第3世代のRyzenを搭載したFRONTIER(フロンティア)のゲーミングパソコン、GAシリーズをお借りしました。
機材貸出元:インバースネット株式会社
CPUはRyzen7 3700X、グラフィックスはRadeon RX5700XTという高コスパモデル。
「CPUはIntelのほうが良いのでは?」
「グラボもNVIDIAじゃないと心配」
と思われる方も少なからずいることでしょう。
このページでは、GAシリーズがどれだけの実力を秘めているのか、さまざまな点から検証した結果をご紹介します。
コスパの高いゲーミングパソコンを探している方は、ぜひご覧ください。
GAシリーズ(FRGAX570/B)
今回お借りしたのはGAシリーズのFRGAX570/Bというモデル。
各種オプションなどのカスタマイズを加えない場合、消費税と送料込で197,424円。
数あるゲーミングパソコンと比較して、この価格は果たして妥当なのか、それともコスパが高いのか。
まずは基本的なスペックから順に見ていきましょう。
記載している仕様および価格は記事執筆時点のものです。パソコンの価格は変動するので、最新情報は公式サイトをご覧ください。
スペック
今回お借りしたマシンの基本スペックは以下の通り。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Ryzen7 3700X |
GPU | Radeon RX5700XT |
メモリ | 16GB(8GB×2、DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB M.2 SSD 2TB HDD |
CPUは発売直後から品薄状態が続いているRyzen7 3700X。
直接のライバルはCore i7-9700Kといわれますが、8コア16スレッドを誇り、Core i9-9900Kを超えているという声も散見されます。
CPU-Zの結果はこちら。
Radeon RX5700XTは、NVIDIAのRTX2070と同等以上の実力があるといわれています。
GPU-Zでチェックした結果はこちら。
ストレージはHDDとSSDのデュアル仕様で、合計約3TBと大容量。
ゲームを20本以上インストールできますし、動画や写真データなど、たっぷり保存可能です。
ラインナップ
GAシリーズには今回お借りしているRyzen7 3700XとRadeon RX5700XTの組み合わせ以外に、以下のようなラインナップがあります。
FRGAX570/A | FRGAB450/B/NTK | |
---|---|---|
CPU | Ryzen5 3600 | Ryzen7 3700X |
GPU | RTX2060 | RTX2070 |
メモリ | 16GB | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 SSD 1TB HDD | 512GB M.2 SSD 2TB HDD |
販売価格 | 139,800円~ | 174,800円~ |
Battlefield VやMetro Exodusなど、レイトレーシングに対応したゲームで遊びたい方はRTX2070搭載モデルがよいでしょう。
予算をなるべく抑えたい方をはじめ、FPSゲームがメインではない方や最高画質にこだわりがない方は、Ryzen5 3600搭載モデルもおすすめ。
さらに記事執筆時点では、Ryzen7 3700XとRTX2060 SUPERの組み合わせが台数限定のセール品として155,800円(税抜)で販売されています。
フロンティアではお得なセールを定期的に開催しているので、近いうちにゲーミングパソコンの購入を考えている方は要チェックです。
競合との比較
参考までに、Ryzen7 3700Xを搭載した他社製品の価格をチェックしました。
GALLERIA AF | LEVEL-R0X5-R73X-DXR-RTC | G-GEAR GA7A-K193/XT | |
---|---|---|---|
メーカー | ドスパラ | パソコン工房 | ツクモ |
CPU | Ryzen7 3700X | Ryzen7 3700X | Ryzen7 3700X |
GPU | RTX2070 | Radeon RX5700XT | RTX2070 SUPER |
メモリ | 8GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD 2TB HDD | 240GB SSD 1TB HDD | 500GB M.2 SSD 2TB HDD |
販売価格 | 169,980円~ | 184,980円~ | 199,800円~ |
メモリのスペックやストレージ容量に差はあるものの、価格はおおむね20万円前後。
値段最優先ならドスパラのGALLERIA AFですが、幅広いゲームで遊ぶならメモリ8GBでは少々不安です。
グラボの性能を優先するなら、RTX2070 SUPERを搭載したツクモのG-GEARも気になります。
値段に大きな差が出ないなら、ケースのデザインで決めてしまうのもひとつ。
