーツ構成によってスコアに多少の差が出るため、あくまで参考程度にご覧ください。
RTX 3090 TiやRadeon 7000シリーズは未所持のため比較していません。
3D Markのスコア
まずは超定番、3D Markの各種ベンチマークを試した結果をご紹介します。
RTX 4090とRTX 4080は、以前ELSAさんにお借りした「INNO3D ICHILL X3シリーズ」で計測した際のデータを参考までに掲載しています。
Time Spy
RTX 4090 | |
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RTX 4080 | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti |
Time SpyはAPIにDirectX 12を使用。
RTX 3080と比べると、28%ほどスコアが上がっています。
Fire Strike
RTX 4090 | |
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RTX 4080 | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti |
Fire StrikeはAPIにDirect X11を使用。
RTX 4090の異様なまでの強さが際立ってしまっていますが、RTX 4070 Tiも素晴らしいスコアを叩き出しています。
Speed Way
RTX 4090 | |
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RTX 4080 | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti |
Speed Wayは最新APIのDirectX 12 Ultimateに対応。
こちらもなかなかのハイスコアです。
定番ベンチマークのスコア
続いてFF15とFF14の定番ベンチマークをフルHDの最高設定で試しました。
FF15
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
RTX 4070 Tiは4Kの高品質でも8,955(快適)という結果に。
グラフィックの重いゲームも、4Kの最高画質でそこそこ動かせるパワーがあります。
FF14
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
FF14はグラフィックがそこまで重くないため、4Kの最高品質でも16,429(非常に快適)という結果でした。
人気ゲームのフレームレート
ここからは実際に人気ゲームをフルHD解像度(1,920×1,080)でプレイして、フレームレートの平均値を算出しました。
今回検証したのは以下の通り。
- フォートナイト
- Apex Legends
- VALORANT
- Rainbow Six Siege
- CoD:MW2
それぞれ順にご紹介します。
ゲームのシーズンやドライバのバージョンなどによって差が出る場合もあります。
フォートナイト
フォートナイトはリプレイ機能を使用し、近接での撃ち合い中のシーンを含む、同一場面の平均フレームレートを計測した結果です。
DirectX12と11では、アンチエイリアスを「TSR 最高」に設定し、解像度は「ネイティブ」で検証しました。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
DirectX12の最高画質はレイトレーシングをOFFに設定。
チャプター4でグラフィックが大幅にアップデートされたこともあり、非常に重いです。
なお4Kでプレイする場合は「テンポラル スーパー解像度」を推奨(50%)に設定するのがおすすめ。
今回試した限り、4Kの最高画質でも平均フレームレートは80前後。
さらにレイトレーシングをONにしても、平均値は60前後をキープできていました。
ヌルヌルとは言えませんが、RTX 4070 Tiなら超・高画質でもフォートナイトを楽しめます。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
DirectX11の最高画質では平均値が170まで伸びました。
144Hzや165HzのフルHD解像度モニターでプレイするなら、最高画質のままでも快適に楽しめそうです。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
競技設定では平均値が350まで伸びます。
ただし、場面によってフレームレートが大きく変動するため、フレームレートの上限を240に設定してプレイするなら、パフォーマンスモードをおすすめします。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
パフォーマンスモードでは平均値が600を超えました。
上限を240に設定すると、ほとんど240から落ちることはありません。
Apex Legends
Apex Legendsは射撃訓練場でバンガロールのウルトにグレネードを重ねて、前後の平均値を計測しました。
実際のマッチでは+20~30程度は平均値が伸びるため、あくまで比較用の数値としてご覧ください。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
RTX 4070 Tiなら最高画質でもサックサクに楽しめます。
