レビュー

GALLERIA RM7C-R46Tレビュー|おすすめゲームデスク第1位の人気モデル

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GALLERIA RM7C-R46Tレビュー

ドスパラで販売中のゲーミングPC、GALLERIA RM7C-R46Tをお借りしました。

機材貸出元:株式会社サードウェーブ

Core i7-14700FとRTX 4060 Tiを搭載し、記事執筆時点でドスパラ公式サイトの「おすすめゲームデスク」第1位の人気モデル。

シューター系ゲームでどれくらいフレームレートを出せるのか、性能面はもちろん課題点まで詳しくチェックしました。

GALLERIA RM7C-R46Tの概要

GALLERIA RM7C-R46Tがどういったパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

人気ゲームが高fpsでヌルヌル快適

PC1台でVTuberとして活動も可能

拡張性に優れたコンパクトなケース

USB Type-Cポートがひとつもない

高負荷時はファンの回転音が大きめ

基本的なスペックからケースの構造、実際に人気ゲームを動かして計測したフレームレートまで、順に詳しくご説明します。

スペック

今回お借りしたモデルの基本スペックは以下の通り。

OSWindows 11 Home 64ビット
CPUCore i7-14700F
GPUGeForce RTX 4060 Ti
メモリDDR4-3200 16GB(8GBx2)
ストレージ500GB NVMe SSD Gen4
販売価格223,280円
※2024年4月6日時点の価格です
※消費税・送料込(離島除く)

CPUとGPUの細かい情報を知りたい方は、こちらをご覧ください。

CPU-Z
CPU-Z
GPU-Z
GPU-Z

動画編集などの用途でもPCをフル活用する方は、注文時にメモリやストレージを増設しておくことをおすすめします。

パソコンの仕様および価格は時期によって変動します。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

ケース外観

ケース外観

ケースはMicro-ATX規格のミニタワーで、おなじみのガレリア専用SKMケース。

正面から見て左側には、中身の見えるアクリルパネルを標準搭載。

強化ガラスと比べると高級感や透明感では劣るものの、軽くて扱いやすいのがメリット。

ケース外観

寸法は高さが約425mm、奥行きが約440mm、横幅が約220mm。

ゲーミングPCとしては比較的コンパクト。

仕様上の重量は約14kgと見た目以上に重たいため、パソコンを持ち上げるときは腰を痛めないように気をつけてください。

メッシュパーツ
メッシュパーツ

2023年12月にケースがVer.2にアップデートされ、側面や天面の吸排気口がサイズアップ。

見た目や内部構造はほとんど変わってないように思いますが、今までのケースと比べて冷却性能が強化されたようです。

ライティングON

電源をONにすると、ケース前面と電源ボタンの周辺が青く発光。

ライティングの色を変えるには、BIOSの設定変更や専用ソフトウェアのインストールが必要。

ASUS製のマザーボードが採用されている場合、制御ソフトの「Armoury Crate」をインストールすることで色の変更が可能です。

細かい設定方法や注意点は、ドスパラの公式サイトをご覧ください。

防塵パネル
防塵パネル

電源直下の防塵パネルはスライド式で簡単に取り外しが可能。

パソコンを床に設置するとほこりがたまりやすいので、掃除しやすいのは便利です。

インターフェイス

入出力端子

ケース前面の主な入出力端子は以下の通り。

  1. 電源
  2. USB3.2 Gen1 Type-A ×4
  3. ヘッドホン
  4. マイク

USBポートが4つあると、ゲームパッドや外付けストレージなど、さまざまなものを接続できて便利。

コンソールパネルが斜めに設計されているため、パソコンを机の上下どちらに設置しても使いやすいです。

背面
  1. USB 2.0 ×4
  2. USB 3.2 Gen2 Type-A ×2
  3. 有線LANポート(2.5Gb)
  4. DisplayPort ×3
  5. HDMI ×1

