秋葉原の某所にて開催された、ツクモの新型G-GEAR(ジーギア)製品発表会に参加してきました。
どういったケースなのか、今までのケースと何がどう変わったのか、発表会の内容をかいつまんでご紹介します。
なおすでに公式サイトで最新モデルの販売がスタート。
搭載スペックや販売価格など、最新ラインナップについては公式サイトにてご確認ください。
こちらは今まで販売されていたG-GEARのケース。
お世辞にも「今っぽい」とは言えないデザインでしたが、それもそのはず。
旧型ケースが登場したのは2014年12月、つまり約10年前。
新型ケースはデザインを刷新。
光学ドライブをはじめ、フロントパネルの5インチベイは撤廃。
カラーはブラックのみで、ホワイトなどカラバリの販売は予定していないそう。
また、光るパーツは一切なく、スチールパネルでケース内部も見えない仕様。
昨今はピカピカ光る、魅せるゲーミングPCが主流ではありますが、光らずとも存在感のあるデザインに仕上がっています。
ハイエンドCPU、GPUも搭載可能な、エアフロー重視の内部構造に進化。
寸法は奥行きが445mm、横幅230mm、高さが460mmとミドルタワーとしては標準的。
グラボを支える専用ステーも採用し、大型グラボを安心して使用可能。
滅多に発生しないことですが、輸送時の振動や衝撃による事故のリスクも最小限に抑えているそう。
標準仕様では前面と背面に120mmファンを1台ずつ搭載。
注文時のカスタマイズで最大6台の120mmファンを搭載できるほか、Noctua製のハイスペックファンも搭載可能。
多少価格が高くなっても静音性にこだわりたい、という方には魅力的な選択肢といえそうです。
現時点でRGBファンは選択できないようですが、今後カスタマイズの選択肢として登場する可能性はあるとのこと。
電源ボタンや入出力端子はケース天面に配置。
Type-Cポートも標準搭載し、まさに今風のケースです。
フロントパネルが角ばったデザインになっているのは、G-GEARのロゴマークと同じくダイヤモンドをイメージしてのこと。
写真ではややわかりづらいですが、メッシュパーツもダイヤモンドの形状になっています。
フロントパネルを実際に触らせてもらったところ、簡単に脱着が可能。
ほこりがたまってきたときに簡単に掃除できるのはもちろん、ファンの交換や増設がやりやすいのも魅力です。
パネル自体は水洗いもできるようです。(取り付けの際はきっちり乾かすことが大事)
天面の防塵パネルもマグネット式で簡単に脱着可能。
電源直下にも防塵パネルがあるようです。
ストレージの拡張性については2.5インチ、3.5インチともに最大2台まで搭載可能。
大容量ストレージを搭載したい方にも対応できるようになっています。
空冷タイプのCPUクーラーは最大170mmまで、簡易水冷だと天面に最大280mmまで、360mmは前面に搭載可能。
E-ATX規格のマザーボードをはじめ、電源ユニットは奥行き220mm、グラボも360mmまで搭載可能と、ハイエンドクラスの大型パーツにもきっちりと対応。
現時点だと新型ケースを採用したモデルは、Z790やX670Eマザーボードを採用したハイスペック構成のみ。
B760などを採用したミドルスペックも順次登場するようです。
なおミニタワーのG-GERA Aimやコラボモデルなど、既存製品も引き続き販売するとのこと。
自作派の方にも人気が出そうな新型ケースですが、販売はBTOのみで、ケース単体での販売は予定していないそう。
シンプルながらも存在感のあるデザインで、ゲーマーの方はもちろんクリエイターの方たちからも人気が出そうです。
後日、実機をお借りできればより詳しくレビューする予定です。
拡張性やメンテナンス性に優れた光らないゲーミングPCを探している方は、ツクモの新型G-GEARをチェックしてみてはいかがでしょうか。