2月17日発売予定のゲーミングイヤホン、Logicool G333を提供いただきました。
League of Legendsとのコラボモデル「G333K/DA」が先行販売されていましたが、通常モデルがついに登場。
PCはもちろん、スマホや家庭用ゲーム機でも使える汎用性抜群のイヤホンです。
どういった製品なのか、詳しくレビューします。
Logicool G333の特徴
G333の特徴を整理すると以下の通り。
6,000円前後で買える高いコスパ
からまりにくいフラットケーブル
ゲーム向けに調整されたサウンド
PCでも十分使えるレベルのマイク
PCゲームガチ勢には物足りない
スペックや本体デザインなど、順にご紹介します。
基本スペック
主なスペックは以下の通り。
重量 | 本体のみ:19g USB Type-Cアダプター:6g |
---|---|
ドライバー | ダイナミック ドライバーx2:5.8mm + 9.2mm |
再生周波数帯域 | 20Hz~20KHz |
インピーダンス | 24Ω ±20% |
マイク | 4mm ECMマイク 感度:-42dB |
カラー | ブラック、ホワイト、パープル |
販売価格 | 6,490円(税込) |
価格は公式サイトを参考にしています。
もっと細かい仕様を見たい方は、Logicool Gの公式サイトをご確認ください。
主な付属品
主な付属品は以下の通り。
- イヤホン本体
- 交換用イヤーチップ
- USB Type-Cアダプター
- 専用キャリングケース
- 取扱説明書、保証書類
持ち歩き用に専用のメッシュケースが付属。
ケースに入れておけば、カバンの中でケーブルがぐちゃぐちゃに絡まることを防げます。
シリコン製のイヤーチップはS、M、Lの3種類が付属。(出荷時はMサイズが装着済)
耳の形やサイズに合わせて調整できます。
外観・デザイン
ケーブルの長さは実測で約120cm。
フラットケーブルで絡まりにくくなっています。
高音&中音域用と低音用のデュアルダイナミックドライバー(5.8mm&9.2mm)を採用。
耐久性の高いアルミニウム筐体は高級感があります。
耳に装着してみると、ドライバーが2つ搭載されているからか、若干重く感じました。
接続は一般的な3.5mmアナログ端子。
USB Type-Cへの変換アダプターも付属しているため、デバイスに合わせて選択できます。
iPhoneで使う場合、変換アダプターが別途必要です。
インラインマイクと音量調整のコントローラーも搭載。
スマホに接続した場合、ゲームはもちろん通話でも使用可能です。
各種ゲームでテストした感想
ここからは実際に各種ゲームでG333を使用した感想をまとめていきます。
iPhoneの変換アダプターを持っていないため(行方不明)、スマホでの検証はできていません。
音の聞こえ方は個人差があるので、あくまで参考程度にお考え下さい。
低音重視のサウンド
自作したPCのマザーボードに3.5mm端子で直接接続し、フォートナイトやApex Legends、VALORANTなどを一通りプレイしてみました。
PRO Xなどのゲーミングヘッドセットと比べると音の解像感やクリアさに欠ける印象ですが、遮音性がとても高く、低音重視のチューニングに感じます。
足音や銃声の位置、距離感などはそれなりにつかめるものの、どうしてもヘッドセットとは差を感じるのが本音です。
また、BGMなどを聞くと音が少々こもったように感じるため、ゲーム専用イヤホンとして使うのがよさそうです。
PCで使うにはケーブルが短い
G333はケーブルが1.2mほどしかないため、PCの設置場所によってはイヤホンが耳に届きません。
パッドユーザーであれば、パッドにイヤホンを接続するなどの工夫が必要です。
USB接続でマイクも使用可能
デスクトップPCのマザーボードにイヤホンを接続してインラインマイクを使いたい場合、通常だと二股の分岐ケーブルが必要です。
G333の場合、付属のUSB Type-Cアダプターで接続するとマイクが使えます。
筆者が試した限り、コントローラーで音量調整、BGMの一時停止なども機能しました。(3.5mmで接続すると機能しません)
インラインマイクの性能は普通レベルといった印象ですが、ディスコードやzoomなどのアプリケーションを介して使用する分には十分な性能です。
たとえば配信に力を入れている方で、マイク音質やノイズキャンセリングの性能にこだわるなら、別途USBマイクなどを用意したほうが良いでしょう。
イヤホンとマイクのコンボジャックがある一部のノートPCは、Type-Cアダプターを使わずともマイクが使えます。
サウンドカードの使用を推奨
PCでG333を使用するなら、ASTROのミックスアンプのようなサウンドカードへの接続を推奨します。
好みに合わせて音質をカスタマイズできるほか、定位感もアップ。
ケーブルの長さが足らなくなる問題も解消します。
G333をUSB Type-Cで接続しても、専用ソフトウェアのG HUBは使えませんでした。
Switchでも使いやすい
Switchに3.5mm端子で接続して、フォートナイトやマインクラフトなどをプレイしてみました。
本体のスピーカーで音を聞いているより数段階音質がよくなります。
本音を書いてしまうと、同価格帯で選ぶなら有線ヘッドセットのG335のほうが筆者の好みに合っている印象です。
ヘッドセットの圧迫感が苦手だったり、髪型が崩れることが嫌ならG333、音質重視ならG335をおすすめします。
ヘッドセットが苦手な方に
レビューのまとめとして、最後にもう一度Logicool G333の特徴をおさらいします。
6,000円前後で買える高いコスパ
からまりにくいフラットケーブル
ゲーム向けに調整されたサウンド
PCでも十分使えるレベルのマイク
PCゲームガチ勢には物足りない
外出先や移動中にスマホやSwitchでゲームをしたい方や、ヘッドセットが苦手な方におすすめなイヤホンです。
今回提供いただいたのはブラックですが、普段の持ち物に合わせて色を選べるのも魅力です。
見た目がおしゃれで汎用性の高いゲーミングイヤホンを探しているなら、Logicool G333を候補に入れてみてはいかがでしょうか。