基礎知識

マインクラフトのおすすめゲーミングPC

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マインクラフトのおすすめゲーミングPC

世界でもっとも売れたゲームといわれるマインクラフト。

Switchなどの家庭用ゲームはもちろん、スマホやタブレットでもプレイできる超定番ゲームですが、PCでプレイしている方も少なくありません。

このページでは、PCでマイクラをプレイする場合、どれくらいスペックがあれば快適に動かせるのかを詳しくまとめています。

ゲーミングPC選びで迷っている方は、ぜひじっくりご覧ください。

描画距離(チャンク)設定が重要

マインクラフト

PCでマイクラをプレイする際、描画距離(統合版では表示距離)の設定でフレームレートが大きく変動します。

Java版
Java版の設定
統合版
統合版(バニラ)の設定

描画距離を上げるほど遠くまで見えるようになるため、サバイバルで探索する際などに役立ちます。

表示のちがいを比べてみた結果がこちら。

32チャンク
32チャンク
16チャンク
16チャンク
4チャンク
4チャンク

32チャンクでは遠くの大陸が見えていますが、4チャンクでは視界が極端に狭くなっています。

描画距離を上げるほどグラフィックの処理が重くなるため、PCのスペックに合わせて設定を変えることが大切です。

Java版には「バイオームの重なり度合」という設定もありますが、当サイトで検証したところ、設定を変えてもフレームレートはほとんど変化しませんでした。

数値を上げるほどバイオームの境目が滑らかになります。

15×15
15×15
5×5
5×5
OFF
OFF

今回の検証ではバイオームの重なり度合を「5×5(普通)」に統一しています。

検証のために用意した環境は以下の通り。

検証用PCの主なパーツ構成
CPUCore i7-11700K
GPUGeForce RTX 3080
メモリ32GB(DDR4-3200、16GB×2)

自作したPCで、メモリは2,933MHz(Gear1)に設定しています。

Java版(バニラ)

まずはJava版をデフォルトの状態(バニラ)で検証しました。

検証でプレイしたのはVer1.17.1で、描画距離以外の設定はご覧の通り。

Java版の基本設定

MSIのAfterBurnerを使用し、30人ほどの村人が動き回る村で定点観測した結果がこちら。

Java版(バニラ)フレームレート比較
32チャンク
46
24チャンク
87
16チャンク
135
8チャンク
216
4チャンク
256

RTX 3080を使っていても、32チャンクまで上げるとフレームレートが60を下回ります。

最適な設定は遊び方次第ですが、16~24チャンクあたりに設定するのがおすすめです。

Java版(OptiFine)

OptiFine

続いてマイクラの動作を軽くする超定番MOD、OptiFineを導入して検証してみました。

OptiFineを導入すると、描画距離の最大値が32から48に上がります。

48チャンク
48チャンク
16チャンク
16チャンク
4チャンク
4チャンク

描画距離を上げるほど、より遠くまで表示されているのがわかるでしょうか。

フレームレートの変化は以下の通り。

Java版(OptiFine)フレームレート比較
48チャンク
48
32チャンク
82
24チャンク
116
16チャンク
176
8チャンク
283
4チャンク
321

バニラの状態と比べると、フレームレートが大幅に伸びているのがわかります。

影MODを使う際にも必要となるため、Java版をプレイするならOptiFineの導入は必須と考えたほうが良いでしょう。

OptiFineを最適化

OptiFineを導入すると、「ビデオ設定」から「パフォーマンスの設定」をいじれるようになります。

OptiFineを最適化

画像の通りに設定して、定点観測した結果がこちら。

Java版(OptiFine 最適化)フレームレート比較
48チャンク
86
32チャンク
176
24チャンク
218
16チャンク
260
8チャンク
322
4チャンク
357

48チャンクでも快適にプレイできるようになりました。

OptiFineを導入するだけでも十分軽くなりますが、設定を最適化することで、さらにフレームレートを上げられます。

統合版(バニラ)

統合版はJava版と比べてグラフィックが軽く、描画距離(表示距離)は最大96チャンクまで設定できます。

96チャンク
96チャンク
48チャンク
48チャンク
16チャンク
16チャンク

無料で利用できるリソースパック「Hilltop Lifestyle」で検証した結果がこちら。

統合版(バニラ)フレームレート比較
96チャンク
38
80チャンク
50
64チャンク
69
48チャンク
88
32チャンク
120
16チャンク
240

動作が軽い統合版といえど、96チャンクまで上げるとフレームレートはガツンと落ち込みます。

48~64チャンクで十分快適にプレイできるでしょう。

統合版はモニターのリフレッシュレート以上にフレームレートが上がらないようです。

グラボ別の平均フレームレート

ここからはグラボ別の検証結果をご紹介します。

Java版の基本設定

描画距離は24チャンクに設定。

検証環境がブレないように、コマンドで時間帯を朝、天候は晴れに固定しています。

30人ほどの村人が動き回る村を、ぐるっと1周走り回った際の平均値を計測しました。

マイクラは遊び方によってフレームレートが大きく変動します。あくまで参考程度にご覧ください。

Java版(バニラ)

