新型コロナウィルスの感染拡大の影響から、オフィスへ出社せずに自宅で仕事をする人が急増しています。
このページでは、テレワークや在宅勤務にゲーミングPCがおすすめな理由について解説しています。
これから在宅勤務が本格化しそうな方、すでに実施していてパソコンの買い替えを検討している方は、ぜひじっくりご覧ください。
ゲーミングPCがおすすめな理由
まずはゲーミングPCが在宅での仕事におすすめ理由についてご説明します。
大きくまとめると以下の2点。
- PCの性能が高い
- ゲームで遊べる
それぞれ順にみていきましょう。
一般的なパソコンより性能が高い
「ゲーミングPCってゲームしかできないんでしょ?」
と勘違いしている方はとても多いです。
ゲーミングPCとは、ゲームを動かせるほど高性能なパソコン、と考えてください。
最新3Dゲームをスムーズに動かせるほど、映像処理に優れているのが特徴です。
動画でも解説しているので、あわせてご覧いただくとよりわかりやすいです。
Web会議も楽々こなせる
ゲーミングPCはパソコンとしてのポテンシャルがとても高いため、zoomやTeamsなどを利用したWeb会議もサクサクこなせてしまいます。
重たいExcelファイルも難なく処理できますし、ブラウザのタブをたくさん開いた状態でも処理が重くなりにくいです。
もし今お使いのパソコンの処理速度にストレスを感じているなら、ハイスペックなPCに買い替えることを検討してみてはいかがでしょうか。
動画や写真の編集も快適
ゲーミングPCは映像処理に優れているため、動画編集や写真加工などの用途でも活躍します。
たとえば仕事でちょっとした動画を編集する必要があったり、趣味で写真を撮っている方にもおすすめ。
ただし、4K動画をサクサク編集したり、AdobeのAfter Effectsを駆使するとなると、ゲーミングPCといえど相応のスペックが求められます。
休憩中に人気ゲームを楽しめる
普段どんなゲームをプレイしますか?
ゲーミングPC最大のメリットは、ゲームを動かせることに尽きます。
その日やるべき仕事が終わったら、数回クリックするだけでゲームをプレイ可能。
ゲームのジャンルやタイトルによって求められるスペックには大きな差があるものの、仕事の休憩中や休日に、人気ゲームを快適にプレイできます。
家庭用ゲーム機とのちがい
プレイステーションやSwitchなどの家庭用ゲーム機をお持ちの方も多いことでしょう。
ゲーミングPCと家庭用ゲーム機のちがいを以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はあわせてご覧ください。
ゲーミングPC購入のデメリット
最新ゲームを楽しめる、という巨大なメリットがあるものの、ゲーミングPCの導入にはデメリットがあるのも事実。
ここからはゲーミングPCをテレワーク用PCとして購入するときのデメリットや注意点について解説します。
安いものでも10万円前後
まずゲーミングPCは値段が高いです。
ビジネス用途のノートPCなら5万円前後でそれなりのものが買えますし、7~8万円あればハイスペックモデルにも手が届きます。
その点、ゲーミングPCは安いものでも10万円前後。
そこそこのものだと15~20万円、ハイエンドクラスは25万円を軽く超えてきます。
プロゲーマーを目指しているならまだしも、テレワーク用PCとしてはあまりに高額です。
量販店で取り扱いが少ない
パソコンを買うなら、あなたはどこで買いますか?
ヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店をイメージした方も多いと思いますが、ゲーミングPCは店舗での取り扱いが非常に少ないです。
都市部の大型店舗ならゲーミングPC専門のフロアが設けられていることもありますが、それでも取り扱いブランドやラインナップは限定的。
ゲーミングPCを買うときは、予算と用途に合わせて細かくカスタマイズできるネット注文が便利。
セールやキャンペーンを狙えば、型落ち品を安く買えることも多いです。
キーボード配列にクセがある
メーカーやモデルによって差はあるものの、ゲーミングPCのキーボードは配列にクセがあるものもあります。
たとえばドスパラが販売するゲーミングPCはエンターキーが横長で、英字配列のようになっているものが多いです。
タイピングしづらいキーボードで仕事をするのは業務効率の低下につながるので、購入時にはメーカーの公式サイトなどでキー配列を必ずチェックしましょう。
ライティングはOFFにできる
ゲーミングPCのキーボードは、カラフルに光るものもあります。
暗い場所でもタイピングしやすいというメリットはありますが、オフィスに持っていくのは恥ずかしい、という方がいるのも事実。
バックライトの色や明るさなどは、任意で設定できるものがほとんどなので安心してください。
バックライト非搭載のモデルや、単色発光のみのモデルもあります。
Webカメラ非搭載のものもある
今どきのノートPCはWebカメラを標準搭載しているものがほとんどですが、一部のゲーミングPCにはWebカメラが搭載されていません。
外付けのWebカメラを別途用意する必要があるため、在宅勤務でWeb会議を利用する頻度が高い方は、くれぐれも気を付けてください。
Amazonで探せば、Webカメラは3,000円前後でいろいろ見つかります。
持ち歩くには大きくて重たい
ビジネス用途のノートPCだと、1kgを下回る超軽量モデルもありますが、ゲーミングPCの多くは2kgを超えてくるものばかり。
ディスプレイサイズも15.6型がメインで、14型になると選択肢が非常に少なく、値段も高額。
ゲーミングPCは高性能なパーツを搭載していることもあり、どうしても本体が大きくなってしまいます。
また、消費電力が高いため、ACアダプターも大きくなります。
自宅でのテレワークがメインで、据え置きで使う分には気になりませんが、出張が多い方など、パソコンを持ち歩く前提で考えている方は要注意です。
在宅勤務におすすめのゲーミングPC
ここからは在宅勤務用におすすめのゲーミングPCをご紹介します。
まずは数あるパソコンメーカーの中から、有名どころの特徴を簡単にまとめました。
ドスパラ | コスパの高さと圧倒的な納品スピードが魅力。 アフターサポートも24時間365日対応。 見た目は地味だが値段で選びたい方におすすめ。 |
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マウスコンピューター | 24時間365日アフターサポートといえばマウス。 飛びぬけて安くはないが、見た目もカッコいい。 安心感でパソコンを選びたい人におすすめ。 |