背面側の入出力端子はやや控えめで、Type-Cのポートはひとつもありません。

標準仕様では無線でインターネットにつなげられないため、家庭の都合で有線接続ができない方は事前に対策を考えておきましょう。

ケース内部

ケース内部
ケース内部

ケース内部が黒いこともあり、カラフルな電源ケーブルが少々目立ちます。

ケースファン
ケースファン

140mmのケースファンが前面と背面に1台ずつ。

ケースのアップデートに伴い、標準ファンの最大回転数が2000rpmにアップ。

静音性を維持しつつ、冷却性能を向上したそう。

5インチベイ

最近は見かけることが少なくなった5インチベイを搭載しているのもGALLERIAの特徴。

必要な方は注文時のカスタマイズで光学ドライブを増設できます。

搭載されるパーツは時期によって異なる場合があります。

マザーボード

マザーボード

マザーボードにはASUSのPRIME B760M-AJ D4を採用。

CPU-Z

価格を抑えたモデルのようですが、メモリスロットは4つ、PCIeやM.2の空きスロットもあり、拡張性は申し分なし。

実際に試してはいませんが、内蔵型のキャプチャーボードなども搭載できそうです。

CPUクーラー

CPUクーラー

CPUクーラーはPCCooler製で、120mmファンのサイドフロータイプを採用。

国内で販売されている空冷クーラーとは異なるようで、BTO向けの製品でしょうか。

グラフィックカード

グラフィックカード

グラボはGPU-Zの情報によるとZotac製で、最近では珍しい外排気タイプ。

以前はよくありましたが、RTX 4000シリーズの外排気は初めて見た気がします。

補助電源は8ピン×1が接続されており、カラフルなケーブルが少々目立ちます。

メモリ

メモリ

メモリはヒートスプレッダ非搭載のシンプルなものが2枚。

CPU-Z
CPU-Z

CPU-Zで読み取った情報によると、SK Hynix製のようです。

ゲームがメインなら16GBでメモリ不足を感じる場面は滅多にないものの、動画編集などで必要性を感じたら32GBに増設しても良いでしょう。

空きスロットは2つあるため、4枚刺しも可能です。

ストレージ

ストレージ

M.2 SSDには発熱を抑えるためのヒートシンクが搭載されていて、姿が見えません。

CrystalDiskInfo

CrystalDiskInfoで読み取った情報によると、Solidigm(ソリダイム)製のようです。

標準仕様では500GBと容量が控えめなので、予算に余裕がある方は注文時に増設しておくことをおすすめします。

シャドウベイ
シャドウベイ

シャドウベイは2.5インチ×2、3.5インチ×2と必要十分。

購入後に自身でストレージを追加するのは少々大変なので、パソコンの扱いに慣れていない方は注文時にカスタマイズしたほうが無難です。

電源

電源

電源は650W(80PLUS BRONZE)を搭載。

NVIDIAの公式サイトによると、RTX 4070 Ti搭載マシンの最小システム電力は550W。

CPUには電力制限が設定されてることもあり、容量不足は心配無用です。

GALLERIA RM7C-R46Tの性能

ここからは各種ベンチマークソフトを使用して、搭載パーツの性能を数値化していきます。

いずれも素人が計測したデータなので、あくまで参考程度にお考えください。

CINEBENCH R23

筆者が計測したCINEBENCH R23のスコアを比較してみると以下の通り。

CINEBENCH R23

前世代の13700Fと比べて若干のスコアアップ。

モニタリングツールなどで確認したところ、CPUにはPL1:65W、PL2:219Wの電力制限が設定されていました。

3D Mark

SpeedWayのスコアも過去のデータと比較しました。

SpeedWay

RTX 3060 Tiと比べて少し上といったところで、RTX 4060 Tiとしては標準的なスコアです。

フルHD解像度であれば、幅広いゲームを快適に楽しめる実力があります。

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark

Gen4 SSDとしてはだいぶ控えめな転送速度です。

書き出しは速度が落ちているものの、体感できるほどの差はないため気にする必要はないでしょう。

転送速度にこだわるなら、注文時のカスタマイズでハイスペックモデルへの変更を検討してみてください。

一般的なSSD(SATA)やHDDと平均的な転送速度を比較すると、以下の通り。

ストレージの転送速度(目安)
NVMe M.2 SSD
(Gen 5)
10,000MB/s
NVMe M.2 SSD
(Gen 4)
4,000~7,000MB/s
NVMe M.2 SSD
(Gen 3)
2,000~3,000MB/s
SSD(SATA)550MB/s
HDD120~160MB/s

静音性

市販の騒音計(サンコー小型デジタル騒音計)を使用して、用途ごとの騒音を計測しました。

静音性

グラフにまとめた値はあくまで平均値で、ゲーム起動時など、CPUの負荷が高まると瞬間的に60dBを超える場面がちらほら。

回転音はほんの数秒で収まりますが、ときどきファンがフル回転する、くらいに考えておいた方が良いでしょう。

また、アイドル時(PCで何も動かしていない状態)もそよ風程度の音が常に発生しており、無音とは言えません。

イヤホンやヘッドホンなどをつけていればほとんど気になりませんが、静音にこだわる方はストレスに感じてしまうかも。

筆者が使用している騒音計の目安は以下の通り。

騒音値の目安
60dB~掃除機に匹敵するほどうるさい
遮音性の高いイヤホンやヘッドセットが必須
50~60dB大多数の人がうるさく感じる
イヤホンやヘッドセットの使用が必須
45~50dBファンの音がやや気になりはじめる
イヤホンやヘッドセットの使用を推奨
40~45dBファンの音は聞こえるが不快ではない
スピーカーでもゲームはプレイ可能
38~40dBPCに耳を近づけると音が聞こえる程度
スピーカーでも快適にプレイが可能

