このページではゲーミングマウスパッド購入時に知っておくべき注意点や選び方の基礎知識について解説しています。
実際に筆者が買って試した中から、本当におすすめできるマウスパッドもご紹介。
ゲーム用のマウスパッドを買うのがはじめての方は基礎知識から、おすすめのマウスパッドを早く知りたい方はこちらをご覧ください。
ゲーミングマウスパッドの選び方
「マウスパッドなんてどれも一緒でしょ?」
「そもそもマウスパッドなんて不要では?」
と考えている方も少なくありません。
事実、最近のマウスはマウスパッドなしでも普通に操作できます。
ただし、パソコンゲームを快適にプレイしたいならマウスパッドは必須と考えましょう。
マウスパッドを使用する主なメリットは以下の通り。
- マウスのセンサー精度が上がる
- 滑りやすく、止めやすくなる
- マウスソールを傷つけにくい
- 机の素材に影響を受けない など
では具体的にどうやってマウスパッドを選べばいいのか、重要な点を順にご説明します。
滑りやすさ
ゲーム用にマウスパッドを選ぶとき、まず注目したいのはすべりやすさ。
Apex Legendsやフォートナイト、PUBGなどのFPSゲームは正確かつ素早い操作が求められるため、マウスパッドのすべりやすさが重要です。
マウスパッドがすべりにくいと手が疲れやすくなったり、操作に一瞬の遅れが生じることも。
マウスパッドのせいで反応が遅れて、敵に撃ち負けてしまうなんて最悪ですよね。
商品によってすべりやすさは大きく変わるため、量販店やPCショップで実際に試せるとベストです。
サイズと形
マウスパッドを選ぶときは、形や大きさも重要なポイント。
小さめのものからキーボードも設置可能な大型のものまで、さまざまなマウスパッドが販売されています。
どの大きさがベストかは、ゲームのプレイスタイルや机の大きさ次第。
設置可能なサイズを確認してからマウスパッドを選べば失敗を防げます。
ハイセンシorローセンシ
マウスパッドの最適な大きさはハイセンシかローセンシかによっても変わります。
ハイセンシとは1,600~3,200dpiなど高めの感度でマウスを操作することで、ローセンシとは400~800dpiなど低い感度のこと。
ハイセンシはマウスを動かす範囲が狭いため、マウスパッドは小さめで問題ありません。
一方、ローセンシはマウスを動かす範囲が広くなるため、マウスパッドが小さすぎると操作しづらいです。
普段どの程度マウスを動かしているかに合わせて、最適なマウスパッドのサイズを選びましょう。
ソフトorハード
マウスパッドを選ぶときは材質にも注目しましょう。
大きく分けると布製のソフトタイプと、金属やプラ製のハードタイプの2種類。
メーカーや製品によってバラツキはあるものの、ソフトとハード、それぞれの特徴を整理すると以下の通り。
ソフト | ハード | |
---|---|---|
価格の安さ | ◎ | △ |
持ち運びやすさ | ○ | △ |
耐久性の高さ | △ | ◎ |
布製のマウスパッドは1,000円以下で買えるものが多く、持ち運びにも向いていますが、巻グセが強いとなじむまで時間がかかったりします。
価格は高いものの耐久性で選ぶならハードタイプ一択で、布製のソフトタイプは使い込むほど劣化が進みます。
すべりが悪くなったり、表面が白っぽくなってきたら買い替えのサイン。
ソフトタイプのマウスパッドは消耗品と考えて、こまめに買い替えることをおすすめします。
縁のあり・なし
布製のソフトタイプには、縁(ふち)があるものとないものがあって、手首に当たる感触は大きく変わります。
筆者は縁なしのマウスパッドに慣れているため、縁があると違和感を感じます。
どちらが正解というものではないので、好みで選びましょう。
マウスとの相性
こればかりは実際に使ってみないと判断できませんが、マウスとの相性も少なからず影響します。
マウスによって搭載されているセンサーやマウスソールの材質などが異なるため、すべてのマウスにとって完ぺきなマウスパッドというのは、おそらく存在しません。
相性まで考慮してマウスパッドを選ぶなら、もっとも無難なのは同一メーカーでそろえること。
Logicoolのマウスを使っているならLogicoolのマウスパッド、RazerならRazer、HyperXはHyperXでそろえられます。
ソフトウェアで微調整
Razerは専用ソフトウェア(Synapse3)に対応したマウスを使うことで、マウスパッドに合わせた設定を適用可能。
大きな変化は実感しづらいものの、とことんこだわりたい方におすすめです。
おすすめのゲーミングマウスパッド5選
実際に筆者が試した中から、本当におすすめできるゲーミングマウスパッドBEST5をピックアップしました。