4Kの最高画質でカジュアルマッチを試したところ、平均値はおおむね140前後をキープ。
撃ち合い中などは瞬間的に100前後まで落ちる場合もありましたが、4K144Hzのハイエンドモニターでプレイしたい方にもおすすめです。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
低画質ではフレームレートの上限である300にほぼ張り付きました。
競技シーンを目指すようなガチ勢の方でも十分納得できる性能です。
VALORANT
VALORANTはプラクティスのスパイク解除モードで検証。
スパイクラッシュなどを実際にプレイすると、場面によって平均値が50~100程度落ちると考えてください。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
グラフィックが軽く、CPU依存度の高いゲームということもあり、あまり大きな差は生まれず。
CPUがしっかりしたものであれば、グラボはRTX 3060でも十分です。
Rainbow Six Siege
レインボーシックスシージはベンチマークモードで検証した結果です。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
このゲームも実際のマッチではフレームレートが50~100程度落ちると考えてください。
CoD:MW2
CoD:MW2もゲーム内のベンチマークモードで計測。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
このゲームはベンチマークの結果と実際のマッチであまり差が出ません。
RTX 4070 TiならWarzone 2.0やDMZモードも、画質を落とすことなく快適にプレイ可能です。
レイトレーシング性能
レイトレーシング対応ゲームの平均フレームレートも検証しました。
今回検証したのは以下の通り。
- WATCH DOGS LEGION
- FARCRY6
- Forza Horizon 5
Cyberpunk 2077はベンチマークモードのバラつきがあまりに多いため、今回は比較から除外。
フルHDのウルトラ画質、レイトレーシングON(DLSS OFF)で平均フレームレートはおおむね110前後、4KはDLSS 自動で平均60前後をキープできていました。
RTX 4070 Tiならグラフィックの重いレイトレ対応ゲームも快適に動かせます。
WATCH DOGS LEGION
数あるレイトレ対応ゲームの中でも極めて重いWATCH DOGS LEGIONは、ベンチマークモードを使用。
DLSSはデフォルトの品質に設定した状態です。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
RTX 4070 Tiなら画質を落とすことなくサクサク楽しめます。
FARCRY6
FARCRY6もゲーム内のベンチマークモードで計測。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
そこまでグラフィックが重くないということもあり、RTX 3060クラスでも十分快適に動かせます。
Forza Horizon 5
Forza Horizon 5もゲーム内のベンチマークモードで検証しました。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 |
参考までに4Kの最高画質でも試したところ、94fpsという結果でした。
高解像度でも快適にプレイできそうです。
ゲーム実況・ライブ配信
最後にOBSを使用して、Twitchで配信を試しました。
CPU、GPUともに余裕があるため、Apex Legendsであれば最高画質のまま快適に配信・録画が可能。
配信中もフレームレートは260~270あたりをキープしていました。
ゲームの画質 | 最高 |
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出力解像度 | 1080p(1,920×1,080) |
FPS共通値 | 60 |
映像ビットレート | 6,000 Kbps |
配信エンコーダ | ハードウェア(NVENC) |
音声ビットレート | 128 |
録画品質 | 高品質、ファイルサイズ中 |
録画フォーマット | mkv 配信後にmp4へ再多重化 |
録画エンコーダ | ハードウェア(NVENC H.264) |
RTX 4000シリーズはAV1エンコーダを利用できるのが特徴のひとつ。
AV1で録画したデータはH.264より高画質でデータ容量も軽くなるため、配信を常に録画しておきたい方には強力なツールです。
しかしながら画質面で劇的な差は実感しづらく、録画後のデータが扱いやすいH.264のままでもとくに問題はないように思います。
AV1の録画データはPremiere Proで読み込めず、Microsoftが無償提供する「AV1 Video Extension」などをインストールしないと、再生すらできないため要注意。
どのエンコードを使用するかは、配信の頻度や用途に合わせて判断してください。
ゲーム起動中の消費電力
ワットチェッカーを使用して、FF15のベンチマークソフト起動中の消費電力を計測しました。
RTX 4070 Ti | |
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RTX 3080 | |
RTX 3070 |
これはグラボ単体の消費電力ではなく、システム全体の消費電力です。
今回計測した限り、RTX 3070を若干下回る程度でした。