たっぷり悩んで、納得のいく1台を買いましょう。
ケース外観
ここからはケースの外観を見ていきます。
すっきりとシンプルなデザインのケースが使われています。
ツールレスで開けられそうなデザインですが、ケースを開けるときはドライバー必須です。
仕様上の外寸は、横幅:約200mm、高さ:約423mm、奥行:約490mm。
はじめてゲーミングパソコンを買う方だと、大きめに感じるかもしれません。
トップパネルもあっさりとしています。
インターフェイス
各種インターフェイスは前面のパネルに集中しています。
- カードリーダー
- 電源ボタン
- USB 3.0(Type-A)×2
- ヘッドホン出力(ステレオミニジャック)
- マイク入力(モノラルミニジャック)
お借りしたモデルにはマルチカードリーダーが搭載されていましたが、標準仕様に+1,000円(税抜)で追加できるオプション機能。
動画や写真データなどを頻繁に扱う方は、カードリーダーがあると非常に便利です。
光学ドライブも標準仕様では非搭載なので、必要な方は+4,000円~(税抜)でDVDマルチドライブを選べます。
裏面の各種ポート類はこちら。
Ryzen7 3700Xは内蔵GPUが非搭載なので、IOポート上のディスプレイポートやHDMIポートには「接続禁止」の封がされています。
丁寧でいいですね。
最近は見かけることが少なくなってきた、PS/2端子のキーボードやマウスも接続可能。
グラフィックスの接続端子は以下の2種類。
- HDMI x1
- DisplayPort x3
ディスプレイとつなげるケーブルは、必ずどちらかにつなげましょう。
最大4画面まで出力可能です。
ケース内部
ここからはケースの内部を見ていきます。
裏配線ではなくケーブルも色分けされているため、メンテナンスがしやすいです。
少々わかりづらいですが、内部ベイにハードディスクが搭載されています。
ハードディスクはオプションで最大3台まで搭載できるようです。
CPUクーラー
今回お借りしたモデルは、+3,000円のオプションでつけられるENERMAXの空冷式CPUクーラーが使われていました。
モンスターハンターワールドなどの重いゲームを動かしているときも、CPU温度は50度前後を保っていたので冷却性能は十分。
標準仕様の場合、おそらくRyzen7 3700Xに付属しているCPUクーラーが使われます。
RyzenのCPUクーラーは小型ながら冷却性能が高いので、標準仕様でも問題なく使えるでしょう。
グラフィックボード
Radeon RX5700XTは記事執筆時点で外排気タイプのものしか出回っていません。
外排気のグラボは構造上どうしても駆動音が大きくなりがちですが、RX5700XTもゲームプレイ中はシュルシュルシュル・・・とファンの回る音が聞こえてきます。
ヘッドセットなどをつけていれば気になりませんが、モニターやスピーカーで音を出していると、排気音が少し気になるかもしれません。
オリジナルファンのRX5700XTはいつ頃販売されるのでしょうか、気になります。
ちなみにカスタマイズでRX5700XTからRTX2070へ変更する場合、追加費用はかかりません。
「第3世代のRyzenを試してみたいけど、グラボはやっぱりNVIDIAがいい」
という方は、カスタマイズ画面でRTX2070を選びましょう。
RTX2070 SUPERへの変更は+19,800円(税抜)かかります。
マザーボード
マザーボードはX570チップセットで、ASRockのものが使われていました。
見た目で判断する限り、X570 Pro4と思われます。
フロンティアのゲーミングパソコンはASUSのマザーボード、というイメージが強かったのですが、今回はASRockを採用したようです。
M.2 SSDは大型のヒートシンクで隠れています。
電源
電源はEnhance製の850W(80PLUS GOLD)のものが使われています。
RX5700XTの推奨電源は600W(RTX2070は550W)なので、そこそこ余裕があります。
各種ベンチマーク結果
ここからは各種ベンチマークソフトを使いながら、FRGAX570/Bの実力を細かく数値化していきます。
計測結果はいずれも当サイトで検証したものなので、あくまで参考程度にお考えください。
CINEBENCH R15
まずはCINEBENCH R15でCPUの性能をチェックしてみたところ、2129cbという結果でした。
当サイトの検証結果と比較すると、Core i9-9900Kを上回るスコアです。
記事執筆時点において、Core i9-9900Kの販売価格は6万円弱(私は65,858円で買いました)、Ryzen7 3700Xは約4.3万円ですから、バカ売れするのも納得です。
ベンチマークの結果がすべてではないものの、いやはやすごい時代が来ました。
CINEBENCH R20
参考までに、CINEBENCH R20の結果は4819cbでした。
データがまだ集まっていないためグラフ化はしていません。
CrystalDiskMark
CrystalDiskMarkでストレージの転送速度もチェックしました。