まずはJava版をそのままの状態(バニラ)で動かした結果がこちら。

Java版(バニラ)フレームレート比較
RTX 3080
78
RTX 3070
76
RTX 3060 Ti
77
RTX 3060
66
GTX 1660 SUPER
62
GTX1650
60

GTX 1650でも60前後のフレームレートを出せました。

エントリークラスのゲーミングPCでも、十分快適に遊べます。

OptiFineで最適化

OptiFineを最適化

OptiFineで設定を最適化すると、フレームレートが大幅に伸びました。

Java版(OptiFineで最適化)フレームレート比較
RTX 3080
154
RTX 3070
144
RTX 3060 Ti
142
RTX 3060
126
GTX 1660 SUPER
94
GTX1650
92

高リフレッシュレートに対応したゲーミングモニターにつなげれば、家庭用ゲーム機やスマホでは実現できないヌルヌル感を味わえます。

CPUの影響は受けづらい

Core i5-11400F

CPUをCore i7-11700KからCore i5-11400Fに変えて同じように検証したところ、フレームレートはほとんど変化しませんでした。

CPU別フレームレート比較
RTX 3060 & Core i7-11700K
126
RTX 3060 & Core i5-11400F
122

平均値は若干落ちていますが、計測誤差の範囲といえそうです。

影MOD

Java版の魅力は、さまざまなMODを導入できるところ。

いわゆる「影MOD」と呼ばれるものを導入すると、まるで別ゲームかのようにグラフィックが変化します。

MODなし
MODなし
MODあり
MODあり

水面や光源の描写など、MODによって表現方法はさまざま。

MODなし
MODなし
MODあり
MODあり

今回は人気の高い影MODを3種類ほどピックアップして検証しました。

検証した影MOD
  1. SEUS-Renewed-v1.0.1
  2. Sildurs Vibrant Shaders v1.29 Extreme
  3. BeyondBeliefLegacy_V1.2.0

ビデオ設定で「シェーダーの詳細設定」を変更する場合、グラフィックスの「最高設定」が使えなくなるため、「描画優先」に設定。

OptiFineも最適化した状態で検証しています。

ネザーを探索する際など、影MODを導入すると見づらくなることもあります。遊び方に合わせて選ぶことが大切です。

SEUS-Renewed-v1.0.1

SEUS-Renewed-v1.0.1

リアルな空や透明感のある水面が魅力の「SEUS-Renewed-v1.0.1」を試した結果がこちら。

影MOD導入時 フレームレート比較
RTX 3080
58
RTX 3070
52
RTX 3060 Ti
48
RTX 3060
48
GTX 1660 SUPER
31
GTX1650
30

RTX 3080でも平均フレームレートは60を下回りました。

カクつきを感じることなくプレイしたいなら、40以上はキープしたいところです。

Sildurs Vibrant Shaders v1.29 Extreme

Sildurs Vibrant Shaders v1.29 Extreme

こってりとした映像美を楽しめる「Sildurs Vibrant Shaders v1.29 Extreme」も処理が非常に重いです。

影MOD導入時 フレームレート比較
RTX 3080
48
RTX 3070
44
RTX 3060 Ti
44
RTX 3060
30
GTX 1660 SUPER
26
GTX1650
26

エントリークラスのゲーミングPCで導入するときは、設定を見直したほうが良いでしょう。

BeyondBeliefLegacy_V1.2.0

BeyondBeliefLegacy_V1.2.0

「BeyondBeliefLegacy_V1.2.0」は雲が一部黒つぶれするなど、マイクラの最新バージョンに完全対応していない印象です。

影MOD導入時 フレームレート比較
RTX 3080
52
RTX 3070
47
RTX 3060 Ti
45
RTX 3060
33
GTX 1660 SUPER
24
GTX1650
26

影MODは総じて重いものが多いため、PCのスペックが足らないときは描画距離を下げるなど、画質を落としてみるのがおすすめです。

リソースパック

続いてリソースパック導入時のフレームレートも検証しました。

影MODとは異なり、ブロックやアイテムの描写が変化します。

パックなし
パックなし
パックあり
パックあり

村人や動物の見た目が変わるリソースパックもあり、影MODとは少しちがう楽しみ方ができます。

今回検証したのは以下の3つ。

検証したリソースパック
  1. Dark+Souls+Legacy+v1.07
  2. Alacrity
  3. luna-freepack1-17-e2310

OptiFineは最適化し、ビデオ設定のグラフィックスは「最高設定」で検証しました。

Dark+Souls+Legacy+v1.07

Dark+Souls+Legacy+v1.07

人気ゲームの「DarkSouls(ダークソウル)」っぽい見た目になるリソースパックを試した結果がこちら。

リソースパック導入時 フレームレート比較
RTX 3080
150
RTX 3070
142
RTX 3060 Ti
140
RTX 3060
123
GTX 1660 SUPER
76
GTX1650
74