冷却性能

PCに負荷をかけたときの温度も確認しました。

冷却性能

CINEBENCH計測中のCPU温度は、最大88℃まで上昇。

219Wでの動作時間は2~3秒に設定されているようで、すぐに温度が落ち着くので気にする必要はありません。

65Wでの動作中は50度台で安定しており、冷却性能は必要十分といった印象です。

冷却性能

ゲーム起動中もCPU温度はおおむね50度台で安定。

GPU温度は70度を超えていることがちらほらあり、実用上は何も問題ありませんが、温度は少々高め。

外排気タイプのグラボが採用されているため、高負荷時は温度が上がりやすいかもしれません。

PCゲームのフレームレート検証

GALLERIA RM7C-R46T

まずは定番のベンチマークソフトを3種類試しました。

いずれも解像度はフルHDに設定、画質は最高で試しています。

定番ベンチマークのスコア
FF1512,547 非常に快適
FF14
暁月のフィナーレ
26,126 非常に快適
BLUE PROTOCOL23,438 極めて快適

グラフィックの重いFF15でも「非常に快適」を叩き出しており、なかなか素晴らしいです。

続いてMSIのAfterburnerを使用して、人気ゲームの平均フレームレートをフルHD解像度で計測しました。

フォートナイトはDirectX12とパフォーマンス、レンダリングモードごとに検証。

フォートナイトの平均fps
最高画質(DX12)53fps
競技設定(パフォーマンス)334fps

DirectX12ではアンチエイリアスを「TSR最高」、3D解像度「ネイティブ」、さらにハードウェアレイトレーシングもONで計測。

それなりに動かすことはできますが、RTX 4060 Tiでは平均60fpsに届かず。

パフォーマンスモードの競技設定は3D解像度のみ100%で計測。

240fps張り付きを目指すには若干のパワー不足を感じるものの、大多数の方が満足できる性能といえます。

Apex Legendsの平均fps
最高画質234fps
低画質285fps

Apex Legendsは最高画質でも平均値は200fpsを超えますが、戦闘時は瞬間的に170fps前後まで落ち込むことも。

画質を落としても300fpsに張り付くほどのパワーはありませんが、240Hzのモニターでプレイするには十分な性能です。

そのほかのゲームはすべて最高画質で検証した結果です。

フルHD 最高画質の平均fps
VALORANT358fps
Escape from Tarkov112fps
Overwatch 2310fps
パルワールド98fps
ドラゴンズドグマ277fps
Starfield96fps
Cyberpunk 207745fps
Forza Horizon 5127fps

パルワールドやドラゴンズドグマ2など、対応ゲームはDLSSを自動に設定してプレイ。

アクション系のゲームも画質を落とすことなく楽しめます。

グラフィックが極めて重たいCyberpunk 2077は最高設定だと平均60fpsに届かずでしたが、少し画質を落とせば快適に動かせました。

ゲーム実況のライブ配信

ライブ配信

ゲーム実況をTwitchでスムーズに配信できるかも検証しました。

配信ソフトは無料で使えるOBS(Open Broadcaster Software)を使用し、配信と同時に録画も実施。

別売りのWebカメラを使用して、FaceRigでアバターも表示しながら試しました。

OBSの主な設定は以下の通り。

OBSのおすすめ設定
ゲームの画質
出力解像度1080p(1,920×1,080)
FPS共通値60
映像ビットレート6,000 Kbps
配信エンコーダハードウェア
音声ビットレート128
録画品質高品質、ファイルサイズ中
録画フォーマットmkv
配信後にmp4へ再多重化
録画エンコーダハードウェア

配信・録画中はフレームレートが若干落ちるものの、平均値は終始200以上で安定。

PC1台でVTuberとしてゲーム実況の配信も可能です。

配信するゲームによっては設定の調整が必要になると思いますが、これからライブ配信に挑戦してみたい方にもおすすめです。

VTuberとしての活動に力を入れるなら、メモリは32GBにカスタマイズしておくことを推奨します。

カスタマイズで理想の1台に

GALLERIA RM7C-R46T

レビューのまとめとして、GALLERIA RM7C-R46Tの特徴をおさらいします。

人気ゲームが高fpsでヌルヌル快適

PC1台でVTuberとして活動も可能

拡張性に優れたコンパクトなケース

USB Type-Cポートがひとつもない

高負荷時はファンの回転音が大きめ

人気のPCゲームをサクサク動かせて、ライブ配信もこなせる万能マシンです。

本気でプロゲーマーを目指している方だと物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、大多数の方にとっては十分なスペックといえるでしょう。

ただ動画編集などの用途でもPCをフル活用するなら、ストレージの増設は必須。

もう少し予算に余裕があるなら、メモリも32GBにカスタマイズしておくことをおすすめします。

記事執筆時点では36回まで分割手数料が無料で、翌日出荷という超スピード納品にも対応。

はじめてゲーミングPCを買う方は、アフターサポートが充実したセーフティサービスも要チェックです。

予算20万円前後で幅広く使えるゲーミングPCを探している方は、GALLERIA RM7C-R46Tを検討してみてはいかがでしょうか。

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