+20,800円(税抜)のオプションで選べる、PCI Express 4.0対応のSSDが搭載されていたようで、読込速度は5,000MB/sを超えました。
HDDも標準的な転送速度(おおよそ160MB/s)よりちょっぴり速いです。
転送速度のちがいをグラフ化すると以下の通り。
圧倒的な速さです。
標準仕様の場合、SSDはインテルの660Pシリーズが搭載されるため、読み込み速度は約1,800MB/sになると思われます。
Fire Strike
続いて3DMarkのFire Strikeを走らせたところ、スコアは21,595でした。
こちらも当サイトで検証した結果と比較すると、RTX2070をわずかに上回りました。
RTX2080とはさすがに差があります。
フルHDならほとんどのゲームを最高画質で快適に動かせますし、ゲームによっては4KやWQHDなどの高解像度モニターでも遊べるスコアです。
VR Mark
VRゲームを快適に動かせるかどうかもチェックしたところ、VRMarkのOrange Roomで10,991というスコアが出ました。
現在販売されているほとんどのVRゲームをスムーズに動かせるでしょう。
Orange Roomより重いCyan RoomとBlue Roomの結果は以下の通り。
Steam VRパフォーマンステスト
Steam VRパフォーマンステストも、文句なしの最高スコアでした。
HTC VIVEやOculusのRift Sなど、ヘッドセットを別途用意する必要があるものの、VRゲームで遊んでみたい方にもおすすめです。
オンラインゲーム
有名オンラインゲームのベンチマークソフトも走らせました。
いずれも解像度は1920×1080(フルHD)のデスクトップパソコンに設定しています。
重量級ゲームのFF15は最高画質で「快適」という結果に。
標準品質なら「とても快適」にプレイできます。
人気MMORPGのFF14やドラクエXはグラフィックが軽いので、最高画質でサクサク動かせます。
FF15
高品質 | 7445(快適) |
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標準品質 | 11685(とても快適) |
軽量品質 | 14974(非常に快適) |
FF14 漆黒の反逆者
最高品質 | 15884(非常に快適) |
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ドラゴンクエストX
最高品質 | 19581(すごく快適) |
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人気ゲームのfpsを検証
ここからは実際にさまざまなゲームをプレイして、フレームレートの平均値を調べました。
フレームレートの算出にはMSIのAfterburnerを使用、一部ゲームはFrapsを使っています。
いずれも最高画質に設定、ゲーミングモニターはフルHD解像度、240Hzのリフレッシュレートに対応したBenQのZOWIE XL2546を使用しました。
動画にもまとめているので、あわせてご覧ください。
FPSゲーム
まずは人気の高いFPSゲーム、以下6タイトルを試しました。
- Apex Legends
- PUBG
- フォートナイト
- Battlefield V
- レインボーシックスシージ
- CS:GO
先に結論をお伝えすると、いずれも最高画質でかなり快適にプレイできます。
Apex Legends
最高画質(フルHD) | 144fps |
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Apex Legendsの平均フレームレートは、最高画質で144ベタ付きでした。
垂直同期をオフにしていたのですが、「適応型」にすればもう少し上がりそうです。
ひとつ気になったのは、Windowsのゲームキャプチャーで録画していると、録画が勝手にストップする現象が何度も発生しました。
ほかのゲームでは発生しなかったので、Apex Legendsとは相性の問題があるのかもしれません。
ゲーム自体はサクサク快適に動かせます。
PUBG
最高画質(フルHD) | 136fps |
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PUBGは最高画質(ウルトラ)で140前後のフレームレートを出せます。
グラフィック設定を調整すれば、もっと高いフレームレートも出せますが、140前後出ていれば個人的には問題ないと感じます。
フォートナイト
最高画質(フルHD) | 146fps |
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フォートナイトも最高画質(エピック)で150前後のフレームレートを出せます。
かなり快適に遊べます。
Battlefield V
最高画質(フルHD) | 118fps |
