基礎知識

ゲーミングパソコンはデスクトップとノートどちらを選ぶべきか

デスクトップかノートか

ゲーミングパソコンを買うときにデスクトップかノートかで迷う人は少なくありません。

最近は高性能なゲーミングノートが多数販売されており、デスクトップと値段があまり変わらないモデルもたくさん。

このページではゲーミングパソコンの購入に迷っている方に向けて、デスクトップとノートの選び方についてまとめています。

ゲームのプレイスタイル次第

デスクトップかノートかで迷ったときは、どんなゲームをどれくらいやりこむかで考えれば結論にすぐたどり着けます。

ゲームのプレイスタイルは千差万別ですが、ここでは主な特徴別に分類してみました。

FPSゲーム・ガチ勢

Battlefield V

レインボーシックスシージやPUBG、Apex LegendsなどのFPSゲームをがっつりやりこむ方には、デスクトップのゲーミングパソコンをおすすめします。

RTX20シリーズを搭載した高性能なゲーミングノートもたくさん販売されていますが、冷却面や静音性でデスクトップには到底敵いません。

また、モニターの大きさもゲーミングノートでは17.3インチが限界。

デスクトップなら24インチや27インチなど、大画面でプレイできるため索敵もしやすくなります。

ノートパソコンにゲーミングモニターをつなげて、デュアルディスプレイにするのもひとつです。

最高画質かつ高フレームレートでFPSゲームを何時間も安定的にプレイしたいなら、あらゆる面でデスクトップのほうが有利です。

どっぷりMMORPG

黒い砂漠

ファイナルファンタジー14やドラクエX、黒い砂漠など、MMORPGがメインの方にはゲーミングノートをおすすめします。

MMORPGをやりこむほど、いつでもどこでもログインしたくなるものです。

出張で2~3日家を空けるとき、正月に実家に帰るとき、デカくて重たいデスクトップパソコンは持っていけませんよね。

極論、ゲーミングノートなら新幹線で移動中もゲームを進められます。(ネット回線は不安定になりますが)

MMORPGはパソコンの推奨スペックもあまり高くないため、エントリー~ミドルクラスのゲーミングノートでも十分快適に動かせます。

ゲーム実況の動画配信

モンハンのゲーム実況

ゲーム実況の動画配信をメインに考えている方には、どちらかというとデスクトップをおすすめします。

YoutubeやTwitchでの生配信がメインならゲーミングノートでも十分ですが、録画データの保存、動画の編集も考えていくならデスクトップが便利です。

たとえばゲームのプレイ動画をフルHDの60fpsで録画すると、30分ほどの録画でデータサイズは数GBを超えていきます。

毎日のように配信、録画を繰り返していると、あっという間にストレージがいっぱいに。

外付けのHDDやSSDを使ったり、不要なデータはどんどん削除していくのもひとつですが、デスクトップならストレージの追加が比較的簡単です。

コンソール機やスマホゲームの配信

PUBG MOBILEの配信

PS4やSwitchなどのコンソール機をはじめ、スマホゲームなどの実況動画を配信するときもデスクトップがおすすめ。

キャプチャーボードには内蔵型と外付けタイプ、大きく2種類ありますが、安定性という面では内蔵型に分があります。

がっつりゲーム実況をやりたいなら、デスクトップを選びましょう。

レトロゲーム愛好家

ロックマンクラシックコレクション

Steamでインディーズゲームを探すのが好きな方や、ファミコン時代のレトロゲームをプレイするのが好きな方は、ゲーミングノートのほうが取り扱いが楽です。

レトロゲームの中には専用グラフィックス非搭載の一般的なノートパソコンで動かせるタイトルもあり、エントリークラスのゲーミングノートで十分事足ります。

もちろんハイエンド仕様のデスクトップでレトロゲームを楽しむのも間違いではありません。

デスクトップの特徴

RTX2070をつけた状態のPC

ここまでタイプ別におすすめのパソコンをご紹介しましたが、ここからはデスクトップとノート、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