- SteelSeries QcK Mini
- Corsair MM100 Cloth Mouse Pad
- BenQ Zowie PTF-X
- Logicool G G440t
- Xtrfy GP1 MEDIUM
検証で使用したマウスは、筆者が愛用しているLogicool GのPROワイヤレスマウス。
使用するマウスによって評価が変わる可能性がある、という点を考慮したうえでご覧ください。
記載している価格は筆者がAmazonで購入した当時の金額です。時期によって多少変動するため、最新価格は各ショップにてご確認ください。
SteelSeries QcK Mini
サイズ(mm) | 250×210×2 |
---|---|
材質 | ソフト |
滑りやすさ | ○ |
購入価格 | 925円 |
もっともおすすめなのは定番中の定番ともいえる、SteelSeriesのQcK Mini。
安くてすべりもよくて使いやすいので、はじめてのゲーミングマウスパッドにもおすすめ。
開封直後は巻グセがついているものの、2~3日も使えばすぐになじみます。
耐久性はあまり高くないため、こまめに買い替える前提で使いましょう。
ロックマンエディションなども販売されていて、値段が多少高くなる(1,391円)だけで質感などはそのまま。
かわいいマウスパッドが欲しい方も要チェックです。
Corsair MM100 Cloth Mouse Pad
サイズ(mm) | 370×270×5 |
---|---|
材質 | ソフト |
滑りやすさ | ○ |
購入価格 | 881円 |
「SteelSeriesのQcK Miniはサイズが小さすぎる・・・」
という方におすすめしたいのが、CorsairのMM100 Cloth Mouse Pad。
SteelSeriesのQcKは大きいサイズも販売していますが、CorsairのMM100 Cloth Mouse Padのほうが断然安いです。
質感はQcK Miniと非常に似ていて、巻グセが少々強めではあるものの、スムーズにマウスを操作できます。
「ちょっと大きめで手ごろなゲーミングマウスパッドが欲しい」
という方はCorsairのMM100 Cloth Mouse Padを買いましょう。
BenQ Zowie PTF-X
サイズ(mm) | 355×315×3.5 |
---|---|
材質 | ソフト |
滑りやすさ | ◎ |
購入価格 | 4,380円 |
「値段が高くてもいいから、いいマウスパッドが欲しい!」
という方におすすめしたいのが、BenQのZowie PTF-X。
SteelSeriesのQcK Miniとは別次元のすべりの良さを味わえます。
CS:GOプロゲーマーから絶大な人気を誇るZowieブランドのマウスパッドで、PTF-Xはスピードを重視したモデル。
コントロール重視のP-SRや、大きめのサイズも販売中。
巻グセがかなり強く、なじむまで数日かかるのは難点。
布タイプのマウスパッドで4,000円オーバーはかなり高額ですが、極上のマウスパッドを探している方は必見です。
Zowie PTF-Xのすべりやすさに慣れてしまうと、ほかのマウスパッドに戻れなくなるほどの魔力があります。
Logicool G G440t
サイズ(mm) | 340×280×3 |
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材質 | ハード |
滑りやすさ | ◎ |
購入価格 | 2,178円 |
ツルツル感を重視したい方におすすめしたいのが、ハードタイプのゲーミングマウスパッド、Logicool G G440t。
素早く正確な操作が求められるFPSゲームと相性抜群で、布のマウスパッドに慣れていると驚くほどすべります。
サイズが大きめで折り曲げられないため持ち運びには不向きですが、開封後すぐに使えるのも魅力。
SteelSeriesのQcK Miniと比べると値段は高めですが、耐久性も高めで投資に見合った価値を感じられます。
ハードタイプのマウスパッドを試してみたい方にもおすすめです。
Xtrfy GP1 MEDIUM
サイズ(mm) | 320×270×2 |
---|---|
材質 | ソフト |
滑りやすさ | ○ |
購入価格 | 2,145円 |
Xtrfy(エクストリファイ)のGP1 MEDIUMもなかなか良いマウスパッドです。
布タイプなのに巻グセがまったくなく、開封後すぐに万全の状態で使用可能。
SteelSeriesのQcK Miniと比べると、若干ねばりを感じさせるすべりやすさです。
マウスパッドとしての性能は申し分なしですが、値段が高めなのがネック。
縁の部分が手首に触れるのも、痛くはないものの筆者個人としては少し気になるポイント。