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Battlefield VはPUBGやフォートナイトと比べると少し重いため、平均フレームレートは120前後。
DXR(レイトレーシング)を体験したいなら、カスタマイズでRTX2070に変えることをおすすめします。
ただし、DXRをONにすると、フレームレートは40%前後低下します。
レインボーシックスシージ
最高画質(フルHD) | 178fps |
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レインボーシックスシージは180前後までフレームレートが上がりました。
CS:GO
最高画質(フルHD) | 246fps |
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CS:GO(Counter-Strike: Global Offensive)は2012年に発売されたゲームなので、平均フレームレートは240を超えていきます。
私のポンコツ眼球だと、フレームレート140以上の世界はもはや区別ができません。
アクションゲーム
続いてFPSゲームほど高いフレームレートを必要としない、アクションゲームで検証しました。
- モンスターハンターワールド
- SEKIRO
- デビルメイクライ5
- Anthem
こちらも最高画質でサクサク遊べます。
モンスターハンターワールド
最高画質(フルHD) | 88fps |
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モンハンワールドはかなり重いゲームですが、最高画質で90前後のフレームレートをキープできました。
PS4などのコンソール機では体感できない最高画質&高フレームレートを味わえるのは、ハイスペックゲーミングPCの特権です。
Steam版のアイスボーン、早くプレイしたいです。
SEKIRO
最高画質(フルHD) | 60fps |
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SEKIROはフレームレートが60以上に上がらない仕様になっています。
最高画質でプレイしたところ、フレームレートは60ベタ付き。
快適に遊べます。
デビルメイクライ5
最高画質(フルHD) | 171fps |
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デビルメイクライ5は最高画質で170前後のフレームレートをキープできました。
モニターの最大リフレッシュレート以上にフレームレートが上がらない仕様なので、144Hzのモニターだとフレームレートも144までしか上がらない点に要注意です。
Anthem
最高画質(フルHD) | 87fps |
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Anthemもモンスターハンターワールドと同じくらい重いゲームですが、最高画質で90前後のフレームレートを維持できました。
格闘ゲーム
格闘ゲームからは以下の2タイトルをチョイス。
- ストリートファイターV
- DEAD OR ALIVE 6
どちらのタイトルもフレームレートの上限が60に設定されているため、最高画質で余裕のあるプレイができます。
ストリートファイターV
最高画質(フルHD) | 60fps |
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ストリートファイターVはグラフィックが軽めのゲームなので、最高画質でまったく問題なく遊べます。
DEAD OR ALIVE 6
最高画質(フルHD) | 60fps |
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DEAD OR ALIVE 6も最高画質でサクサク動かせます。
バトル前後のセリフを話すシーンは、一時的にフレームレートが50台になることもありましたが、プレイ中は60ベタ付きで動かせました。
eSports
eSportsの大会などで人気の高いタイトルも試しました。
- League of Legends
- Rocket League
どちらも推奨スペックが低めなので、スムーズにプレイできます。
League of Legends
最高画質(フルHD) | 217fps |
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League of Legendsは最高画質で220前後までフレームレートが上がりました。
Rocket League
最高画質(フルHD) | 246fps |
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Rocket Leagueはフレームレートの上限値、250をほぼキープできます。
MMORPG
最後にもうひとつ、MMORPGの代表的なタイトル、黒い砂漠も試してみました。
黒い砂漠
