GALLERIA XL5R-R36レビュー｜予算15万円で買えるゲーミングノート

ドスパラで販売中のゲーミングノート、GALLERIA XL5R-R36をお借りしました。

Ryzen 5 5600HとRTX 3060を搭載し、ディスプレイは144Hzの高リフレッシュレートに対応。

人気ゲームでどれくらいフレームレートを出せるのか、詳しく検証しました。

予算15万円以下でゲーミングノートを探している方は、ぜひご覧ください。

GALLERIA XL5R-R36の概要と特徴

GALLERIA XL5R-R36がどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

Apex Legendsやフォートナイトなどのゲームで、どれくらいフレームレートを出せるのか知りたい！という方はこちらからご覧ください。

スペック

今回お借りしたモデルの基本スペックは以下の通り。

CPUとGPUの細かい情報を知りたい方は、こちらをご覧ください。

CPU-Z

GPU-Z

注文時にOfficeを追加すれば、ビジネス用途でも活躍するノートPCです。

動画編集などの用途でも使うならメモリとストレージを増やしたいですが、記事執筆時点ではカスタマイズに非対応でした。

RTX 3060搭載モデルと比較

RTX 3060を搭載したGALLERIAは複数のモデルが販売中です。

比較対象となりそうなモデルの主なスペックを整理すると以下の通り。

それぞれ実機をお借りしてレビューしているので、あわせてご覧いただくと性能差がわかりやすいです。

XL7R-R36

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UL7C-R36

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デザイン・大きさ

ここからはGALLERIA XL5R-R36のデザインをチェックしていきます。

控えめにツヤ感のある天板にGALLERIAのロゴのみというシンプルなデザイン。

仕様上の大きさは360×244mmで、15.6型のゲーミングノートとしては比較的スリムです。

底面は排熱のためにところどころメッシュ状になっています。

ゲーム起動中は冷却ファンがフル回転して熱風が出てくるので、吸排気部分をふさがないように要注意。

分厚さは23mm。

持ち運ぶときも邪魔になりにくいです。

重量は実測で約2.0kgでした。

据え置きで使う分にはまったく気になりませんが、常に持ち歩くとなると多少重たく感じます。

ACアダプター

ACアダプターは180Wの高出力タイプが付属。

ハイスペックなCPUとGPUを搭載しているため仕方ありませんが、一般的な薄型ノートPCと比べるとACアダプターは大きめです。

重量はケーブル込みで約580gでした。

仕様上のバッテリー駆動時間は約5.5時間と控えめ。

PCゲームは消費電力が激しいため、基本的にACアダプターは必須と考えたほうが良いでしょう。

インターフェイス

ここからは各種インターフェイスを見ていきます。

まずは本体の左側から。

右側にもUSBポートなどが用意されています。

外部モニターと接続するためのポート類は背面に集中。

背面のType-Cポートは外部モニターへの映像出力には対応していますが、PD充電には非対応。

Wi-Fi 6とBluetooth 5.1も標準搭載されています。

キーボード

キーボードはテンキーを含むの日本語配列102キー。

目立ったクセもなく、タイピングしやすいです。

テンキーを多用する方は、0の位置が右にずれているので最初は戸惑うかもしれません。

電源ボタンの左側に用意されているのは、モードチェンジボタン。

プリインストールされているControl Centerからモードを変えることもできます。

重たい作業をするときはターボモードがおすすめですが、ファンの回転音はかなり大きいので要注意。

バックライトの色や明るさは好みに合わせてカスタマイズが可能。

七色に光らせたり、キーごとに色を変えるような細かいカスタマイズには対応していません。

タッチパッドは一体型でさらさらとした質感です。

指紋認証などの機能は非搭載です。

ディスプレイ

ディスプレイは15.6インチのフルHD（1,920×1080）解像度で、リフレッシュレートは144Hz。

ふちの薄いナローベゼル仕様かつノングレア（非光沢）なので、とても見やすいです。

Webカメラも搭載しており、オンライン会議や顔出しでのライブ配信などで使えます。

画質や画角にこだわる方は、外付けのWebカメラを別途用意したほうが良いでしょう。

ディスプレイは最大でここまで開きます。

sRGBカバー率は約94%

ディスプレイの色域をi1 Display Proでチェックしたところ、sRGBカバー率は約94.0%、AdobeRGBカバー率が約70.9%でした。

ゲーミングノートとしては、まずまずの色域の広さです。

印刷を前提とした業務など、厳密に色を管理するにはカラーマネジメントモニターを別途用意したほうが良いでしょう。

GALLERIA XL5R-R36のベンチマーク

ここからはGALLERIA XL5R-R36の性能を、各種ベンチマークソフトを使用して数値化していきます。

まずはパソコンの総合的な性能をチェックするPC Mark10を試した結果がこちら。

ゲームはもちろん、ExcelやWordなどの事務作業、各種クリエイティブ用途もストレスなくこなせるスペックです。

CINEBENCH

R23

R20

主なCPUをCINEBENCH R20のスコアで比較してみると以下の通り。

デスクトップ向けCPUのRyzen 5 5600Xには敵いませんが、前世代のRyzen 5 3600Xのスコアを上回りました。

ミドルクラスのノートPC向けCPUとして考えれば、素晴らしいスコアです。

Fire Strike

3DMarkのFire Strikeのスコアを比較すると以下の通り。

ノートPC向けのGPUということもあり、デスクトップ向けと比べると若干スコアが落ちています。

とはいえ人気ゲームを動かすには十分な性能です。

Crystal Disk Mark

ストレージの転送速度は読み書きともに控えめな性能でした。