Ver1.17.1には非対応とのことでしたが、目立った不具合もなく普通に動かせました。

Alacrity

Alacrity

村人の顔が特徴的な「Alacrity」は、RTX 3060以下のグラボだとフレームレートが大幅に落ち込みました。

リソースパック導入時 フレームレート比較
RTX 3080
155
RTX 3070
140
RTX 3060 Ti
133
RTX 3060
52
GTX 1660 SUPER
43
GTX1650
44

意外と処理が重いようです。

luna-freepack1-17-e2310

luna-freepack1-17-e2310

「luna-freepack1-17-e2310」もほかのリソースパックと比べると処理が重いです。

リソースパック導入時 フレームレート比較
RTX 3080
69
RTX 3070
63
RTX 3060 Ti
57
RTX 3060
28
GTX 1660 SUPER
30
GTX1650
26

カクつきが気になるときは、描画距離などの設定を見直しましょう。

統合版

統合版は描画距離(表示距離)を48チャンクに設定。

「Hilltop Lifestyle」に村人を30~40人ほど解き放った状態で、マップをぐるっと周回した際の平均フレームレートを計測しました。

統合版(バニラ)フレームレート比較
RTX 3080
94
RTX 3070
91
RTX 3060 Ti
84
RTX 3060
80
GTX 1660 SUPER
70
GTX1650
67

GTX 1650でも快適にプレイ可能です。

RTX ON

統合版の一部リソースパックはレイトレーシングに対応。

Java版の影MODのようなもので、光の反射などがリアルに表現されます。

RTX OFF
RTX OFF
RTX ON
RTX ON

影MODとはちがい、RTXシリーズのグラボでないと利用できないのがデメリットでしょうか。

GTXシリーズのグラボでRTXをONにすると、画面が真っ暗になりました。

RTX OFF
RTX OFF
RTX ON
RTX ON

「Hilltop Lifestyle」をRTX ONで検証した結果がこちら。

統合版(RTX ON)フレームレート比較
RTX 3080
72
RTX 3070
56
RTX 3060 Ti
50
RTX 3060
46
GTX 1660 SUPER
GTX1650

Java版の影MODと比べると、そこまで重くない印象です。

動作の軽さが魅力の統合版ですが、MODでいろいろ遊びたいならJava版のほうがおすすめです。

マイクラのおすすめゲーミングPC

ドスパラのGALLERIA

ここからはマインクラフトを快適にプレイするうえで、おすすめのゲーミングPCについてご紹介します。

ゲーミングPCを販売している主要メーカーの特徴をざっくり整理すると以下の通り。

主なゲーミングPCメーカー
ドスパラ価格の変動は激しいものの、圧倒的な知名度を誇るGALLERIAが人気。
最短翌日出荷という業界最安レベルの超スピードの納品が大きな魅力。
HPデザインが美しく、コストパフォーマンスにも優れたOMENが人気。
当サイトで配布中の割引クーポンを活用するとさらにお得度がアップ。
パソコン工房プロゲーミングチームや有名ストリーマーとのコラボモデルが人気。
見た目のカッコよさにこだわるなら、RGB Buildモデルがおすすめ。
G-Tuneアフターサポートが24時間365日対応で、チャットやLINEでも相談可。
ゲーミングPCをはじめて買う方や、苦手意識がある方におすすめ。
フロンティア毎週更新されるセールは、業界最安レベルのお買い得品が多数登場。
台数限定のため人気モデルは売り切れには要注意。
STORMPHANTEKSやMSIのケースを採用したコスパの高いモデルを多数販売。
時期によっては納期が遅く、サポート対応時間が限定的なのが弱点。

ゲーミングPCは安ければいい、というものではありません。

基本的なスペックだけでなく、搭載されているパーツやアフターサポートなど、総合的に比較しながら納得のいく1台を選ぶことが大切です。

YoutubeでもゲーミングPCの選び方を解説しているほか、人気のゲーミングPCを何十台とレビューしています。

ゲーミングPC選びで迷っている方は、ぜひご覧ください。

マイクラがもらえるPCも

G-Tuneやドスパラなどの一部メーカーでは、ゲーミングPCを購入すると「Minecraft Starter Collection」が無料でもらえるキャンペーンを実施しています。

G-Tune
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ドスパラ
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ゲーム本編(統合版)と700Minecoins、スターターパックDLCが含まれるもので、PCでマイクラがやりたいなら非常に魅力的なセットです。

キャンペーンの内容やパソコンの価格は時期によって異なるため、最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。

パソコンでマインクラフトを楽しもう

マインクラフト

マインクラフトは比較的グラフィックが軽く、エントリークラスのゲーミングPCでも快適にプレイできます。

ただし、影MODやリソースパックを導入するとなると、ミドルクラス以上のスペックが欲しくなるもの事実。

さらにライブ配信や動画編集にも挑戦するなら、なおさらスペックには余裕を持たせておいたほうが良いです。

予算と用途に合わせて、マインクラフトを快適にプレイできる環境を整えましょう。

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