リマスター品質(フルHD) | 60fps |
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リマスター品質でプレイしたところ、60ベタ付きで動かせました。
ゲーム実況や動画配信は黄色信号
ゲームのプレイ動画をTwitchでスムーズに配信できるかも検証しました。
配信ソフトは無料で使えるStreamlabs OBSを使用、配信と同時にフルHD解像度の60fpsで録画も実施。
WEBカメラとFaceRigも使用して、画面左下にアバターも表示しました。
先に結論をお伝えすると、パソコンゲームの配信には少々コツが要ります。
モンスターハンターワールド
モンスターハンターワールドのプレイ動画をTwitchで配信したところ、ほぼ静止画になってしまい、最初は配信に失敗しました。
Streamlabs OBSには以下のようなエラーが発生。
エンコーダをハードウェアからソフトウェアに変更、解像度をフルHDからHDに、フレームレートも60から30に落として、ようやく配信できました。
ゲーム自体は若干フレームレートが下がるものの、最高画質のまま問題なく動かせました。
IntelのCPUとNVIDIAのGPUを使っていたときはスムーズに配信できていたので、AMDのCPUおよびGPUはStreamlabs OBSと相性が良くないのかもしれません。
ほかの配信ソフトを使ったり、各種設定を変えてみるなど、いろいろ工夫してみることをおすすめします。
PUBG MOBILE
スマホゲームのPUBG MOBILEもプレイしてみたところ、こちらはトラブルなくスムーズに配信できました。
キャプチャーボードはAVerMediaのLive Gamer Ultra GC553を使用しています。
今回は未検証ですが、PS4やSwitchのプレイ動画を配信するときも、問題なく動かせるでしょう。
クリエイティブ用途の処理が速い
続いてクリエイティブ用途との相性もチェックしました。
動画編集や写真のRAW現像もサックサクこなせます。
Premiere Proで動画編集
AdobeのPremiere Proを使用して、動画編集がスムーズにできるかどうかをチェックしました。
メモリが16GB搭載されていることもあり、まったく問題なく動いてくれます。
After Effectsを使ったり、4K動画の編集も考えていくなら、メモリは32GB以上搭載することをおすすめします。
4K動画の書き出し
4K動画の書き出しにかかる時間も測定してみました。
検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。
書き出し条件とかかった時間を表にまとめました。
H.264(Youtube 1080p FHD) | 5:54 |
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H.264(Youtube 2160p 4K UHD) | 9:57 |
今まで検証してきたなかで、もっとも速いです。
第2世代のRyzenはPremiere Proとの相性が良くない、という印象を持っていましたが、第3世代で苦手領域をきっちりカバーしてきましたね。
DDR4-3200の高速メモリと、PCI Express 4.0に対応した爆速SSDも、書き出し速度のアップに貢献していると思われます。
LightroomでRAW現像
続いてAdobeのLightroomを使用して、写真の編集がサクサクできるかもチェックしました。
有効画素数3,635万のニコンD810で撮影したRAWデータ100枚をLightroomで書き出したところ、かかった時間はほんの1分ちょっと。
これまた過去最高のスコアが出て驚きました。
Lightroomの書き出し条件は以下の通り。
画像形式:JPEG
画質:100
カラースペース:sRGB
画像のサイズ:未調整(撮影データそのまま)
解像度:350
メタデータ:すべてのメタデータ(人物情報や撮影場所の情報は削除)
これだけLightroomの書き出しが速ければ、日々時間に追われるプロカメラマンも救われることでしょう。
申し分なしのゲーミング性能
第3世代のRyzenを搭載したフロンティアのゲーミングパソコン、GAシリーズをさまざまな点から検証してみました。
Ryzen7 3700Xと、Radeon RX5700XTのゲーミング性能は申し分なしですね。
クリエイティブ用途でも素晴らしいスコアを叩き出したのは、完全に予想外でした。
ベンチマークスコアはCore i9-9900KとRTX2070を上回り、今回検証したゲームはすべて最高画質で快適に遊べました。
PUBGやフォートナイトも最高画質で高いフレームレートをキープできるので、FPSゲーム・ガチ勢の方にもおすすめ。
ゲーム実況の動画配信は少々コツが要ることと、グラボの排気音は少し気になりますが、約20万円で買えるパソコンとして考えればコスパは抜群。
ゲーミングパソコンの購入を考えている方は、ぜひフロンティアのGAシリーズを候補に入れてみてはいかがでしょうか。