7月29日発売予定のLogicool G335を提供いただきました。
人気の高いG733にそっくりな有線ゲーミングヘッドセットで、240gの軽量ボディと3色のカラーバリエーションが魅力。
PCゲームはもちろん、Switchなどの家庭用ゲーム機やスマホゲームとも相性が良い汎用性の高いモデルです。
特徴や性能をじっくりご紹介します。
Logicool G335の概要
Logicool G335の主な特徴を整理すると以下の通り。
240gの軽量でフィット感も抜群
バランス良く調整されたサウンド
家庭用ゲーム機やスマホでも活躍
カラバリやアクセサリーが豊富
マイクは別途ソフトウェア必須
公式動画もあわせてご覧ください。
スペックやデザインなど、順にご紹介します。
主なスペック
Logicool G335の主なスペックをまとめました。
形式 | 密閉型 |
---|---|
重量 | 240g |
ドライバー | 40mm |
出力音圧レベル | 87.5dB |
再生周波数帯域 | 20~20,000Hz |
インピーダンス | 36Ω |
マイク指向性 | カーディオイド(単一指向性) |
販売価格 | 7,900円前後 |
ヘッドホンの音質を大きく左右するドライバーは、ゲーミングヘッドセットとしては少し小さめの40mm。
今回提供いただいたミントに加え、ブラックとホワイトも展開。
好みに合わせてカラーを選べるのはいいですね。
より詳しいスペックは公式サイトでご覧ください。
G733との比較
兄貴分にあたる上位モデルのゲーミングヘッドセット、G733と主なスペックと特徴を比較してみました。
G335 | G733 | |
---|---|---|
寸法 | 189×180×79mm | 194×190×83mm |
重量 | 240g | 278g |
ドライバー | 40mm | PRO-G 40mm |
出力音圧レベル | 87.5dB | 87.5dB |
再生周波数帯域 | 20~20,000Hz | 20~20,000Hz |
インピーダンス | 36Ω | 39Ω |
接続方法 | 有線(3.5mm) | 無線(LIGHTSPEED) |
G HUB | × | ○ |
ライティング | × | ○ |
カラバリ | 3色 | 4色 |
販売価格 | 7,900円前後 | 15,900円前後 |
見た目はそっくりですが、わずかにG335のほうが小さく、重量も軽いです。
ただし、G335は有線接続でライティング機能なども非搭載、ドライバーもサイズは同じですがグレードが異なります。
また、G733はLogicoolの専用ソフトウェア「G HUB」で音の聞こえ方やマイクの音質をカスタマイズできますが、G335は非対応。
PCでゲームをやりこむなら、やはり値段の高いG733のほうが細かいところに手が届いて便利です。
G733のレビュー記事もあわせてご覧いただくと、両者のちがいがよりわかりやすいです。
G331との比較
LogicoolにはG331というエントリーモデルのゲーミングヘッドセットもあります。
主なスペックと特徴を比較すると以下の通り。
G335 | G331 | |
---|---|---|
寸法 | 189×180×79mm | 172×182×81.7mm |
重量 | 240g | 259g |
ドライバー | 40mm | 50mm |
出力音圧レベル | 87.5dB | 107dB |
再生周波数帯域 | 20~20,000Hz | 20~20,000Hz |
インピーダンス | 36Ω | 39Ω |
接続方法 | 有線(3.5mm) | 有線(3.5mm) |
G HUB | × | × |
ライティング | × | × |
カラバリ | 3色 | × |
販売価格 | 7,900円前後 | 4,680円前後 |
G331も軽量で低価格という点が魅力ですが、長時間つけていると頭頂部が痛くなったり、お世辞にも快適とは言えません。
ドライバーサイズもG331のほうが大きいものの、実際にゲームをプレイしてみるとG335のほうが音質はよく感じます。
G335は装着感が素晴らしく、長時間つけていても快適です。
有線ゲーミングヘッドセットを買うなら、少し値段が高くてもG335を強くおすすめします。
主な付属品
主な付属品は以下の通り。
- ヘッドセット本体
- 二股ケーブル
- 取扱説明書、保証書類
二股のケーブルはマイクとイヤホンの入出力端子が分かれているパソコンで使うためのもの。
お使いのパソコンに合わせて使い分ける必要があります。
イヤーパッドはふわふわの素材で、耳にやさしくフィットします。
かなり柔らかい素材ですが、耐久性については使い込んでみないと判断ができません。
また、交換用のイヤーパッドも付属していません。