一般的なSSD（SATA）やHDDと平均的な転送速度を比較すると、以下の通り。

実用上、ストレスを感じる場面はほとんどないと思いますが、転送速度にこだわるなら注文時のカスタマイズをおすすめします。

オンラインゲーム

定番のベンチマークソフトも走らせました。

重量級ゲームのFF15が最高画質で「快適」、FF14は「非常に快適」という結果でした。

画質を調整すれば、グラフィックの重いゲームも快適に動かせそうです。

FF15

高品質	7680（快適）
標準品質	10394（とても快適）
軽量品質	12726（非常に快適）

FF14 暁月のフィナーレ

最高品質	16019（非常に快適）

PCゲームのフレームレート検証

MSIのAfterburnerを使用して、人気ゲームの平均フレームレートを計測しました。

動画にもまとめているので、あわせてご覧いただくとよりわかりやすいです。

まずはフォートナイトとApex LegendsをフルHD解像度でプレイして、最高画質と低画質、それぞれ試した結果がこちら。

フォートナイトの競技設定は「3D解像度」と「描画距離」のみ最高に設定。

レンダリングモードを「パフォーマンス」に変えると、フレームレートは240前後まで伸びました。

Apex Legendsはフォートナイトほどフレームレートが伸びないものの、画質を落とせば十分快適にプレイ可能です。

そのほかのゲームはすべて最高画質で試しました。

Battlefield 2042やタルコフなどの重量級FPSゲームをプレイするなら、低～中画質に落としたほうが快適です。

VALORANTとRainbow Six Siegeはグラフィックが軽く、最高画質でも快適にプレイできました。

マイクラはMODやリソースパックを何も入れず、バニラの最高設定かつ描画距離24チャンクで試した結果です。

マイクラをやりこむなら画質を調整したり、軽量化MODなどを入れたほうがよいでしょう。

レイトレーシング性能

続いてレイトレーシング（DXR）に対応したゲームの平均フレームレートをチェックしました。

ゲームのグラフィック設定はすべて最高に設定し、いずれもゲーム内のベンチマークモードを使用しました。

WATCH DOGS LEGIONはグラフィックが非常に重く、最高画質かつDXR ONでのプレイはあきらめたほうがよさそうです。

Cyberpunk 2077やFARCRY 6はDXR ONでも快適にプレイできるようです。

VRゲームの動作検証

Oculus Quest 2を専用ケーブルでつないで、PC用のVRゲームを実際に動かしてみました。

Half-Life: Alyx

Beat Saber

Half-Life: Alyxはグラフィックが重めなので、最高画質ではカクつきが発生。

中画質なら平均60以上をキープできました。

VRゲームのカクつきは酔いやすくなって危険なため、画質にこだわらないほうが良いです。

Beat SaberはPCを使わずとも動かせる軽いゲームなので、最高設定でサクサクプレイ可能。

ゲームに合わせて設定を調整すれば、VRゲームも快適に楽しめます。

ゲーム実況のライブ配信

ゲーム実況をTwitchでスムーズに配信できるかも検証しました。

配信ソフトは無料で使えるOBS（Open Broadcaster Software）を使用、配信と同時に録画も実施です。

Apex Legendsでいろいろ試した結果、以下の設定でスムーズに配信ができました。

今回検証した限り、カクつきなどは発生しませんでしたが、配信するゲームによっては何かしらトラブルが起きる可能性もあります。

CPUとGPUの負荷が高いときは、出力解像度を1080pから720pなどに落としてみるのがおすすめ。

ゲームに合わせて設定を工夫すれば、PC1台でライブ配信もこなせます。

クリエイティブ用途の動作検証

続いて動画や写真の編集など、クリエイティブ用途でも快適に使えるかを検証しました。

Premiere Proで動画編集

まずはAdobeのPremiere ProでYoutube動画の編集を試しました。

動画素材をカットしてつなげたり、テロップや効果音を加える程度の編集なら、ストレスを感じることなくサクサク作業できます。

4K動画の編集に挑戦したり、動画編集に力を入れるならメモリは32GBに増設しておきたいですが、記事執筆時点では注文時のカスタマイズに対応していません。

4K動画の書き出し

参考までに、4K動画の書き出し時間を計測しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

ハイスペックなデスクトップPCと比べると多少差はあるものの、一般的な薄型ノートPCは同条件で40分以上かかることもあるため、十分速いです。

動画編集マシンとしても活躍してくれることでしょう。

LightroomでRAW現像

デジカメで撮影したRAWデータの書き出し速度もチェックしてみました。

有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚をLightroomで書き出し。

主なCPUと結果を比較したグラフはこちら。

こちらもデスクトップ向けのRyzen 5 5600Xとは差があるものの、15万円以下のノートPCでこれだけの速度を出せるのは素晴らしいです。

写真用途としてはディスプレイの色域がやや気になりますが、作業自体は快適にこなせます。

Lightroomの書き出し条件は以下で統一しています。

予算15万円以下で探すならおすすめ

レビューのまとめとして、GALLERIA XL5R-R36の特徴をおさらいします。

画質を調整すれば重いゲームも快適にプレイできますし、バトロワ系ゲームも144Hzのディスプレイでヌルヌル動かせる使い勝手の良い1台です。

予算15万円以下でゲーミングノートを探しているなら、きっと有力候補になることでしょう。

記事執筆時点では48回まで分割手数料が無料で、翌日出荷という超スピード納品にも対応。

コスパに優れたミドルスペックノートを探している方は、ドスパラで販売中のGALLERIA XL5R-R36を検討してみてはいかがでしょうか。

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