まずはデスクトップパソコンの特徴から見ていきましょう。

メリット

まずはデスクトップパソコンの主なメリットをまとめました。

相対的に性能が高い

デスクトップとノートパソコンを比べたとき、相対的にデスクトップのほうが性能は高くなることが多いです。

もちろんパーツ構成によって差はあります。

わかりやすい例だと、グラフィックカードにRTX2080を搭載していても、ノートパソコン向けのモデルは性能が若干下がります。

ノートパソコンはパーツの大きさにどうしても制限がかかるため、多少の性能ダウンは仕方のないこと。

性能面を何よりも優先するなら、デスクトップを買いましょう。

拡張性に優れている

NEXTGEAR i880SA1のケース内部

デスクトップパソコンは拡張性にすぐれているのもメリットのひとつ。

冷却性能を高めるためにCPUファンを簡易水冷タイプに変えたり、SNS映えを意識してビカビカに光るファンを増やしたり。

メモリの増設やグラフィックカードのアップグレード、ストレージの追加も難しくありません。

一方でノートパソコンの場合、グラフィックカードの交換は現実的に不可能ですし、ストレージの追加も外付けのものを使うケースが多くなります。

(追加オプションでストレージを追加できるモデルもあります)

ゲーミングノートの内部構成

写真をご覧いただくとわかるように、ノートパソコンの内部は所狭しと各パーツが搭載されています。

デスクトップパソコンはボディが大きい分、パーツの追加や内部構成のカスタマイズなど、自由度が高いです。

静音性と冷却効果も高い

水冷クーラー

今までゲーミングノートでゲームをプレイしたことはありますか?

ゲームによって差はあるものの、冷却ファンがフル回転してかなりうるさく感じます。

その点、デスクトップは大型のファンを搭載できるため、CPUやグラフィックカードに負荷のかかる状態でもとても静か。

簡易水冷タイプのCPUクーラーを使えば、重量級ゲームをプレイしているときでもCPU温度を50~60度前後にキープすることも可能です。

一方でゲーミングノートの場合、90度越えの状態が続いてしまうことも。

参考例として、デスクトップとゲーミングノート、それぞれでモンスターハンターワールドをプレイしたときのCPUやGPUの温度をご覧ください。

デスクトップ

通常時

ノート

ゲーミングノート

高温状態が何時間も続くとパーツの寿命を縮める恐れがあるため、冷却性能の高さはバカにできません。

デスクトップでもパーツ構成によってはCPU温度が90度を超えてしまうようなケースもあります。Core i7-9700K以上のCPUなら、水冷クーラーをおすすめします。

デメリット

性能面ではゲーミングノートを凌ぐデスクトップですが、やはりデメリットも存在します。

順に見ていきましょう。

大きくて置き場所に困る

GALLERIA XFのケース

デスクトップ最大のデメリットは、なんといってもデカくて場所を取るということ。

20畳くらいの大きな部屋を自由に使える方なら気にならないでしょうけど、一般的な部屋にデスクトップパソコンが現れると割と邪魔です。

重量も10kgを超えるモデルが多いですし、しっかりとした置き場所を確保しないといけません。

「本当はデスクトップが欲しかったけど、置く場所がなくてノートを買った・・・」

という方も多いのではないでしょうか。

小型ケースを使用したデスクトップもたくさんありますが、一般論としてケースが大きいほど性能も上がる傾向にあります。

そこそこ高性能なゲーミングPCを買うなら、覚悟を決めましょう。

基本的に有線接続

デスクトップの多くは有線でのネット接続を想定して作られています。

ノートパソコンやスマホと同じ感覚で考えていると、せっかくゲーミングパソコンを買ったのにしばらくネットにつなげられないという事態に。

無線でつなげたいときは、オプションで無線用のパーツを追加するか、USBでつなげるタイプの無線アダプターを購入しましょう。

無線LANのアダプター

一般論として有線でつないだほうがインターネットは安定するため、ケーブル類を手配できるなら有線でつなげることをおすすめします。

関連デバイスも必要

BenQのゲーミングモニター

もうひとつ忘れてはいけないのは、デスクトップパソコン単体ではゲームができないということ。

少なくとも以下のようなデバイスをそろえないと話になりません。

最低限必要なデバイス
  • マウス
  • キーボード
  • モニター など

FPSゲームをやるならヘッドセットも欲しいですし、モンスターハンターワールドやSEKIROで遊ぶならゲームパッド(コントローラー)も欲しくなります。

ストVや鉄拳などの格ゲーがメインなら、アケコン(アーケードコントローラー)も必要でしょう。

すでに持っている方は心配無用ですが、これからそろえる方はパソコン以外にもお金がかかることを忘れずに。

Amazonや量販店で格安品も多数見つかりますが、ゲーミングに最適化されたものを買うとなると、数万円単位で出費が増えていきます。

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おすすめする人

メリットとデメリットを踏まえて、デスクトップパソコンを購入すべき人はどういった人なのかをまとめました。

デスクトップと相性が良い人
  • 使用環境が固定されている
  • FPSゲームで負けたくない
  • 自分好みにカスタマイズしたい
  • 動画配信もやってみたい など