性能はRTX 3080より高いのに、消費電力はRTX 3070と同等レベル、という素晴らしいワットパフォーマンスです。
ただし、これは65Wに制限したCore i7-13700Fで計測した場合の消費電力。
電力制限を解除したCore i7-13700KとRTX 4070 Tiで同様に計測したところ、消費電力は497Wまで上がっていました。
65W制限のCore i7-13700Fであれば、電源容量は750~850Wあたりで十分。
Core i7-13700Kをフルパワーで使用するなら、1000Wあたりを積んでおくと安心といえそうです。
電源容量は消費電力の2倍を目安に選ぶのがセオリーですが、2倍を下回っていても問題はありません。
電力制限をかけた場合
AfterburnerでグラボのPower Limit(電力制限)を調整すると、どの程度ゲームのフレームレートに影響が出るかを検証しました。
CoD:MW2のベンチマークモードを試した結果は以下の通り。
100% | |
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85% | |
70% | |
50% | |
35% |
35%まで電力を制限すると、フレームレートが20%程度ダウン。
さすがにここまで下げるのはやりすぎと思われます。
ワットチェッカーでベンチマーク中の消費電力を計測した結果がこちら。
100% | |
---|---|
85% | |
70% | |
50% | |
35% |
70%まではあまり目立った変化がないものの、50%では消費電力が10%ほどダウン。
電力制限をかけても性能が急激に落ちるわけではないため、多少チューニングしたほうがコスパ良くPCゲームを楽しめるということになります。
今回はPower Limitを調整しただけの簡単設定ですが、細かく設定を詰めていけば、もう少し効率を上げられるかもしれません。
Afterburnerなどの外部アプリによる調整は不具合が起きるリスクもあります。何が起きても自己責任ですので、心配な方は手を出さないほうがいいです。
おすすめのBTOパソコン
Core i7-13700とRTX 4070 Tiを搭載したBTOパソコンをピックアップしました。
ゲーミングPCを選ぶときは、基本的なスペックと価格だけでなく、アフターサポートや納期、支払方法なども総合的に比較して選ぶことをおすすめします。
掲載している仕様および価格は記事執筆時点の情報です。最新情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。
フロンティア
激安のセール品が魅力のフロンティアは、RTX 4070 Ti搭載モデルも安さが抜きんでています。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | Core i7-13700F |
GPU | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 32GB(16GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
販売価格 | 276,100円~(消費税・配送料込) |
電源は850W(GOLD)で、マザーボードはB760チップセットを採用。
メモリはDDR5ではなくDDR4とはいえ、32GB(16GB×2)搭載でこの価格はあまりにも激安です。
フロンティアのセールは毎週価格とラインナップが変わるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
また、最終確認画面まで行かないと送料が加算されないため、1円でも安く買いたい方は少々注意が必要です。
STORM
STORMでは白いケースを採用したおしゃれなモデルが販売中。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | Core i7-13700 |
GPU | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 32GB(16GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
販売価格 | 295,200円~(消費税・配送料込) |
STORMオリジナルの白い簡易水冷クーラー(240mmラジエーター)を標準搭載。
ポンプヘッドにCPU温度が表示されるように、制御ソフトなどが初期段階でインストールされているそう。
ケースは拡張性とエアフローに優れたPhanteks製で、RGBファンを4台標準搭載。
見た目のカッコよさと搭載パーツの豪華さを考えれば、なかなか素晴らしいコストパフォーマンスです。
TSUKUMO
こちらはツクモが販売するG-GEARの最新モデル。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | Core i7-13700F |
GPU | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
販売価格 | 297,899円~(消費税・配送料込) |
マザーボードはASRock B660 PRO RSを採用し、ASUS製の光学ドライブや12VHPWR対応の1000W(GOLD)電源を標準搭載。
他社と比べるとケースのデザインはやや地味ですが、ギリギリ30万円で買えるのはなかなかお得。
見た目にこだわらないなら、コスパの良い1台といえそうです。