外観・デザイン
ここからはG335のデザインを見ていきます。
ゲーミングデバイスは黒いものが多いので、ミントカラーはとても新鮮に感じます。
伸縮性のあるヘッドバンドは取り外し可能で、2段階のサイズ調整が可能。
小さめのほうに設定すると、小学生くらいの子供でも使えます。
使い込んで汚れやにおいが気になってきたら、冷水で洗うことも可能。
きつく絞ったり、乾燥機にかけるのはNGなので要注意。
交換用のヘッドバンドも公式サイトで販売されていて、カラーリングにこだわりたい方におすすめです。
ヘッドバンドはG733でも使えます。
イヤーカップを下げることで、サイズの微調整も可能。
少々わかりづらいですが、サイズ調整のためのメモリもあります。
左側にはボリュームコントロールも用意されています。
手元でサクっと音量を変えられるのは便利です。
装着したイメージはこちら。
G335は重量が240gと軽く、ヘッドバンドが頭にぴったりフィットすることもあり、装着感はとても良好。
側圧も控えめなので、長時間つけても耳が痛くなりにくいです。
マイクは着脱不可ですが、跳ね上げるとミュートになる仕組みです。
かわいいマイクカバーも公式サイトで販売中なので、より見た目にこだわるなら買ってみてはいかがでしょうか。
マイクカバーはほとんどのLogicool Gヘッドセットで使用可能です。
各種ゲームでテストした結果
ここからは実際に各種ゲームでG335を使用した感想をまとめていきます。
いずれもPCでプレイした感想です。音の聞こえ方は個人差があるので、あくまで参考程度にお考え下さい。
バランスの良いサウンド
パソコンにG335を接続してフォートナイトやApex Legends、VALORANTなどを一通りプレイしてみました。
想像していた以上に音質が良く、各音域をバランスよくチューニングしている印象です。
足音や銃声の位置、距離感もつかみやすく、上位モデルとそこまで大きな差を感じません。
専用ソフトウェアのG HUBに対応していないため細かいカスタマイズはできませんが、1万円以下で買えるゲーミングヘッドセットとしてはなかなか優秀です。
Switchやスマホと相性良し
筆者が試してみた限り、G335はパソコン以上に家庭用ゲーム機やスマホゲームと相性が良いように感じました。
1,000円前後で買えるようなイヤホンとは音の聞こえ方が大きく異なりますし、バトロワ系ゲームで十分戦えます。
たとえばSwitchでフォートナイトをプレイしているお子さんにプレゼントすると喜ばれそうです。
iPhone 11につないでPUBG MOBILEも試してみましたが、こちらも相性が良好。
建物の1階と2階、敵がどこにいるのか足音からすぐにつかめますし、有線接続なら音の遅延もありません。
長時間つけても痛くない
G335は240gと非常に軽く、頭頂部に触れる部分が伸縮性のあるヘッドバンドということもあって、装着感がとてもやさしいです。
仕事中、音楽を聴きながら3~4時間連続でつけてみましたが、耳や頭頂部が痛くなることはありませんでした。
頭や耳のサイズ、形状は人それぞれ異なるので相性の問題もあるとは思います。
装着感が気になる方は、量販店やPCショップで実機を触ってみてから購入することをおすすめします。
マイクはソフトウェア必須
音の聞こえ方や装着感は素晴らしいものの、マイクの性能はイマイチ。
パソコンに接続した場合、何かしらのソフトウェアを使用しないとまともに声を拾えません。
G HUBに対応しているヘッドセットならマイクボリュームをソフトウェア上で変えられますが、G335は非対応。
配信で使用するときはOBSでマイク音量をガツンと上げることで対応できますが、キーボードやマウスの操作音など、ノイズを拾いやすくなってしまうのがデメリット。
GeForceのGPUを使用しているなら、NVIDIA Broadcastをインストールしておくのがおすすめです。
ボイスチャットやライブ配信でマイクを多用する方は、何かしらの工夫が必須です。
zoomなどのソフトウェアはマイクボリュームを自動的に調整してくれます。
はじめてのヘッドセットにおすすめ
レビューのまとめとして、最後にもう一度Logicool G335の特徴をおさらいします。
240gの軽量でフィット感も抜群
バランス良く調整されたサウンド
家庭用ゲーム機やスマホでも活躍
カラバリやアクセサリーが豊富
マイクは別途ソフトウェア必須
PCゲームをがっつりやりこむには少々物足りなさを感じるものの、総合的に見ればコスパは悪くありません。
バトロワ系ゲーム初心者の方や、はじめてゲーミングヘッドセットを買う方にもおすすめです。
予算1万円以下で見た目もおしゃれなゲーミングヘッドセットを探しているなら、Logicool G335を候補に入れてみてはいかがでしょうか。