自分の部屋でじっくりパソコンゲームを楽しみたい方は、デスクトップを探してみてください。

ゲーミングノートの特徴

NEXTGEAR-NOTE-i5565を持ち上げた様子

続いてゲーミングノートのメリットとデメリットを見ていきます。

メリット

まずはメリットからご説明します。

どこでもゲームができる

ゲーミング用途に限らず、ノートパソコン最大のメリットは持ち運べるという点につきます。

「デスクトップもその気になれば持ち運べる!」

という意見も間違いではありませんが、ここでは無視します。

ゲーミングノートがあれば、電源さえあればいつでもどこでもゲームで遊べます。

ちょこっとログインする程度ならバッテリーだけで動かせますし、コンセントを使えるカフェでコーヒーを飲みながらゲームに没頭なんてことも可能。

もちろん何時間も席を占有したり、カチャカチャと音を立てて周りに迷惑をかけてはいけません。

マウスがあればすぐ遊べる

ゲーミングマウスの例

ゲーミングノートはキーボードとモニターが1体になっているため、マウスさえあればすぐにでもゲームをはじめられます。

デスクトップだとモニターやキーボードの購入で出費がかさみますが、ノートならパソコン単体でほぼ完結。

遊びたいゲームに合わせて、マウスやヘッドセット、コントローラーなどのデバイスをそろえていきましょう。

デメリット

ここからはノートパソコンのデメリットについて見ていきます。

カスタマイズは高難易度

デスクトップのパートでもご説明した通り、ゲーミングノートはカスタマイズの難易度が高いです。

ゲーミングノートの内部

メモリやストレージの交換も、デスクトップ以上に慎重な作業が求められます。

一例として、薄型ゲーミングノートに強いMSIは裏蓋を開けると保証対象外になるため、実質的にカスタマイズは不可能。

保証の範囲はメーカーによってさまざまですが、パーツ交換による故障は対象外になるケースが多いためくれぐれも気を付けてください。

メモリやストレージの容量で迷ったときは、購入時にオプションでスペックを上げておくことをおすすめします。

発熱と排気音の問題

ゲーミングノートを買うときに知っておきたいのは、発熱と排気音。

デスクトップとちがって空冷ファンの大きさに限界があるため、パソコン本体が熱を持ってしまいがちです。

ひざの上にパソコンを置いてネットサーフィンなどをする人もいますが、ゲーム起動中は絶対にやめてください。

最悪の場合、低温やけどになることも。

また、排気音の大きさも無視できません。

パソコンによっては小さめのドライヤーを付けているくらいの排気音がします。

イヤフォンやヘッドセットをつけていれば気にならないものの、近くに人がいるとイヤな顔をされてしまうかもしれません。

ACアダプターが大きい

ゲーミングノートのACアダプター

ノートパソコンは持ち運べるのが最大のメリット、と先ほどお伝えしました。

しかしながら、ゲーミングノートのACアダプターは総じてデカくて重いです。

高性能なパソコンほど電力をたくさん消費するため、どうしてもACアダプターは大きくなりがち。

レアなケースだと、ACアダプターを2つ使うゲーミングノートもあります。

持ち運ぶ前提で考えている方は、一般的なノートパソコンと比べてACアダプターが大きいことを忘れずに。

おすすめする人

ここまでのご説明を踏まえて、ゲーミングノートを選ぶべきは以下のような人です。

ノートパソコンと相性が良い人
  • デスクトップを置ける場所がない
  • 常にパソコンを持ち歩きたい
  • ゲーム以外に仕事でも使いたい
  • 気軽にゲームを楽しみたい など

ゲーミングノートは動画編集や事務作業なども快適に動かせますから、仕事用に使う人も少なくありません。

使いやすいゲーミングPCを

ゲーミングノートの例

私自身、ゲーミングノートとデスクトップの両方を使っていますが、どちらも一長一短です。

腰を据えてじっくりゲームをしたいときは性能の高いデスクトップ、普段持ち歩く用にゲーミングノート、と使い分けています。

どちらが正解で、どちらが間違いというものではないため、用途に合わせて使いやすいゲーミングパソコンを選びましょう。

あながた納得のいく1台と出会えることを願っています。

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