いいものだけど総合的に判断するとNo.1ではない、という評価です。
ランキング外マウスパッドのレビュー
ここからは筆者のおすすめに選ばれなかったマウスパッドをご紹介します。
あくまで筆者のプレイスタイルに合わなかったというだけで、マウスを変えることで評価がガラリと変わる可能性もあります。
レビューを読んで気になるものが見つかれば、ぜひ試してみてください。
GTRACING ゲーミングマウスパッド
サイズ(mm) | 770×330×3 |
---|---|
材質 | ソフト |
滑りやすさ | ○ |
購入価格 | 1,980円 |
大型のマウスパッドを試してみようと買ってみた、GTRACINGのゲーミングマウスパッド。
巻グセは強めですが、すべりはとても良好。
付属のUSBケーブルをパソコンにつなげれば、縁の部分が光ります。
ライティングを制御するボタンがひとつしかなく、色や発光パターンの細かい調整には非対応。
とはいえ約2,000円で買えるマウスパッドとしては、なかなかのコスパです。
筆者はマウスパッドを光らせることに興味がないのでおすすめから外しましたが、大きめで手ごろなマウスパッドを探しているなら有力候補に入りそう。
HyperX FURY S – Speed Edition Pro
サイズ(mm) | 290×240×3 |
---|---|
材質 | ソフト |
滑りやすさ | △ |
購入価格 | 1,996円 |
巻グセが強烈で、Amazonでの保管状態が良くなかったのか独特なにおいもします。
お世辞にもすべりやすいとはいえない質感で、素早い操作には向かない印象。
程よく抵抗感のあるマウスパッドを探している方にはよさそう。
HyperXのマウスを使うと、もう少しすべりやすいのかもしれません。
デザインはカッコいいと思います。
Razer Sphex V2 Mini
サイズ(mm) | 270×215×0.5 |
---|---|
材質 | ハード |
滑りやすさ | ○ |
購入価格 | 1,202円 |
見た目も質感も下敷きそのもので、ペラッペラで表面はザラッザラ。
すべりは悪くないものの、マウスパッド自体の安定性が皆無。
机との相性が良くないのか、マウスを動かすときにマウスパッドまで動いてしまう場面が多々ありました。
表面がザラザラで、マウスソールの消耗が早くなりそうな点もマイナス評価。
安定性に欠ける点は、大きめのサイズを買えば解消するかもしれません。
エレコム マウスパッド ゲーミング アルミ
サイズ(mm) | 300×210×4 |
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材質 | ハード |
滑りやすさ | × |
購入価格 | 3,755円 |
ゲーミングマウスパッドとしては高額な部類ですが、全然すべりません。
金属製なのでツルツルにすべるのでは、と期待していましたが表面はプラスチック?のような加工が施されています。
こってりと抵抗感のあるマウスパッドが好きな方にはいいかも。
見た目以上に固くて重いので、いざというときは武器や防具としても使えそうです。
Amazonベーシック マウスパッド ゲーム用
サイズ(mm) | 270×320×2 |
---|---|
材質 | ソフト |
滑りやすさ | × |
購入価格 | 617円 |
個体差があるのかもしれませんが、マウスパッドの縁が固くてザラザラなので、手首や腕が触れるとかなり痛いです。
肌の弱い方がマウスを激しく操作すると、出血してしまうかも・・・と心配になるレベル。
すべりも良いとは言えず、魅力は価格の安さだけ。
肌が強くて、とにかく安いマウスパッドが欲しい方におすすめ。
プレイスタイルに合ったマウスパッドを
ゲーム用のマウスパッドは各メーカーからさまざまなものが販売されています。
ゲームのジャンルやプレイスタイル、使用するマウスによってベストなマウスパッドは変わるので、迷ってしまうのも無理はありません。
こだわりがないなら、まずは1,000円前後で買える定番マウスパッドがおすすめ。
お住まいの近くに量販店やPCショップがあるなら、店員さんと相談しながら選ぶのもいいですね。
マウスパッドは比較的手の届きやすい価格帯の商品が多いので、いろいろ試しながら自分に合ったものを見つけましょう。
Razer Sphex V2 Miniユーザーですが、ろくに製品触ってないことがよくわかるレビューですね。
裏に粘着部分があって、フィルムはがして机に張り付けて使う製品だということに、気が付いてすらいないとは。
コメントありがとうございます。
そうやって使うものだったんですね、まったく気づいておらずお恥ずかしい限りです。