ASUSのゲーミングブランドROGの高級キーボード、ROG Claymoreをお借りしました。
テンキーを取り外せて、左右どちらにもつけられるという珍しいゲーミングキーボード。
どういったキーボードなのか、詳しくレビューします。
1万円を超えるゲーミングキーボード

ROG Claymoreは、記事執筆時点のAmazonでの販売価格が15,000円を超える高級ゲーミングキーボード。
仕様上のサイズは450x145x45mmと、一般的なテンキーありキーボードと同じくらいの大きさですね。
ただ、質量は943gと、見た目以上にずっしりとした重みがあります。
Cherry MX RGBスイッチ
ROG Claymoreはドイツ製のCherry MX RGBスイッチを採用しており、キーストロークの耐久性は5,000万回という天文学的な数値になっています。
普通に使っている限り、耐久性の問題で壊れることはないでしょう。
さらに、同時に複数のキーを押しても確実に検出が可能。
マウスとキーボードで操作するオンラインゲームは、「W」を押しながら「E」と「Shift」を押したり、キーを同時に押すことが多いですよね。
ROG Claymoreには100%アンチゴーストとNキーロールオーバーが搭載されているので安心です。
また、軸は赤軸と青軸を選べるようになっていて、今回お借りしたのは赤軸。
それぞれの特徴は以下の通りです。
赤軸
- スイッチ:超高速の線形応答
- ストローク:2.0mm
- 操作力:45g
青軸
- スイッチ:高速応答、軽いタッチ、明確な操作音
- ストローク:2.2mm
- 操作力:60g
赤軸の軽快なキータイプ音
実際に赤軸をタイピングしてみると、非常に軽快で「これぞ高級キーボードだ!」という感覚を味わえます。
感じ方には個人差があるものの、打鍵感が非常に軽く、タイピングがとても気持ちいいです。
キータイプ音もシャコシャコと軽い感じで、強めに叩いてもうるさい感じはしません。
タイピング中の様子を30秒ほどの動画にまとめたので、実際のキータイプ音を聞いてみてください。
高さは2段階で調整可能
キーボードの高さは2段階で調整が可能で、こちらはデフォルトの状態。

デフォルトの状態でもそれなりに高さがあるので、手首が痛くなりやすい方はパームレストを使いましょう。
裏側の足を立ち上げると、わずかに傾斜がついてタイピングしやすくなります。

本音をいうと、1万円を超えるキーボードなので、3段階くらいに調整できればいいのに・・・と思ってしまいました。
各種マクロも設定可能
ゲーミングキーボードの特徴といえば、各種マクロを設定できること。
ROG Claymoreには内蔵フラッシュメモリが搭載されているため、最大で6つのユーザープロファイルを保存できます。
ROG Armouryというソフトをインストールすれば、各種マクロの設定だけではなく、ライティングなども細かくカスタマイズ可能。
ゲーム中のキーストローク回数などのデータも追跡できるそうです。
英語配列に要注意
ROG Claymoreのキーボードは英語配列という点に注意が必要です。

日本語配列のキーボードと比べてエンターキーが小さめで、@マークなどの配列も一般的なキーボードと異なります。
慣れの問題ですが、英語配列のキーボードはめったに使わないので、最初はかなり戸惑いました・・・
テンキーは脱着式で左にも装着可能

脱着式のテンキーには回転式のボリュームコントローラーも付属。
手元で簡単に音量を調整できるのは便利ですね。
ただ、操作を誤ると急に大音量になって耳がやられそうです・・・

テンキーは写真のように左側にも設置可能。
さらに、ゲームプレイ中はテンキーをマクロキーパッドとしても使用可能です。
普段、仕事でもテンキーを使わない私としては、テンキーをなくしてもう少し価格を安くしてくれるとうれしいです。
ケーブルは脱着式

テンキーだけではなくケーブルも脱着式になっていて、キーボードを持ち運んだり、片付けるときに便利。
また、ケーブルが邪魔にならないように、ケーブル用の溝が用意されているのも好印象です。
ASUS Aura Sync対応で発光も自由自在

キーボードのバックライトはASUSのAura Syncに対応。
Aura Sync対応のマザーボードやグラフィックスを搭載していれば、LEDのイルミネーションをパソコン全体で同期することも可能です。
ゲーミングデバイスの発光にこだわりたい方にはうれしい機能ですね。
仕事にも使えるゲーミングキーボード

テンキー不要派の私は、ずっとこの状態で使用していました。
実際にPUBGやフォートナイト、モンスターハンターワールドをプレイしてみましたが、軽快なタイピングでとても使いやすかったです。
ゲームをプレイするときはテンキーを外して、仕事でExcelを操作するときはテンキーをつけて、という使い方もできそうですね。
テンキーを脱着できる個性的なゲーミングキーボードを探している方は、ぜひROG Claymoreをチェックしてみてください。