フロンティア | 知名度は低いがコスパの高いモデルを数多く販売。 ゲーミングノートはラインナップが少なめなので デスクトップを探している方におすすめ。 |
Lenovo | PCの世界シェア、国内シェアともにNo.1。(2019年) コスパは素晴らしいものの、納品まで2ヵ月以上かかるなど、 出荷予定には要注意。サポートの評判もあまりよくない。 |
HP | PCの世界シェア、国内シェアともにNo.2。(2019年) 見た目がおしゃれなゲーミングPCを数多く販売。 価格は高めなので、HPが好きな方におすすめ。 |
ASUS | デザイン性がきわめて高いゲーミングPCを数多く販売。 同スペックで比較すると国内メーカーより価格は高め。 価格よりデザインや機能性を重視したい方におすすめ。 |
ビジネス用途のノートPCではレノボやHPが圧倒的な知名度を誇りますが、ゲーミングPCは国内メーカーも負けていません。
とくにドスパラやマウスコンピューターはアフターサポートが24時間365日対応なので、在宅勤務中に万が一パソコンのトラブルが起きても安心。
新型コロナウィルスの影響もあり、海外メーカーは納品まで時間がかかるものが増えているのも気になるところです。
今回はテレワークや在宅勤務で使いやすい、ノートPCの中からおすすめモデルをピックアップしました。
デスクトップを探している方は、以下のまとめページから実機レビューをご覧いただけます。
Lenovo Legion 550Pi
まずご紹介するのはレノボが販売するゲーミングPC、Legion 550Pi。
主なスペックと価格は以下の通り。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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CPU | Core i7-10750H |
GPU | GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 111,553円 |
ゲーミングPCとしてはエントリークラスですが、テレワークや在宅勤務用と考えると、十分すぎるほどハイスペック。
Office搭載モデルも選択可能で、最安モデルなら消費税と配送料込みで9万円台と激安。
コスパの高さは魅力ですが、モデルによって出荷予定にばらつきがあるため、注文前に必ず確認してください。
G-Tune P5
続いてご紹介するのは、マウスコンピューターが販売するG-Tune P5。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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CPU | Core i7-10750H |
GPU | GeForce GTX1650 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB NVMe SSD |
販売価格 | 109,800円~ |
先ほどご紹介したLegion 550Piとほぼ同スペックですが、マウスコンピューターは24時間365日対応のアフターサポートが大きな魅力。
パソコンに苦手意識がある方や周りに頼れる人がいない方は、アフターサポートが強いメーカーを選んだほうが安心です。
予算や用途に合わせて、注文時にスペックをカスタマイズできるのも便利です。
GALLERIA GCL2060RGF-T
そこそこしっかりしたゲーミングPCを探しているなら、ドスパラのGALLERIA GCL2060RGF-Tはいかがでしょうか。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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CPU | Core i7-10875H |
GPU | GeForce RTX 2060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
販売価格 | 124,980円~ |
ゲーミングPCとしてはミドルスペックに分類されるもので、フォートナイトやApex Legendsなどのバトロワ系ゲームも快適にプレイできます。
キーボードの配列には少々クセがあるものの、同程度のスペックを搭載したゲーミングPCとしては業界最安レベルです。
納品までのスピードがトップレベルに速い、という点もドスパラの魅力です。
ROG Zephyrus G14
最後にご紹介するのは、ASUSが販売するコンパクトなゲーミングPC、ROG Zephyrus G14。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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CPU | Ryzen 9 4900HS |
GPU | GeForce RTX 2060 Max-Q |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
販売価格 | 195,273円~ |
お値段は高めですが、ゲーミングPCとは思えないほど薄型かつコンパクト。
デザイン性が高く、価格より見た目のカッコよさを重視したい方にぴったりな1台です。
タイミングが良ければセールやキャンペーンで安く買えるので、気になる方はこまめに公式サイトをチェックしてみてください。
快適なテレワーク環境を整えよう
感染防止のために何かと行動を制限され、慣れないテレワークや在宅勤務でストレスを抱えてしまう人も少なくありません。
自宅にゲーミングPCがあれば、日々のタスクをサクサク処理できるのはもちろん、ちょっと時間が空いたときに息抜きでゲームを楽しめます。
価格の高さや持ち運びにくさなどのデメリットもありますが、ゲームや動画編集など、パソコンでできることの選択肢は確実に広がりますよ。
ゲームに没頭しすぎて仕事がおろそかになってしまうのは危険ですが、いかに上司にばれないように仕事をサボるかも、在宅勤務の醍醐味といえるでしょう。
仕事ができる人ほど、さぼるスキルにも長けているものです。
これからテレワークが本格化しそうな方、パソコンの買い替えを検討中の方は、選択肢のひとつとしてゲーミングPCを考えてみてはいかがでしょうか。