ドスパラ
こちらはドスパラが販売するGALLERIA XA7C-R47T。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | Core i7-13700F |
GPU | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
販売価格 | 309,980円~(消費税・配送料込) |
電源は750W(GOLD)で、マザーボードはB760を採用。
期間限定のキャンペーンを活用すると、ポイント還元で実質的な負担額は30万円を切るため、非常にお得です。(1/13時点の情報です)
GALLERIAも価格の変動が激しいため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
パソコン工房
こちらはパソコン工房のLEVEL∞(インフィニティ)。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | Core i7-13700 |
GPU | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD Gen4 |
販売価格 | 328,700円~(消費税・配送料込) |
CPUは「F」つきではない無印のCore i7-13700で、マザーボードはZ790チップセット、メモリもDDR5-4800を採用。
電源も850W(GOLD)と余裕があります。
ケース内部は見えないものの、おしゃれな新型ケースを採用しているのも魅力です。
パソコンショップセブン
こちらはパソコンショップセブンのZEFT Gaming PC。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | Core i7-13700F |
GPU | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
販売価格 | 340,780円~(消費税・配送料込) |
無線LANや光学ドライブを標準搭載し、ツクモと同じくマザーボードはASRock B660M Pro RSを採用。
ケースやマザーボードも選ぶことができる、カスタマイズの幅広さが最大の魅力。
価格がやや高めでも、こだわりの1台が欲しい方におすすめです。
日本HP
こちらは日本HPが販売するOMEN 25Lの最新モデル。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | Core i7-13700F |
GPU | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR5-5200 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD(Gen4) |
販売価格 | 396,000円~(消費税・配送料込) |
中身の見えるおしゃれなケースをはじめ、RGBライティングに対応したCPUクーラーやメモリを標準搭載。
記事更新時点だとコスパはやや微妙ではあるものの、そのうち価格を抑えたキャンペーンモデルが登場すると思われます。
各種クーポンの活用で業界最安レベルで買えることもあるため、気になる方はこまめにチェックすることをおすすめします。
G-Tune
最後にマウスコンピューターが販売するG-Tune EP-Z。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | Core i7-13700KF |
GPU | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD(Gen4) |
販売価格 | 423,100円~(消費税・配送料込) |
マザーボードは最上位のZ790チップセットし、CPUはオーバークロックに対応した「K」つき。
さらに360mmラジエーターの簡易水冷や、光学ドライブも標準搭載。
豪華なパーツ構成ではありますが、40万円越えはさすがに高すぎるように感じます。
マウスコンピューターも時期によって価格が変動するため、気になる方はセールやキャンペーンなどをこまめにチェックすることをおすすめします。
RTX 4070 Tiのレビューまとめ
今までRTX 3080を使用していた筆者にとって、RTX 4070 Tiは省電力なのにパワーアップという、まさに求めていた性能で大満足。
玄〇志向のRTX 3080はファンの騒音がとにかく不快で、PalitのGameRock Premiumはゲーム起動中もほぼ無音で素晴らしく快適です。
もう少し価格を抑えてくれれば、という気持ちは捨てきれないものの、納得感があるので後悔はありません。(ドル円の計算どうなってんだ)
RTX 4090や4080ほどの性能は必要ないけど、DLSS3やAV1に対応した最新GeForceが欲しい!という方にとって、RTX 4070 Tiはベストな存在といえそうです。
予算と用途に合わせて、納得できるスペックを選んでください。
動画では4Kで実際にゲームを動かしている様子もまとめているので、あわせてご覧いただくとよりわかりやすいです。
コメント失礼します。
ほぼ同じ構成のpcでapexをプレイしていますが、220~240FPSほどまでしか出ません。コントロールパネルやゲーム設定も見直してみたのですが変化がなかったため、ほかの要因があるのではないかと思っているのですが、改善する場所はありますでしょうか。
ご意見いただければ幸いです。